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[Fリーグ第32節]湘南・相根澄監督「浦安と府中がこけてくれたのが、せめてもの救いだ」(2014/1/28)

1_中村猛のダイビングヘッド
『残り5試合、全勝を期す』のスローガンのもとにホームに北海道を迎えた湘南は、その初戦で勝つために体を張ってプレーした。写真は前半4分、仲間のシュートパスにダイビングヘッドに行く中村だが、その顔面に相手ディフェンスの足が入った。タンカーで運ばれた中村はこのあと、鼻にテーピングを施してピッチに戻ってきた。しかしその気迫あふれるプレーも勝利を引き寄せることはできなかった。

 

Fリーグ2013/2014 powered by ウイダーin ゼリー 第32節
湘南ベルマーレ 2-3 エスポラーダ北海道
2014年1月26日(日) 小田原アリーナ 観客:928人

 

[得点経過]
0-1 23秒 エスポラーダ北海道 オウンゴール
1-1 4分26秒 湘南ベルマーレ 10 ボラ
2-1 12分24秒 湘南ベルマーレ 7 安藤良平
2-2 13分18秒 エスポラーダ北海道 17 水上玄太
2-3 38分1秒 エスポラーダ北海道 13 鎌塚聖哉

 

トリプル・パワープレー

 

「いやあ、悔しいっすねぇ!」。湘南の相根監督はそういって会見室に姿を表した。確かに湘南にとって痛い敗戦だった。32節が終わって湘南は勝ち点15で7位のまま。タラ・レバの話になるが勝っていれば、この日ともに敗れた5位バルドラール浦安(同19)に肉薄し、6位府中アスレティックFC(同18)とは並ぶチャンスだった。そうしておいて府中との次節からの2連戦で連勝すれば浦安次第だが後期5位浮上の可能性もあり、現在5位のプレーオフポイントで4位以内も見えてくるところだった。だが、そのプランが大幅に狂ってしまったばかりか、クロモトとボラに加えて、短時間とはいえ安藤をもGKにしたトリプル・パワープレーを繰り出しての試合に敗れたことで、残り4試合の戦い方が極めて難しくなった。1つの敗戦がプレーオフ進出にこんなに大きく響くのもリーグ最終盤ならではだろう。相根監督の“敗戦の弁”を聞こう。

 

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