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[藤里純の日々ゴレイロ]肩入れ(2013/10/24)

『肩入れ』

 

ある人の言葉に「サッカーの試合の8割は実はつまらない」というものがある。あながち間違いではない。サッカーの試合はほとんどがロースコアだ。さらに、一部のハイレベルなチームを除いて、相手の陣地に向かってロングボールを蹴り合うような試合も少なくはない。それでも、ごくまれに起きる好試合を見逃さないために、毎週のようにサッカーを見続けるのだ。しかし、これは中立の立場で見る試合の話である。例えばひいきのチームの試合を見ているときは、いくら退屈な展開が続いても、事故的にでも1点をとるか、とられるかに最後の1秒までハラハラし続けるだろうし、そこに退屈はない。これは今週の火曜日、水曜日の深夜に行われた欧州チャンピオンズリーグの試合を見て感じたことだ。欧州にひいきのチームがない自分は、強豪同士の注目試合を中心に観戦するが、そこで生まれるプレー、ゴールに感心はあっても興奮はないのだ。

 

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