デジタルピヴォ! プラス

[阿久津貴志FリーグU23選抜コーチコメント]「木暮監督の意思をくんで、2016年、2020年のワールドカップで選手が代表にどれだけ食らいついていくかだと思います」(2013/7/25)

1_akutsu

胸の「Selecao”F”」を笑顔で示す阿久津コーチ。この茶目っ気は、堅物の監督が率いる寄せ集め集団にとって欠かせない存在だ。

 

 

湘南ベルマーレのゴレイロコーチが木暮監督の要請でFリーグU23選抜のコーチとして準会員リーグの開幕節にベンチ入りした。阿久津貴志、37歳。湘南の正ゴレイロ時代から下部組織の子どもたちを指導してきた経験も含めてコーチングメソッドの引き出しの豊富さはつとに有名だ。「監督ですけど、歳下なんで“木暮”と呼んじゃってます」という関係だが、ユーモア感覚あふれる性格は、生真面目な監督のもとで選手たちにとって貴重な存在となっているに違いない。我々プレスにとっても率直な語り口はありがたい。スケジュールが許す限りコーチを勤めて欲しいものだ。その阿久津コーチにフウガすみだとの試合後に話を聞いた。

 

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

 

木暮監督のコーチングはおもしろい

 

Pivo! こうして話聞くのも久しぶりだね。

阿久津 ほんとですね。お久しぶりです(笑)。

 

Pivo! という世間話はさて置いて(笑)、ゲームの結果を踏まえて今の気持ちを教えてほしい。

阿久津 そうですね、木暮監督がやろうとしているところの10%、20%も出なかったんじゃないかなっていうところは残念かなという感じです。

 

Pivo! チームとしてどんなテーマを持ってこのゲームに臨んだ?

阿久津 基本的にはディフェンスのところで個々が責任を持って、マンツーマンでひとりひとりが責任持って自分のマークを見る、というところで。そこでマークがずれてやられてしまうっていうところで一発目をやられているので、そこがずっと露呈しちゃった部分がありました。あれだけ点差が開くと、ちょっとやろうとしていることと、選手たちが点を奪いにいかなきゃということで空回りた部分とで歯車がぜんぜん合わなかったんじゃないかっていうふうには思います。

(残り 1950文字/全文: 2779文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ