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[Fリーグプレーオフ1st Round]浦安・岡山監督「パスを回されたが、決定機はつくらせなかった」(2014/2/21)

1_1_岡山監督 勝敗がどちらに転ぶか分からない厳しい試合の中で岡山監督の表情に笑顔が絶えなかった。

 

Fリーグ2013/2014 powered by ウイダーin ゼリー プレーオフ 1st Round
バルドラール浦安 2-1 シュライカー大阪
2014年2月20日(木) 19:30Kickoff 岸和田市総合体育館(大阪)

 

[得点経過]
1-0 9分33秒 バルドラール浦安 25 完山徹一
1-1 12分20秒 シュライカー大阪 24 村上哲哉
2-1 32分18秒 バルドラール浦安 25 完山徹一

 

1_1_星翔太
技術と根性とインテリジェンス。星翔太は並みいるFリーガーの中でも一段抜けているかもしれない。

 

監督と選手それぞれの頂点奪取作戦

 

非常に興味深い記者会見だった。まず、岡山監督が、「前半も後半もパスは間を使われて回されたが、決定機ほとんどつくらせなかった。最後のところの強さっていうのは浦安の特徴だと思う」とプライドをにじませた。その高いチーム力の要因は選手層の厚さにほかならない。この日も、最終節でゴールをあげた稲葉洸太郎と副キャプテンのレフティー田中智基がベンチ入りしていない。中軸のひとり小宮山友祐はベンチ入りしたもののピッチに立ったのは前半8分過ぎ。つまりどこのチームに行ってもキャプテンを張りそうな、代表クラスの選手たちが、チーム内でしのぎを削っているのだ。岡山監督はそうした選手の中から目の前の試合にベストな布陣を敷くためのメンバー構成に腐心している。いい結果を出しているのもうなずけるし、もっといえば、浦安は最終節でプレーオフ2nd Roundで戦うバサジィ大分との直接対決を3-2で制している。こりゃ、ひょっとするとひょっとするかもしれない。そんな気にさせる1st Roundの浦安だった。もうひとつの驚き、それは、星翔太に代表される選手たちのインテリジェンスだ。星はキャプテンとして勝利を引き寄せるためにピッチで渾身のプレーを見せながら、直後の記者会見ではまるで“メディアトレーニング”を受けたかのような巧みなトークでプレスの気を引いてみせた。いわく“語りたいことがたくさんあるので、タイトルを獲ったときに語るべき場で語りたい”。史上初の、名古屋オーシャンズ以外のチームによる頂点奪取。そこへの期待感をキャプテンは独特のスパイスをまぶしながら、あおっている。いやはや、類いまれなタレント集団だ。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

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