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シュライカー大阪・松宮充義「パス回しているだけでは点は獲れない、刺さないと!」(2014/6/22)

imageオーシャンカップ初戦で先制ゴールを決め大勝の口火を切った松宮。同カップ初年度と2年目を連覇した当時の復権に懸ける思いは熱い。

 

▼オーシャンカップ制覇への復権

シュライカー大阪は、オーシャンカップ(昨季までオーシャンアリーナカップ)で2008年と2009年に名古屋オーシャンズを破って優勝している。Fリーグの公式戦で名古屋以外で唯一、タイトル奪取に成功しているチームなのだ。その大阪も2010年以降は2012年までファイナルに駒を進めるものの、タイトルから遠ざかっている。復権への思いは、松宮、村上、瀬戸、林ら当時を知る古参のメンバーたちのハートで熱く燃えている。その彼らに火をつけるきっかけとなったのが、木暮新監督だ。オーシャンカップ初戦で勝利を飾ると、「この大会にはタイトルを獲りに来た」と豪語した同監督の攻撃的な闘い方が選手たちを奮い立たせている。このインタビューは、初戦で神戸に勝った直後に行ったもの。チームが志向するクアトロ(4-0のフォーメーション)から鮮やかなパスワークを見せるものの、ゴールに結びつきにくい弱点を内包している。そこを打開し先制ゴールにつなげたのがベテランの松宮。「相手を刺す動き」という彼特有の表現で、ゴールシーンを振り返ってもらった。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

▼今年に懸ける強い思い

Pivo! 今季公式戦初戦にして、神戸との関西ダービーを4-0のシャットアウト勝ち。最高のスタートが切れた。

松宮 そうですね。お客さんが観て分かってくれたと思いますが、いい勝ち方ができました。今季から監督が替わって、新メンバーが(稲田)瑞穂と(森)秀太と、あと若手が数人入って、心機一転という感じですね。気持ち的にもリフレッシュしてますし。

Pivo! 今日はパスワークを中心にプレー精度が非常に高かった。

松宮 そうですね、ほんとにみんなが優勝したいという思いがここ数年くすぶっていた部分があったんで、(今季は)始動も全チームの中で一番早かったと思うし。僕ら、去年の選手権終わってから2週間ちょっとしか休んでいないんで、4月の頭からずうっとやり続けて来たんで。

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