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[無料記事]ペスカドーラ町田横江怜選手・レオクリ「僕が教えているのはフットボール」(2015/9/18)

(タイトル写真)

 

Fリーグ第18節アグレミーナ浜松戦ではイゴール、横江、篠崎、森谷、本田のセットのパスワークは芸術的で目を見張るものがあった。 9月19日は第20節バサジFリーグ第18節アグレミーナ浜松戦ではイゴール、横江、篠崎、森谷、本田のセットのパスワークは芸術的で目をみはるものがあった。

 

9月19日は第20節バサジィ大分戦があり、その翌日はアネルフットサルパークで横江、篠崎、森谷、小野寺、橋本はクリニックをする。
そんな忙しい横江選手だが、

 

8月30日(日)川崎市幸スポーツセンターにてレクレイオ・フットサル主催でレオクリ=ペスカドーラ町田・横江怜選手のフットサルクリニックが開催された。8月30日(日)川崎市幸スポーツセンターにてレクレイオ・フットサル主催でレオクリ=ペスカドーラ町田・横江怜選手のフットサルクリニックが開催された。

 

アシスタントコーチは同じくペスカドーラ町田の原辰介選手 完全に黒子に徹しているが、原選手の素の部分も垣間見れる。アシスタントコーチは同じくペスカドーラ町田の原辰介選手。完全に黒子に徹しているが、原選手の素の部分も垣間見れる。今回はレオクリ参加者の声と横江選手の指導に対する思いを教えてもらった。

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤学

 

以下が参加者の声。
女性Y・Sさん。
「メニューが順序立ててつながっている、連動しているなあと感じました。アップからボールを使わず、1対1、それから、ボール使ってのメニュー、ゲームと」

女性M・Aさん。
「いろいろな技を教えてもらって技術の向上の勉強になりました」

女性H・Sさん。
「めっちゃ楽しかったです。自分自身普段は個サルばかりなので頭を使って刺激になりました。レオさんが少しSでありつつ、ほめじょうずで教え方がうまいです。ひとりひとり見てくれています」

男性K・Tさん。
「珍しい、久しぶりなので参加しました。頭を使うものが多く試合で使える判断の勉強になりました」

男性K・Kさん。
「今回で3回目で(レクレイオさん主催のレオクリは)皆勤賞です。楽しいです。なかなか横江選手がクリニックをやるのは多くないのですが、少ない機会に参加できて満足です。細かいボールのタッチの練習であったり、実戦に通ずるコツを教えてくれるのがためになります」

 

メニューはウォーミングアップで全体で鬼ごっこ、それから、1対1でコーンを使っての鬼ごっこ フェイクをしながら相手を置き去りにすることを目指す。メニューはウォーミングアップで全体で鬼ごっこ、それから、1対1でコーンを使っての鬼ごっこ。フェイクをしながら相手を置き去りにすることを目指す。

 

そして、ボールコントロールの練習 膝でリフティングをしたり、そして、ボールコントロールの練習。ひざでリフティングをしたり、

 

ボールを浮かしてまたではさむ。 これは自身で向かいに行かずにボールを上空でなく後ろ気味に浮かす。ボールを浮かしてまたで挟む。これは自身で迎えに行かずにボールを上空でなく後ろ気味に浮かす。

 

頭でボールをキープする練習も行った。頭でボールをキープする練習も行った。

 

それからコーンを使っての対面パス 対面パスはまっすぐではなく。 1人はまっすぐかななめにボールを供給し、相手、もう1人はなめて返すといったもの その後は2対1それからコーンを使っての対面パス。対面パスはまっすぐではなく。1人はまっすぐか斜めにボールを供給し、相手、もう1人はなめて返すといったもの。その後は2対1。

 

さらには2対2 ディフェンスは一定のライン、スペースでしか動けないため 2対1の局面が2回起きることとなる。 ディフェンスのポイントは2人の連動 横江選手が連さらには2対2。ディフェンスは一定のライン、スペースでしか動けないため2対1の局面が2回起きることとなる。ディフェンスのポイントは2人の連動。横江選手が連動をするためのアドバイスをしたことにより参加者の動きは目に見えて変わり、参加者の目は輝いていた。

 

その後ゲームとなった。ゲームは長めにやり、楽しい雰囲気の中クリニックは終わった。
最後には景品。
横江選手の私物、グッズより提供。
これも参加者の楽しみである。

以下は横江選手(クリニックコーチ)のインタビュー。

古澤:メニューの意図について。

横江:ウォーミングアップは楽しむこと、リラックスすること、打ち解けることを目指します。表情が硬かったり、声が出なかったりするのでまずは雰囲気づくりをします。ボール使っても楽しみがらやってもらえるように。リフティング、ボールコントロールをしながら、参加者のフットサルレベル、運動能力を見極めるという意味もあります。
メニューは決めてるようで決めていなくて、最終的には現場で決めています!
もちろんプランはあります。ありますけど、そこにこだわり過ぎると失敗してしまうから柔軟に臨機応変に変えれるように準備はしておきます。

古澤:メニューが毎回違うのもレオクリの魅力だと思います。

横江:参加者が前回と同じ人が多いと特に考えます。メニューを変更したり、前回の復習、応用のメニューを検討します。
ボールコントロールは一番大事。止める蹴る、自分の思ったところにボールを動かすとか、狙ったところに蹴るとか。結局そこはボールのどこを蹴るかが大事だと思っているので。ボールをよく見て足のどこを当てるかというのは考えないといけないと思います。
そのシンプルでわかりやすい練習がリフティングだと。そんな何100回もできなくていいけどある程度一発勝負で10回くらいまではできればプレイの幅は広がるし、メニューももっと多くできると思います。
それから、達成感は大事。ギリギリできた。とかギリギリできなかったけど、もうちょっとやったらできるかなというレベルがいいと思っています。
達成感は感じてほしい。全員ができないレベルだとダメだし、全員ができるレベルもダメだと思うのでそこはレベルをはかってメニューを考えます。

古澤:横江選手は声を張ってわかりやすく伝えようとしていますね。

横江:クリニックで大切なのは楽しむこと。楽しい時間を過ごしてもらうこと。そんな中、どこかで学んでもらえればと思います。どのメニューがメインにするかはいってみたらすべてメイン。その人、参加者がどう感じるかというところ。僕はトレーニングの考え方を伝えます。ただ僕のいうことがすべてではないし、正解ではない。そもそも、正解は無数にあるので…。
僕の考えを参考にしつつ、参加者自らアイデアを考え、出してほしいと思います。そして、それぞれの今後につながってもらえればと思います。

古澤:指導理念について。

横江:大人も子どもも同じ。楽しみながらうまくなるのが一番大事だし、楽しみながらやることが一番うまくなるスピードが早いと思います。
あとは考えることに。競争をすること。罰ゲームをつけたり。気をつけているのは言葉遣い。言葉は選びますし、考えます。気をつけています。わかりやすくもそうだし、不快にさせないようにしているつもりです。
参加者、生徒はお客さんなので。僕はプロフェッショナルに対応したいと思っています。ただ子どもの場合は教育という側面もあるので難しい部分ではありますが…。
あとは、1人のミスに対してもその人ではなく、みんなに伝えている! ということ。

古澤:フットサルで伝えたいこと。

横江:フットサルを教えているつもりはなくて、フットボールを教えています。止める蹴る運ぶ見る考えるはサッカーと同じ。サッカーでもフットサルでも使えることを教えています。
サッカーを教えている。フットサルを教えている。という考えは持たないし、そこにはとらわれていません。やる場所とボールとサイズが違うだけ。
5×5の局面ではなく個人戦術、個人技術を教えています。サッカーやっている人はサッカーで生かしてもらいたいし、フットサルだけをやっている人はフットサルでその技、技術を出してもらえばいいと思います。子どもはどちらにも行けると思います!
人のつながり、ボールを蹴る楽しさ、達成したときの喜び。普段生活していたら感じられないような喜びとか悔しさをたくさん感じてほしい。だから、難しいことにもチャレンジしてほしいし、1人でできたときの喜びとみんなでできたときの喜びを感じてほしいです。
5分前にできなかったことができるようになるとうれしいし、上達、成長の部分だと思います。
そういう部分は感じてほしいし、伝わってもらって、家に帰ってちょっとでも振り返ってもらって、「ああ、今日楽しかったなあ。覚えたなあ。うまくなったなあ」と心に残ってくれるとうれしいです!

古澤:そんなフットサルの魅力は?

横江:フットサルの魅力はひとりひとりに探してほしいし、すぐ見つかると思います。
そこはルールとかわからなくてもおもしろいな! と思うのもフットサル魅力だと思います。
ボールたくさん触れる。ゴールたくさん生まれるとかそういうことだけではないと思います。
魅力が詰まったスポーツだと思います!
フットサルはサッカーより魅力を見つけやすいと思います。バックパス、パワープレイ、ファイブファウルとかわかりづらいルールもあるかもしれないけどなんとなく入ったんだ! とかわかりやすい部分もあって観てもやっても楽しいスポーツだと思います。
サッカーだとコートおさえたり、人集めたり大変ですけど、フットサルは今や個サルもあるし、日常ですぐにどこでもできますので。

古澤:クリニック参加者に観て欲しいところ。

横江:いっていたことをやっているなというところがあればいいなと思います。

インタビューは以上。

今回のインタビューを通し、横江選手はシンプルに考えることができ、固定概念にとらわれていないそんな側面もあることに気づいた。
フットサルはこういうもの、こうあるべきだ。そういう気持ちは私自身強い。
これはフットサルをやる観る経験が蓄積される度にそうなっていったのかもしれない。
もちろん。知識、経験を必要だけど、フットサルというものを固まったものにするのはよくないのかもしれないと思った。
横江選手は子どもにサッカー・フットサル、いや、フットボールを教えている。
こういう指導者がいることは先日のデュエロピヴォチャンでも知ったが、これからもこんな指導をする人が増えていけば日本のフットボールの未来は明るいのかもしれない。

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