監督・永井秀樹は稀代のロマンチストかリアリスティックな戦術家か(J論)

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[木暮賢一郎FリーグU23選抜監督コメント]「フットサルのABCすら分かってない選手も多いから僕の指導を吸収してくことが大事だ」(2013/7/24)

6_木暮監督、タイムアウト時に技術指導

タイムアウトでパスの受け方など個々の動きの指導をする木暮監督。

 

 

選手として走り続けてきた男の姿を折に触れて見てきた者として彼の監督就任は極めて感慨深い。サッカーからフットサルに転向したばかりのころ、ウイニングドッグのメンバーとして、がむしゃらにプレーしてきた20歳の若武者はその後日本のエースとして君臨。昨年はA代表のキャプテンとしてワールドカップでわが国初の予選突破に貢献するとその直後に現役引退を表明。その翌年にさっそくFリーグU23選抜チームの監督に就任した。木暮賢一郎、33歳。5月の神戸フェスタで監督デビューを飾ると、準会員リーグに臨むが、その開幕節で3-15という記録的なスコアでフウガすみだに敗れた。このコメントはその試合直後のものだ。新人監督は“この年代に育成という言葉はふさわしくない”といいつつも、試合中のタイムアウトではベンチで個人戦術の指導まで飛び出した。目の前の試合内容に、そうせざるを得なかったのだろう。抜群の順応力で高みへ駆け上っていったが、自らフットサル界に飛び込み右も左も分からなかったころと同年代の若者を預かるチームの監督としてほろ苦いリーグデビュー。そこで彼は何を語るのか。

 

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

 

妥当な結果

 

—-お疲れ様。

木暮 はい。

 

—-厳しい結果になったが、今の気持ちは?

木暮 そうですね、いや、厳しいとかっていうことはまったくないですけどね。妥当じゃないですか。

 

—-妥当な結果、なるほど。

木暮 これくらいの差というか経験をね、ほんとは神戸フェスタの決勝でカタルーニャ選抜(スペイン)にさせてもらうプランだったんで。ま、神戸フェスタはたまたまカタルーニャとはできなかったですけど、それが1試合ずれたっていうだけで。ま、こういった経験ていうのは彼らにとって必要ですし。もしかしたらそれ以上のね、カタルーニャとやってこういう結果よりも同じ日本人相手のこの結果のほうが若い選手にとっての悔しさであるとか、次に向かうということを考えれば、ま、逆にね、いいんじゃないかなと。

 

—-攻撃面ではパスコースをつくる動きがなかったように思う。それはやはり練習不足による連携不足に尽きるのか。

木暮 連携不足というか、昨日1日しか練習してないんでね。神戸フェスタの練習は5回ぐらいやりましたけど、メンバーも変わってますし。まあ、ただそれは代表含めてね、つきものですから。1日の練習でそういったいい結果を出せなかったというのは監督である自分の責任、責任というか自分のことだと思っているので。

 

—-大敗の中でもチームのいい面は見えた?

木暮 15-3というスコアで負けてね、なんていうんですかね、練習試合っていうわけじゃないですし、いいところが見えたってことはないですけども。ただその、ポジティブな面、ネガティブな面、もちろん修正をしないといけないですから、そういう意味ではいいとこ悪いとこ含めて、もちろんこの点差というところ以上にね、内容のところをどう修正できるか。次に試合、1カ月後ですし、また同じようにメンバーも代わりますし。前日の1回の練習でまた次も臨むと思うんで、そういう意味ではこのグループで修正するっていうことは不可能なんで、選手も代わりますしね。ただまあ、こういった年代でね、何が必要かっていうところはしっかり分析をしてね、いい形でフィードバックできるようにしていきたいなと思います。

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