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[Fリーグ第33節]エスポラーダ北海道・小野寺隆彦監督「プレーオフを決めて、僕もピッチの中で戦っている気分だ」(2015/2/17)

写真1_1試合後、サポーターと共に喜びを分かち合うエスポラーダ北海道。小野寺監督は「日本一」とサポーターに感謝を表す。

 

Fリーグ2014/2015 powered by inゼリー 第33節
エスポラーダ北海道 3-2 アグレミーナ浜松
2015年2月15日(日) 北海きたえーる 観客数2,233人

[得点経過]
0-1 0分17秒 浜松 15 野島倫
0-2 2分25秒 浜松 22 田中充彦
1-2 8分27秒 北海道 3 吉田順省
2-2 16分30秒 北海道 15 室田翔伍
3-2 32分36秒 北海道 10 鈴木裕太郎

 

いきなりの2失点もきっちりと逆転勝ち。北海道、いざプレーオフへ

ホームゲームに勝利できた安どか、それともプレーオフへの期待か。試合後の記者会見場に現れたエスポラーダ北海道、小野寺監督の顔からは、高揚感があふれ出しているかのようだった。

ホームで迎えたリーグ最終戦、開始直後の3分間でいきなり浜松に2点を献上しサポーターをヒヤヒヤさせたが、その後は要所で得点を重ね32分に逆転。浜松のパワープレーも、前節の反省を活かしてきっちり守り切り勝利でリーグ戦を終えた北海道。これで16勝10分7敗の勝ち点58、Fリーグへの参戦初年度である2009シーズン以来の4位という、チーム史上最高タイの成績でリーグ戦を終え、悲願のプレーオフ進出を果たした。順位もさることながら、なによりすばらしいのは失点数がリーグ最小の68失点で終えたこと。2位が名古屋と町田の79失点ということを考えると、抜きん出た守備力を発揮したといえる。

この成果が、今シーズン集中的に取り組んできたフィジカル強化のたまものであることは間違いないが、そのあたりの手ごたえは監督としてどうとらえているのか。そして初のプレーオフに挑む現在の心境は。試合後の小野寺監督にインタビューを行い現在の胸の内を聞いた。記者会見でのコメントと合わせてお知らせする。

まとめ◆デジタルピヴォ!北海道特派員T

 

写真1_2戦況を見守る小野寺監督。

 

写真1_3開始前、円陣を組む北海道。

 

写真1_4全員がハイタッチで先発メンバーをピッチに送り出す。

 

写真1_5関口を中心にまとまる守備は、今シーズンのリーグ最小失点という結果を生んだ。

 

■記者会見

写真1_6記者会見でコメントする小野寺監督。

 

(試合を振り返って)

エスポラーダの形が自分の中で表れている

エスポラーダ北海道・小野寺隆彦監督 非常に入りの悪いゲームで本当にどうしようかなと。何点獲られちゃうんだろうとヒヤヒヤする試合の入りでした。1年間の成長を見せてくれる逆転劇ということで、満足はしていませんがたくましくなったなと感じています。プレーオフ進出が決まっている中で、息のつく間もなくシーズンを戦わなければならなかったので、メンタル面も含めて選手のコンディションも難しかったところが多々あるのかなと思うんですけども、それでも気持ちを切らさずに今日のようなエスポラーダらしい試合を見せてくれて、非常に自分たちらしくなったなと思います。エスポラーダの形はこういうものだというのがなんとなく自分の中で形として表れているところです。

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