ペスカドーラ町田、“岡山チルドレン”7人の可能性を探る。(2015/7/4)
ペスカドーラ町田・岡山孝介監督。
2014/2015シーズンはペスカドーラ町田アスピランチの監督もしていた。
今シーズン、トップにはアスピランチ出身の選手が7人所属する。
現在、試合にもそれぞれ出場していて、『岡山チルドレン』の旋風が巻き起こるのは時間の問題だ!
その7人とは日根野谷、中井、原、西村、服部、新倉、鈴木。
そのうち、西村、服部、新倉は今シーズン、アスピランチよりトップ昇格を果たした(西村と新倉は2重登録)。
今回は岡山監督に岡山チルドレンの強みについて教えてもらった(中井は先日インタビューを行ったので今回は省略)。以下は岡山孝介監督のインタビュー。
まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤学
古澤:それぞれの選手の強み・期待するところを教えてください。
岡山:服部と日根野谷は特に特徴的です。服部は大事なところで点を獲れるところが強みです。また、セグンドに飛び込んだり、ドリブルで勝負もできます。サポートの質等の戦術理解が高まれば、もっとらしさが出てくると思います。ただ、今は周りに合わせている段階なので、そこを無意識にできるようにならないと、 彼本来の持ち味をコンスタントに出すことは難しいかもしれません。そこを乗り越え、危険な仕事ができる選手に育ってほしいと思っています。
次に日根野谷です。ピッチ上で気持ちを前面に出せること、寄せが早く、相手の自由を奪うことができることの2点が最大の特長です。 また、切り替えのスピードも早く、攻守両面において戦術理解も悪くないので、比較的バランスがいい選手だと思います。
古澤:もともとポテンシャルは高く、技術が高いですよね。トラップもうまいですし。
岡山: ただポジション柄もっとタフにならないといけないですし、ディフェンスで強さをもっと持たないといけないと思います。
古澤:タフ、強さとは?
岡山:倒れてしまうシーンも多いし、そこは強くなっていかないといけないです。純粋にフィジカルの部分、体の入れ方、使い方、バランス感覚を養っていく必要があります。
古澤:日根野谷選手はチームの潤滑油となりますね?
岡山: そういうタイプではありません。もちろん調子がいいときはそういう役割もできますが…。一番求めているのは守備の部分になります。寄せや1対1、そしてカバーリング等、守備全般の仕事です。なので、ほかの選手以上に守備に対しては要求をしています。潤滑油的な役割は西村や原に求めています。
古澤:それでは、ほかの選手に関して教えてください。
岡山:新倉、西村、原の3人は運動量が豊富で戦術理解度も高いですし、柔軟性を持ってプレイできます。本当にサポートとか動きの質で違いを見せられます。現時点でも既によさは見せれてはいると思いますけど、まだ経験が不足しているから試合によってうまくいかなかったり、普段できていることができなかったりということはもちろん出てきてしまいます。ただ、それは経験を積んでいくしかないと思います。経験を積み、今のような向上心を持ち続けることができれば、 将来中心選手としてもやっていけるだけのものを持っている選手たちです。
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