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Fリーグ・府中アスレ監督 谷本俊介の勇猛精進(2)「対照的なすみだ戦と神戸戦」(2014/10/22)

Fリーグ2014-2015シーズンが半分を終えました。

やっと半分?? いつの間にか半分?? と感じ方は人それぞれ異なると思います。

わたしはやっと半分と感じています。

その理由は、結果が思うように出なかったからに尽きます。

よく楽しい時間はあっという間に過ぎ、つらい時間はゆっくり進むといいますが、まさにそのとおり。

6連敗という最悪のスタートから始まり、8月に5連勝と一時息を吹き返しましたが、9月、10月は、負けはしなかったものの勝てない時期が再びやってきました。

連勝を伸ばし続ける中でいつか終わりは来るだろうと思っていましたし、その後のマネジメントとしては連敗さえしなければ着実に順位は上がるのでは・・・と思っていましたが、そう簡単にはいきませんでしたね。

連敗がストップした大阪戦の後、町田、神戸と連続の引き分け。

確かに連敗はしなかったものの、ここで2試合連続引き分けとなり勝ち点3を付けることができなかったのはもったいなかったですね。

2試合とも、試合の終盤で、こちらがリードしていただけに2試合続けてパワープレーで追いつかれたのは痛かった。

思い出すたびにいまだに悔しさがこみあげてきます。

この2試合で失った勝ち点4があれば後半戦に向けてどれだけ楽な状態で入れたか・・・。

と終わってしまったことをいつまでも悔やんでも仕方がありません。

大事なことは悔しい思いをすることとなった原因をしっかりと受け止め、それを改善して次につなげていくこと。

そういった状況の中、迎えた10月の第17節フウガドールすみだ、第16節デウソン神戸との試合。

日本代表の活動と各ホームアリーナの確保状況の影響で、我々府中の試合は変則的に17節(10月11日開催)が先に行われ、16節(10月18日開催)が後に行われました。

現在、7位~9位で、すみだ、府中、神戸の3チームがほぼ同じ勝ち点で順位を争っている状況でしたので、この2試合は後半戦に向けて上に昇っていくか下に沈んでいくかを占う大事な試合でした。

結果からいうと、すみだに3-9の大敗、神戸に6-5の僅差の勝利で1勝1敗。

プレーオフ進出という目標に向けて首の皮一枚つながったという感じでしょう。

試合に臨む前は必ず2勝しなければならないと強く意気込んでいましたが、1試合目のすみだとの試合で歴史的大敗をした後に、2試合目の神戸との試合を勝ちきれたのは、今になって考えると、1勝1敗でも納得するしかないなと感じています。

ではこの2試合の結果は、どのような背景、ディテールによって導かれたのか振り返ってみましょう。

すみだ戦に向けて2週間の練習期間があったわけですが、その間にまともに練習に参加できた人数はGK含めて10人。

代表に選出された皆本、ケガで離脱した柿原、小檜山、宮田、山田ラファエルユウゴ、三井健、田中(惇)と合計7名のメンバーを欠いたチーム状態でした。

その穴埋めとして、サテライトから特別指定選手の大津、宮川を招集し、ようやく試合の登録メンバー12名がそろいました。

そこにはメンバー争いを懸けた競争意識は存在せず、練習の質、雰囲気は最高とはいい難いものがありました。

すみだとの試合の直前に名古屋オーシャンズサテライトとの練習試合が組まれていたのですが、Fリーグのチームを倒してやろうと高いモチベーションで向かってきたオーシャンズサテの勢いに押され、あっさりと負けてしまいました。

実は既にそこで警鐘は鳴らされていたわけなのですね。

私自身、そこでの敗因は単純にモチベーションとコンディションの差によるものだろうと安易な考えで済ませてしまいました。

「この敗戦からみんなが危機感を抱いて、本番では絶対にやってやろうと思ってくれれば、いい薬になっただろ」と選手たちにも伝えました。

しかし、実際にはメンバーの変化によるチームパフォーマンスの低下がそこにはあったのです。

勝ち続けていたときのレギュラーメンバーは、1stセットが小山、山田、岡山、ソロカーバ、2ndセットが皆本、上福元、柴田、田村。

その2つのセットをそれぞれ支えているゲームメーカーの山田、皆本を欠いているわけですから、その影響は明らかに大きなものがありました。

その対策として、私が選んだ策は、ふだんの試合であまり多くの時間出すことができていない選手を信じて、こんなときだからこそ積極的に起用し、その選手たちの奮起に期待するということでした。

その選手たちの頑張りが、周りにも好影響を及ぼし、オレたちもやってやろうとレギュラー選手も躍動するという相乗効果も生まれればいいなと思っていたんですよね。

なので、ふだんはポイント起用でしかない、ロドリゴ、関を山田、皆本の代わりにそれぞれのセットに入れました。

またサテライトの大津、宮川もわずかな時間でも必ずピッチに立たせてやろうとも考えていました。

昨シーズン、このときと似たような状況でケガ人や出場停止選手が出た関係で、サテライトの大津がホームの名古屋戦にメンバー入りする機会がありました。

その試合勝ちはしたものの均衡した試合で自分自身が失敗を恐れて、大津をピッチに送り出せなかった経験を悔やんでいたのがあったので、今回はどんなことがあってもみんなを起用しようと考えていました。

ただ、その結果はさんたんたるもの。

わたしの期待は淡いもの・・・いや浅はかなものであり、期待して起用した選手たちが次々に失点に絡み、チーム全体が負の連鎖に陥り、前半だけで1-7の散々な結果を招いてしまいました。

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