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[Fリーグ第25節]ヴォスクオーレ仙台・比嘉リカルド監督「リードしたあと、相手の攻撃にすごいいい守備をできた」(2015/1/9)

image9日に再開するリーグ最終盤の“危険な存在”となるか、ヴォスクオーレ仙台。

 

Fリーグ2014/2015 powered by in ゼリー 第25節
エスポラーダ北海道 3-1 ヴォスクオーレ仙台
2014年12月13日(土)横浜国際プール 観客数 1,857人
えs
[得点経過]
0-1 10分58秒 仙台 10 今井翔
1-1 16分52秒 北海道 17 水上玄太
2-1 30分57秒 北海道 22 神敬治
3-1 34分58秒 北海道 17 水上玄太

 

絶対に侮れないチーム

中断前の26節までのヴォスクオーレ仙台の成績は、3勝5分け18敗、勝ち点14、得点51、失点103、得失点差-52で、11位。数字から見ると相変わらず低迷が続いている。ただ、23節で2位のバサジィ大分に4-3で勝利し、現在5位のペスカドーラ町田には2引き分け(1敗)と上位相手に健闘している。再開後の仙台の対戦相手は、府中(2試合)、浜松、神戸(2試合)、名古屋、すみだ。特にプレーオフに進出するために負けが許されない府中にとって仙台は要注意だ。その仙台を支えているのが、積極果敢なディフェンスと、そこからのカウンター。25節の北海道戦では相手ディフェンスが戻り切らないうちにミドルを放り込み、こぼれに詰めて今井が先制している。仙台のディフェンスは相手ドリブラーに対してズルズルと下がることなく激しく寄せてボールを奪いにいく。奪えなくてもこぼれれば周りのカバーリングでカウンターにつなげる。そこから速いボール回しで相手ゴールへという連携がこの試合の前半にも見えた。このディフェンスがある限り相手にとって先制を許すと挽回するのは限りなく難しくなる。経験の浅い選手が多いだけに勝ちにつなげられない試合が多い仙台だが、今季ここまでの経験をチームは無駄にしていない。かつて日本代表で活躍した比嘉監督も、北海道戦後の会見で「リードをとって、その後、相手の攻撃に、すごいいい守備をできたところがあった」と手応えを口にした。まだまだ得意のカウンターにつなげる確率は低いが、レベルアップは確実にしている。終盤に向けて一波乱起こしそうなチームの成長ぶりを比嘉監督に聞いた。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

image北海道のエース室田祐の突破を阻止する今井。チームのディフェンスに厚みが出てきた。今井はこのあと先制ゴールを決めている。

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