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[PUMA CUP 1次ラウンド]町田・金山友紀「イゴール中心に自分たちの力を代々木で証明したい」(2014/3/14)

1_金山先制ゴール
金山が後半1分に決めた先制ゴールのシーン。右からのキックインの浮き球をファーで受け胸トラップから右足を振り抜いた。「(胸での)コントロールがすべてだった」と自賛したゴールだった。

 

PUMA CUP 2014 第19回全日本選手権大会 1次ラウンド
ペスカドーラ町田(Fリーグ/東京) 2-0 SWHフットサルクラブ(関西地域第1代表)
ヴォスクオーレ仙台(東北地域代表) 1-4 ペスカドーラ町田
バルドラール浦安(Fリーグ、千葉) 1ー1 ペスカドーラ町田
2014年3月8、9日 宮城・古川総合体育館

 

[得点経過]
(バルドラール浦安 1ー1 ペスカドーラ町田)
0-1 21分 ペスカドーラ町田 7 金山友紀
1-1 26分 バルドラール浦安 25 完山徹一

 

▼覚醒せよ“眠れる獅子”

 

金山友紀に間して記者にはひとつの確信がある。“眠れる獅子”ペスカドーラ町田はイゴールを中心とするディフェンスに自信をつかみ今季後半から少しずつだが確実に結果を出していきプレーオフ進出へあとほんとにもう一歩のところまで行った。その尻上がりに調子を上げた要因はさまざまに語られているが、記者は“チーム全体がようやく金山友紀レベルに達したから”だと思っている。金山は“born’77”だから今年36歳。身長163cm、体重61kgの小柄な体からプレーに全身全霊を打ち込む。それは一度、彼がシュートパスにファーから飛び込む様を見れば納得がいく。スーパーリーグ時代から見せていた魂のプレーは全く錆びることがない。創成期からだからFでプレーして7年、周りは知り合いどころか友だちばかりだが、ピッチに立てば敵だ。汚いプレーには食ってかかる。イエローカードもいとわない。球際も激しく行く。仲間の緩いプレーにも容赦なく激しい言葉を浴びせる。無駄走りと紙一重のフリーランニングにも労を惜しまない。勝利にとにかく貪欲だ。チームの勝利を最優先する姿勢。そうしたマインド、戦う精神を仲間がようやく共有したのが今季後半だ。ただそれだけのこと。だから戦うメンタリティーをチーム全体が共有したこれからがペスカドーラの見どころだ。プレーオフ進出を寸前で逃した無念を乗り越えてチームはどう戦うのか、それを見定めたくて1次ラウンドの取材先としてグループFが戦う東北の地を選んだ。1位抜けを決めたバルドラール浦安戦の直後、金山に話を聞いた。

 

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

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