[小松竜一のフットサル戦術講座]vol.24 カウンターの攻守(6)3対2の守備(2015/12/1)
3対2の守備には、大きく分けて二つの守り方がある。ポイントは、図1の基本の形から、赤2のシュートが入りそうなエリアまで攻撃陣が進入してきているかどうかだ。もちろんシュートの能力には個人差があるので駆け引きも必要だし、一概にいうことはできないが、一般的にはゴールから12~13mくらいの距離に入ると、攻撃側にとってシュートレンジになる。
(1)中央からの3対2
◎シュートレンジ内の守備
ボール保持者赤2のシュートが直接入りそうな状況では、まず第一に赤2のシュートを消すことを考える。よって青1は、赤2のシュートコースに入って、空いた赤1にパスを出させ、赤1にはGKがシュートコースを切りながら寄せる。このとき赤2には青1、赤3には青2が、手を伸ばしたら相手の位置や動きを感じ取れるくらいの距離で確認しながら、相手の進行方向に体を入れたりしながらタイトにマークにつく(図2)。もしここで少しでもマークを外して相手にスペースを与えたら、GKが前に出ているため、横パスからシュートを撃たれたら入ってしまうからだ(図3)。
(残り 1673文字/全文: 2193文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ