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[Fリーグ第16節]町田・キャプテン横江「決勝点となった第2PKはファールをとりにいってつかんだもの。絶対に決める自信がありました」(2013/10/4)

1_レオ第2PK決める
38分54秒、つまりタイプアップまで1分6秒のところでキャプテン横江が第2PKから起死回生の逆転ゴールを決めた。

 

Fリーグ2013/2014 powered by ウイダーinゼリー第16節
Kickoff:2013年09月29日(日) 15時00分
相模原市立総合体育館 観客数679人

 

[試合結果]
ペスカドーラ町田 3-2 バサジィ大分

 

[得点経過]
1-0 13分03秒 町田 9 横江怜
1-1 21分30秒 大分 12 小曽戸允哉
1-2 22分00秒 大分 北嶋佑一
2-2 37分38秒 町田 6 本田真琉虎洲
3-2 38分54秒 町田 9 横江怜 ※第2PK

 

熱く、気力に満ちあふれた、迫力満点の逆転劇だった。
名古屋、大阪と上位2チームを破って破竹の勢いに乗る5位・大分を迎えた7位・町田のホームゲーム。前半、町田がキャプテン横江のゴールで先制するが“例によって例のごとく”後半開始2分までに2失点を食らう。またいつもの逆転負けのパターンか。会場は敗色濃厚。ところがこの日は違っていた。というより試合はここから山場を向かえる。町田は37分、本田のゴールで同点とするが、その本田がイエロー2枚で退場となる。これがタイムアップまでわずか1分39秒のことだった。退場によるペナルティーは2分。ということは試合終了まで、大分に得点が入らない限り、町田が5人に戻ることはない。最後まで4人で戦わなくてはならない。ただ守っていればよくて引き分けだ。絶体絶命とはこのことか。しかし、絶望的なこの状況で果敢に勝利を目指す3人がいた。チームの唯一の救いは大分がこの時点で5ファールを得ていること。横江、滝田、大池。3人のフィールドはその一点に懸けた。ボールを持ったら徹底して仕掛ける→ファールをもらう→大分6ファール→第2PK→勝利。できるかどうか分からない。ただ、その図式を完結させるためにやるしかない。そして…。男たちに歓喜の瞬間が訪れたのは残り1分6秒のことだった。

 

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

■監督&キャプテン会見

 

(試合を振り返って)
キャプテンが苦しい時期を乗り越えて奮起してくれた

 

町田・関野淳太監督 ほんとに、選手に感謝したいと思います。(この勝利は)選手が最後の最後まで真剣に戦ってくれた結果だと思います。最後の、(退場で)1人足りない、負けててもおかしくないああいう状況で、引き分けじゃなく勝ち切ることができたっていうのはもう、選手たちの精神力というかメンタリティというか、ほんとにこの試合を勝たなくてはいかないということをチーム一丸となってやれた結果です。僕はもう何もしてないし。ほんとに選手に助けられて今日の結果が出たと思います。
ゲーム全体についていうと、前半、先制することはできたんですけど、毎回毎回そうなんですけど今日も後半3分もしくは4分くらいで立て続けに2点とられてしまった。次の試合に向けて、今週は中3日しかないですけど、コンディショんをしっかり維持しながら修正したいと思います。
今回こうやって勝ててキャプテンのレオ(横江)がほんとに奮起してくれて。彼の2点はすごく大きかったと思います。正直僕も彼に関しては“干してる”時期もあって、苦しい時期をほんとに乗り切って、それでも腐らずやってきた彼の頑張りの結果だと思うんで。ほんとに彼には感謝してます。やっと横江怜が帰ってきたなと今日の試合ではすごく感じました。

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