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長期離脱で聞こえてきた“府中のエース皆本晃”チーム内のあれれ? な評価(2015/11/5)

谷本監督。「滑る雰囲気がなくなってよかったかなと思います」と語った谷本監督。

 

大事な時期にエース離脱?

府中アスレティックFCのキャプテン、皆本晃(みなもと・あきら)が10月18日、Fリーグ第24節ペスカドーラ町田戦で負傷、左ひざ前十字じん帯損傷という重傷で8か月間の長期にわたってチームを離脱することになったことは、ご存知のとおり。このニュースに接したとき僕は、プレーオフ進出を目指して奮闘する府中だがエース不在でどう戦っていくのか大いに気になった。しかし、第27節のゲーム後の“皆本不在をどう思うか”という趣旨の質問に府中の谷本監督と主力の完山が発したコメントは思いのほか、クールだった。僕は、関東のチームにいつかリーグ優勝してほしいと思っているが、その僕にとって、今季リーグ戦とカップ戦で2度、名古屋オーシャンズを破っている府中がプレーオフのファイナルで名古屋と対戦すれば優勝も夢じゃない。そのためにはまずプレーオフ進出が絶対条件だが、発言を聞いていると、チームが一枚岩になっているのかどうか不安になってきた。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

▪️谷本俊介監督「過去2年、ホームでの名古屋戦は皆本不在で勝ってる」

10月31日、フウガドールすみだを迎えた試合後の記者会見で、プレスからこんな質問が出た。「名古屋セントラルは皆本不在で戦っていると思うが、彼がしばらくいなくなることの影響はチームにとってどんなところにあると思うか」。この質問に対する谷本監督のコメントは以下のとおり。

「う~ん、どうですかね。う~ん、まあ、最近もうケガした時点で最初からいなかったものだと自分の中で頭の中を切り替えたので。あんまりそれほど大きな影響を感じてないっていうふうに割り切ってるというか。まあ、彼がいないことで当然、攻撃面では前への推進力っていうのは少し落ちたかもしれません。ただ今日も、後半2点獲ったのは皆本がもともといないセットのほうで獲ったんで。
決して力が落ちたというふうには思わない状況にはなっているかなと。やっぱり総力戦なんで、相手のフウガさんも渡井選手がいない状況でこういった結果を残し続けているんで。なので、いなくなった穴を埋めてくれる選手が出てきて、ま、むしろ非常にポジティブに感じている状況なんで」

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