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[Fリーグ第32節]エスポラーダ北海道・高山剛寛選手「フィジカルの部分が形になって見えてきている」(2015/2/14)

写真2_1キャプテン3年目の今年、高山は心身ともに大きくレベルアップした姿を見せている。

 

Fリーグ2014/2015 powered by inゼリー 第32節
エスポラーダ北海道 3-3 名古屋オーシャンズ
2015年2月8日(日) 北海きたえーる 観客数2,819人

[得点経過]
1-0 15分33秒 北海道 17水上 玄太
1-1 27分05秒 名古屋 12前鈍内 マティアス エルナン
2-1 27分19秒 北海道 2高山 剛寛
3-1 37分30秒 北海道 2高山 剛寛
3-2 39分05秒 名古屋 13渡邉 知晃
3-3 39分55秒 名古屋 13渡邉 知晃

 

キャプテン・高山が殊勲の2得点も名古屋に引き分け

第30・31節の名古屋セントラルで連勝を果たし、その結果チーム史上初のプレーオフ進出を決定させた北海道。チャンピオンチームの名古屋、そしてプレーオフを賭けた直接対決となった大阪に連勝し、チームは悲願を成し遂げた。凱旋試合となる今節の名古屋戦は、その雄姿を見ようとホームアリーナ・北海きたえーるに今季2番目の動員数となる2,819人のサポーターが詰めかけ、今度はホームで名古屋を倒すところを! と期待を込めた熱い声援を送った。

試合は15分、水上が左の深い所から入れたクロスをゴール正面で室田祐希が受け、ディフェンスに詰められ混戦となったところで室田佑がヒールで流したボールに水上が反応し北海道が先制。森岡や北原を欠くも、セルジーニョや前鈍内らが圧力をかける名古屋に対し1-0で前半を折り返した。27分に同点とされるも、直後のプレーで高山が豪快に決め2-1と勝ち越し。さらに名古屋がペドロ・コスタをゴレイロに置いてパワープレーに出た直後の37分、再び高山が見事なパワープレー返しを決めて3-1と、ここまでは北海道が優位に試合を進めた。

しかし最後の1分の間に渡邉が得点し名古屋が3-2と迫り、残り5秒で再び渡邉が押し込んで名古屋が執念の同点劇を演じ、北海道にとっては無念のドローに終わってしまった。小野寺監督も「あそこでボールが一度切れていれば、勝つことができたのかなという悔しさがにじんでくる」と吐露し、選手の気持ちを代弁した。

しかし、この勝ち点1は貴重だ。次節で5位大阪に勝ち点で並ばれる可能性があるが、得失点差は北海道が大きく引き離している。この引き分けで、北海道は4位の座をほぼ確定させたといってよい。

この日の試合で2得点をあげ、チームキャプテンとしてチームを引っ張る北海道の高山に試合後にインタビュー。プレーオフへの意気込みも聞いた。

まとめ◆デジタルピヴォ! 北海道特派員T

 

写真2_2同点とされた直後に勝ち越し弾をたたき込み、チームメイトと喜び合う高山。この後、パワープレー返しから3点目も奪う。

 

写真2_3「しっかりトレーニングを積んできたが、詰め切れなかった」とパワープレーでの2失点を反省した。

 

写真2_4小野寺監督も「人間的にも結果としても、チームを引っ張ってくれている」と、キャプテン・高山を信頼している。

 

カウンターを急ぎすぎていた部分があった

ピヴォ!:今日の試合を振り返って。

高山:先制点を獲って追いつかれての試合でしたが、(1失点目を)獲られてからすぐ追いつけたのが本当によかったのかなと思います。パワープレーを仕掛けられて、最初はしっかり対応できて、そこでパワープレー返しをすることもできたんですけども、やっぱり最後の残り1分で決められて追いつかれてしまったので、ホームでは1試合も負けないという強い気持ちを持って臨んでいるので、引き分けという結果は途中まで勝っていただけに悔しく思います。

(残り 2847文字/全文: 4332文字)

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