小松竜一のフットサル戦術講座 vol.16 4:0システムの攻撃(3)ダイヤのゾーン・ディフェンスに対して(2014/12/19)
図1。青1がゴール前に先に陣取ることで、守備側が自陣ゴール前で相手攻撃陣より早く数的有利をつくることがダイヤのゾーンを敷く最大の狙いだ。
図2。赤2がドリブルで左サイドに仕掛けた場合、青3についてこられたら左サイドで2対3の守備側有利となる。
4:0システムの攻撃に対しては、今までに紹介したボックスのマンツーマンかゾーン・ディフェンスで対応することが多いが、まれに、相手の4:0の攻撃の形に合わせることなく、ダイヤのゾーン・ディフェンスで守るチームもある。今回はそのときの攻撃のポイントを解説します。
ダイヤのゾーン・ディフェンスの狙い
まずは図1の基本の形から、ダイヤのゾーン・ディフェンスを用いる狙いを考えてみたい。スタート地点では、中央のエリアでボール保持者の赤2、赤3対青3の2対1で攻撃側有利の状況になっている。しかしながら、例えば図2のように赤2がドリブルで左サイドに仕掛けていった場合、青3について来られたら、左サイドで、赤1、赤2対青1、青2、青3の2対3で守備側有利の状況となる。
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