デジタルピヴォ! プラス

小松竜一のフットサル戦術講座 vol.7「3:1システムの攻撃 (5)ピヴォ・アラ(2014/2/24)

図3
右アラからフィクソへのリターンパスを合図に、ピヴォと左アラがポジションチェンジをする。これがピヴォ・アラの動きだ。

 

3:1システムで攻撃するときのメリットは、ピヴォをうまく使って相手ゴール前で数的有利をつくることだが、逆にデメリットとしては、相手守備陣のフィクソが常に相手ゴール前に構えているため、裏へのスルーパスやサイドでの縦へのドリブルなどが予測力のあるフィクソにはカバーされてしまう可能性が高いことがある。よって前回までのパラレラ、ディアゴナル、ワンツーでは、まずピヴォがサイドに寄り、相手守備陣のフィクソをサイドに引き付けて、味方が上がるためのスペースづくりをするとともに、相手守備陣のフィクソがカバーに行くことを難しくさせることを最初のポイントとして挙げた。

 

図1
ピヴォが左サイドに位置取りしてフィクソをサイドに引きつけ、味方が上がるためのスペースをつくる。3:1からの攻撃の基本的な動きだ。だた、フィクソが中央寄りにいれば、フィクソは右サイドへのスルーパスにカバーに行くことができる。そこでピヴォ・アラの登場だ。

 

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