デジタルピヴォ! プラス

小松竜一のフットサル戦術講座 vol.9 3:1システムに対する守備(1)中央でのピヴォ当てに対して(2014/4/14)

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図1。

前回までは3:1システムからの基本的な攻撃パターンについて説明してきたが、今回からはそれらに対する守備のポイントを整理します。
まずはピヴォ当てについてだが、ここでは大きく分けて、ピヴォが中央に構えた場合のピヴォ当てと、ピヴォがサイドに張り出した場合の2つのパターンがあるが、今回は中央でのピヴォ当てに対するディフェンスについて考える。

 

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図2。

▼中央でのピヴォ当て

まずは中央にピヴォがいる場合、<図1>のようにアラがボールを持っていようと、<図2>のようにフィクソがボールを持っていようと、ボール保持者のマークは中央のピヴォへのパスコースを切ることが基本となる。しかしながらもしも中央のピヴォに当てられてしまった場合、以下のポイントに注意しながら守る。

 

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図3。

 

例えば<図1>の状況では、青3が赤2と赤4のパスコースを切れるポジションを取りつつ、赤3をマークし、同時に赤2が中にドリブルしてきた場合はカバーに行けるポジションを取る。青3がゴロ球でのサイドチェンジのパスを消した分、青4が中に絞ってピヴォ当てに備える。青4が中に絞った分、青1はややボールサイドに出て、赤2が青2をかわして縦にドリブル突破してきた場合のカバーに備える。青2はピヴォへのパスコースを切りながらボールに寄せるが、赤2から赤1にピヴォ当てされてしまった場合、絞っていた青4が、パスが来た方向とは逆サイドへのピヴォのターンをケアし、パスが来た方向へのピヴォのターンは青1がケアする(<図3>)。

(残り 1449文字/全文: 2123文字)

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