デジタルピヴォ! プラス

「来年のろう者フットサルW杯アジア予選が8月にイランで行われます」〜船越弘幸選手、ろう者日本代表活動を語る〜(2014/2/14)

1_船越のチーム
ピヴォチャン関東1大会に出場した聴覚障がい者チーム、DEAF 関東の面々。左後方で立っている人が船越選手で、関西からこの大会のために出てきてくれた。写真に写っている全員がろう者フットサル日本代表候補で、船越選手以外は関東在住メンバーだ。

 

メンバー全員が日本代表候補

 

『全国の精鋭よ、高い舞台へ這い上がれ!! F-CHANNEL Pivo! Champion’s Cup 2013/2014』関東 1大会・多摩予選が2月11日、フットサルステージ多摩で開かれ、そこに聴覚障がい者チーム、DEAF 関東が出場した。リーダーの船越弘幸さんは、フットサルマガジン ピヴォ!を読んでくれていた人には懐かしい名前かもしれない。聴覚障がいを持ちながら関西リーグでも活躍した選手で何度か誌面を飾ったことがあった。その船越選手は今もろう者日本代表で活躍している。その船越選手にメールで情報を寄せてもらった。ぜひ読んでください。

 

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

審判は笛の代わりにフラッグを使用

 

Pivo! 聴覚障がいの選手が試合でレフェリーの笛の音などをどうやって判断するのか。

 

船越 聴覚障がい者のフットサル大会(アジア大会、世界大会)では、審判は笛の代わりフラッグを使って周りにわかりやすくジャッジしています。でも健聴者の大会では、そういったものがないので笛が鳴ってもわからないままプレー続けてしまったり、相手がプレーを中断したら笛がなったんだなと察して止まったりします。それが逆に笛は鳴ってないのに相手が止まったから笛鳴ったと誤解してプレー中断してしまい、失点してしまうパターンもあります。だから、笛が鳴っていようが鳴ってまいが完全に周りが止まるまでプレー止めないようにしてます。それを主審に誤解されてカードもらうこともあります。

 

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