[ 無料記事 / 第12回全日本女子フットサル選手権大会準決勝その1 ]SWHLが甲山レディースを下して初の決勝進出（2015/11/16）

2015年11月16日 15時17分　
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[ 第12回全日本女子フットサル選手権大会 ]準決勝
SWHレディースフットサルクラブ（関西1／兵庫）　４-１　FC甲山レディース（開催地／北海道）
2015年11月6日（金）～8日（日）　湿原の風アリーナ釧路（北海道）

まとめ　デジタルピヴォ！記者YNG

各地方での厳しい予選を勝ち抜いて集まった16チームによる女子フットサル界最大の大会である第12回全日本女子フットサル選手権大会が11月6日（金）～8日（日）の3日間にわたって北海道釧路市にある湿原の風アリーナ釧路で行われた。
前回優勝チームのarco‐iris KOBEが兵庫県予選で敗退し、今回優勝するチームはどこであっても初優勝となる大会となった。
予選リーグを突破した4チームによるトーナメント戦を最終日に行い、日本一が決定する。

Aグループを通過したのは関西地域第1代表（兵庫県）のSWHレディースフットサルクラブ（以下SWHL）。

Aグループ1位のSWHレディースフットサルクラブ。

兵庫県予選で悲願のarco‐iris KOBE越えを成し遂げると、arcoから兵庫県チームによる全日本選手権3連覇という思いを託されて関西予選を突破して全国大会出場を果たした。
クアトロを基本とし、4人での素早いパスワークや連動性を見せるスピード感あふれるフットサルは日本最高レベルの完成度で観客を終始魅了していた。
初日に予選リーグを2連勝して準決勝進出を決めると、2日目はメンバーを替えながら勝ち点を重ねて順調に勝ち進んだ。
Bグループを通過したのは開催地代表のFC甲山レディース（以下甲山）。

Bグループ１位のFC甲山レディース。

優勝候補に挙げられた関東第1代表バルドラール浦安ラス・ボニータスとの初戦に勝利してサプライズを起こすと、他の2試合も強豪チームを下して見事な3連勝で準決勝へ進んだ。
サッカースキルの高さ、フィジカルの強さを生かして得点を奪い、相手の長所をうまく消してペースをつかませないという試合運びのうまさもみせて今大会の台風の目となった。

[ 準決勝 ]

SWHレディースフットサルクラブ　４-１　FC甲山レディース

優勝候補SWHLと今大会のサプライズである甲山の一戦、パスワークからチャンスをつくるSWHLと個で遠目からでもシュートを積極的に狙う甲山はお互いに抑えるところではしっかり守って序盤は接戦であった。
9分、SWHLが一気に攻め込もうと前がかりになった瞬間、パスカットした甲山＃13邨中が一気に抜け出してGKと1対1になるとタイミングをうまくずらしたトーキックで決めて先制点を挙げる。SWHLは反撃に出ようと仕掛けるも甲山を崩せず、甲山は後方からロングボールを送り前線の選手がそれをキープしてシュートを放つも遠目の位置からでは決定打にはならずそのまま前半を終える。

両チームとも球際で激しいプレーを見せて気迫が伝わる試合だ。

甲山がSWHLのすきをついてゴールを奪い勢いに乗る。

SWHL＃10ピヴォの江口にボールを送り打開を図る。

SWHL＃5奥村が後方でチームを支えながらパスを供給する。

後半はSWHLがついに逆転に成功する。２分、＃14坂田の突破に甲山がファウルしてしまい得たPKを坂田が自ら豪快に蹴り込んで同点とすると、一気にSWHLが勢いに乗った。
６分にはピヴォの＃９佐藤が高い位置でボールをカットするとGKとの１対１を制して逆転ゴール、さらに10分には佐藤のキープから坂田につなぎ、ゴール前へシュートパスを送ると＃4高橋がスライディングで詰めて追加点を挙げると勝負あり。
試合終了直前には＃5奥村もゴールを決めて4対1でSWHLが決勝進出を果たした。