[無料記事/ゼビオ東京F女子1部リーグ]VEEX TOKYO Ladies、集中力の高さを見せて東京都1部リーグ初勝利を飾る(2015/6/4)
SuperSports XEBIO 東京都女子フットサル1部リーグ2015 第2節
2015年5月30日(土)エスフォルタアリーナ八王子
[ 試合結果 ]
VEEX TOKYO Ladies 1-0 TapaZida
(得点者)
3分 VEEX #15 小出夏美
5月3日に開幕した東京都女子1部リーグは優勝候補と目されるTapaZidaと、日本代表経験者が多数所属し、エントランスリーグから着々とステップアップしてきたVEEX TOKYO Ladies(以下VEEX)が黒星スタートする波乱の幕開けとなった。
1部優勝と関東リーグ昇格のためにも連敗スタートは避けたい2チームの対戦が第2節に行われ、序盤に先制点を奪った後に辛抱強くTapaZidaの猛攻に耐えたVEEXが都1部での初勝利を挙げた。
まとめ◆デジタルピヴォ! 記者YNG
試合開始から前プレでVEEXがペースを握ると、ピヴォに入った#5伊藤華恵がボールキープしてフィクソの小出が背後に走り込んだところへヒールで落としてキーパーと1対1の状況をつくり出し、軽くフェイントを入れながらタイミングを見て冷静にゴールを決めて先制した。
その後も前プレで相手を自陣から出さず、キックインでのサインプレーで#16篠崎圭子や#11多々良真希が際どいコースへミドルシュートを放つなど攻勢が続くもTapaZidaは粘り強い守備を見せてボールを奪ったら一気にカウンターを仕掛けて逆襲に転じていた。
特に得点能力の高いTapaZida#15伊藤果穂はここ1年ほどのVEEXとの数試合ではゴールをよく決めており、この試合も強烈なシュートを何本か放っていた。
しかし伊藤には2人がかりで素早く挟みにいくことをVEEXは全員が徹底してしっかり守り切って前半を終えた。
何度も対戦していることでお互い相手のストロングポイントをわかっているだけあり、そこをしっかり抑えて後半も進んでいったが、突如大きな地震が発生して試合は一時中断。
安全確認がとれて試合再開となってからはさらに白熱した試合展開となった、VEEXはピヴォ当てで中央からの攻撃、TapaZidaはサイドからの攻撃を多用しお互い惜しい場面を何度もつくり出すものの気迫の伝わる体を張った守備を見せてゴールは許さず、最後はVEEXがボールをキープして時計を進めて試合終了。VEEXが都1部リーグでの初勝利を挙げて順位を上げた。
早い時間帯に先制点を挙げ、守備ではVEEXキラーともいえるTapaZida伊藤を封じて自分たちのできることをほぼ完璧に遂行したVEEXは地震での一時中断後も高い集中力を保ち、体を投げ出してシュートブロックする気迫も見せて1対0という渋い試合を制して成長を感じさせてくれた。
TapaZidaは開幕2連敗となってしまったが、チームの一体感は強くこれから巻き返していくと思われる。
まだまだ東京都女子1部リーグは混戦になっていくのではないだろうか、今後も楽しみにしていきたい。