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[ユース選抜トーナメント]愛知県選抜U-18・高橋優介監督「フットサル専門チームらしい攻守の切り替えの早さが足りない、そこが嫌だ」(2015/3/30)

1_高橋監督予選第1試合、茨城県のサッカー名門校、鹿島学園高校戦を前に選手に指示する愛知県選抜の高橋監督。チームは19人の登録選手中17人が名古屋オーシャンズU-18の所属選手が占める“単独チーム”だ。

 

ユースフットサル選抜トーナメント2015 1次ラウンド
鹿島学園高校(関東地域代表2) 3-6 愛知県選抜U-18(東海地域代表)
兵庫県選抜U-18(関西地域代表1) 1-4 愛知県選抜U-18(東海地域代表)
2015年3月24日(火) 墨田区総合体育館(東京)

[参加チーム]
Aグループ
東北:八戸工業大学第一高校(青森県)
中国:浜田フットサルクラブU-18(島根県)
北信越:富山県選抜U-18(富山県)
関東:FOOTBOZE FUTSAL U-18(東京都)
Bグループ
関西:兵庫県選抜U-18(兵庫県)
北海道:北海道U-18選抜(北海道)
関東:鹿島学園高等学校(茨城県)
東海:愛知県選抜U-18(愛知県)
Cグループ
四国:高知中央高校(高知県)
関西:TEAM AUELU U-18(大阪府)
開催地:東京都ユースリーグ選抜U-18(東京都)
九州:大分県選抜U-18(大分県)

 

2_愛知県選抜チーム愛知県選抜は初日に行われた予選2試合を順当に勝利した。

 

実態は名古屋オーシャンズU-18

これは、9つの地域の代表と開催地枠の計12チームがU-18年代の日本一を競う大会だ。その中でユニークな存在が、愛知県選抜U-18。登録選手19人中17人が名古屋オーシャンズU-18に所属する選手が占めている。指揮をとるのも、オーシャンズのトップチームのコーチを兼任する高橋監督だ。そのことを予備知識として持っておく必要がある。その愛知県選抜がBグループで唯一予選で2勝し戦前の予想どおりにダントツの優勝候補に躍り出た。しかし、高橋監督のチーム評は予想以上に厳しかった。小学生の時から育ててきた選手がいるチームへの愛がそうさせるのだろうか。厳しい指示を飛ばして気の緩みを引きしめようという意図がみてとれた。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

普段歩かないところで歩いてる

Pivo! 予選2試合を終わって、Bグループで唯一2勝しているが。

高橋 結果はいいんですけど。そうですね、僕ら、愛知県リーグ2部(全10チーム)でU-18に大学生2人を入れて「名古屋オーシャンズU-21」として戦ってるんですけど、今季は残り3戦で最下位。残りの上位相手の試合を勝たないと残留できない状況だったんです。でも、そこですごく集中して、チームがいい状態で、最終的に5位で終わったんですね。で、このユース選抜大会は3年生にとって最後の公式戦だからと、そこに向けてやってきたんです。ところが、この大会が後から入ってきた分、乗り切れてないのかなっていうのを雰囲気として感じてて。なんというんですかね、ちょっとしたところで、普段歩かないところで歩いちゃったり、相手のことを見てなかったり、ボールに意識がいかなかったりというのがチーム全体として多い。ああいうプレーをしちゃいけないと思うんですよ。フットサル専門でやってるチームっていうのは、攻守の切り替えの早さが求められる。コートが狭い競技なので、技術とか、戦術眼とか、そんなもんじゃなくて、そこはみんなが下手でも何でもみんながやれることじゃないですか。早く動けるか、強く行けるかは分からない。でも、それはやれるでしょっていうところがまだまだ足りないんで。僕はその部分が嫌ですね。決定機を外しまくる、しょうがない、そういうこともある。なんですけど、それよりも気になるのは、特に守備への切り替えとか、攻撃でもう少し前へ行けば2:1が3:1になるのに、ちょっと止まっちゃうみたいなのが多少見えるのでそれがすごく気になりますね。

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