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[Fリーグ第2節]フウガドール・田村佳翔「自分が変わらなければ、ここで何かを残せると感じられた」(2014/6/28)

imageFリーグデビュー戦で豪快なゴールを奪ってみせた田村。

 

Fリーグ2014/2015 powered by inゼリー 第2節
フウガドールすみだ 1-2 シュライカー大阪
2014年6月27日(金)19:30Kickoff 観客数:1,339人

[得点経過]
0-1 8分31秒 大阪 7 江口孝一
1-1 33分01秒 すみだ 9 田村佳翔
1-2 37分16秒 大阪 30 松宮充義

 

▼鮮烈デビューを果たした若武者

大きな期待を集めたフウガドールすみだのFリーグデビュー戦は、ほろ苦いものとなった。木暮賢一郎新監督が率いるシュライカー大阪に挑んだ彼らは、序盤からアグレッシブにプレスを掛け続け、超ハイペースな展開へと持ち込んでいく。それはすみだの特徴の1つであり、どんな相手にも真っ向からぶつかっていくことで、試合は十中八九、会場の興奮を誘う展開となる。そしてこの試合もまた、そんな様相を呈していた。そこで、鮮烈なデビューを果たしたのは弱冠22歳、チームの新戦力、田村佳翔。ファイルフォックス府中からすみだへ移籍し、そしていきなりのメンバー入り。オーシャンカップでも存在感を示した若武者が、チームで2番目に多い6本のシュートを放ち、晴れの舞台で堂々たるプレーを披露。そして0-1で迎えた後半、中央からの強烈なミドルシュートをネットに突き刺した。今シーズンの躍進を予感させる田村に、試合後に話を聞いた。

まとめ◆本田好伸

 

▼人生で一番緊張したデビュー戦

Pivo! Fリーグの舞台に初めて立ちました。率直にどう感じていますか?

田村 もう死ぬほど緊張しました(笑)。22年間生きてきた中で一番緊張しましたね。前半は固すぎて、自分でも何を考えているのか分からなくなるほどでしたから。でも監督や仲間からハーフタイム中に、「あと20分でこの舞台は終わってしまうよ」といわれ、このデビュー戦は一生に一度しかない経験だと思ったので、もう頭でごちゃごちゃ考えていても意味がない。やらなきゃダメだと自分を奮い立たせて、それで後半は体も少し動くようになりました。

Pivo! 前半は自分でも納得がいかないパフォーマンスだった。

田村 そうですね、失点にも絡んでしまいましたし。本来であれば自分の持ち味であるスピードを、考えずに本能的に出せていたと思うんですけど、ごちゃごちゃと考えてしまって、どうしようと思っているうちに結局、失点につながってしまいました。

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