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レオの部屋

[レオの部屋]ワールドカップ(2014/6/19)

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こんにちは、PESCADOLA町田の横江怜です。第1回目はFリーガーの現状について簡単ではありますが、触れました。少なからず反響をいただいたようで、それを聞くと素直にうれしいです。ありがとうございます。また要望に沿って、テーマを持って可能な範囲で自分の引き出しから出せていければと思います。

 

今回は、世界中が注目して盛り上がっているワールドカップについて触れたいと思います。
全チームが初戦を終えて、強いなと感じたのはブラジル、ドイツ、オランダです。
ブラジルの試合を観るとフットサルの技術や戦術的な要素が本当によく出てきます。オスカルのトーキックももちろんそうだけど、個人の引き出しの多さとそれを選ぶ判断、そして実行する技術はすばらしいですね。サポートの質や駆け引き、細かい部分にも目がいきますね。
ただ、足の裏を使えばフットサルというのはナンセンスですね。今ではどこの国でもトラップやドリブルに足の裏を使ってます。
大事なのは使い分けと使い方。

 

それにしてもブラジルの足の裏でのトラップの頻度の多さは断トツではないでしょうか!? 特に狭いスペースや相手を背負った状態でボールを受けるときはほとんど足の裏でコントロールしていました。
相手を背負った状態で受けるときは下がりながらボールを受け、自分の前にあるスペースを使いながらコントロールするシーンが多いけど、ブラジルの選手はボールが入ってきた瞬間に足の裏でコントロールして相手を背負った状態で踏ん張って止まります。いわばPIVOですね。自分の前にあるスペースはPIVO当てをして入ってくる味方に使わせようというシーンがありました。
フッキやジョーなど前線の選手が相手を背負った状態でボールを受けても溜めることができて、その間にボールを持っていない選手がフリーランニングや動き直しをしてラインを押し上げることができます。
タッチライン付近で受けるサイドの選手も同様に前を向くことができないときに足の裏でコントロールをしている局面がかなりありました。そして相手を背負いながらもう1枚のディフェンスに挟みにこさせ、引き付けてからディフェンスとディフェンスの間を使う。背負っている状態でキープできるからこそのプレーですね。

(残り 2423文字/全文: 3365文字)

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