[対コロンビア戦メンバー発表]日本代表ミゲル ロ ドリゴ監督「清水和也は、僕が今代表で求めているフットサルプレーヤーを具現化してくれた」(2016/1/16)
フットサル日本代表のミゲル ロドリゴ監督。“清水のような選手の出現はうれしいニュース”と語った。
新聞記者を中心とする記者会見が一段落し、ようやくミゲル ロドリゴ監督とサシで話を聞く機会が巡ってきた。そこで、同じタイプでありながら今回外れた選手と選ばれた選手の違い、日本への帰化が間近と噂されている町田のゴレイロ、イゴールのこと、清水和也のこと、などなどについて聞いた。インタビューの中で16人のうちゴレイロの3人はAFC選手権出場が確定しているとロドリゴ監督が明言した。
まとめ◆デジタルピヴォ! 山下
ドリブラーとして活躍した
稲葉、加藤が外れた理由
Pivo! 選手リストを見ると、ゴレイロの冨金原(神戸)、FPでは稲葉(すみだ)、加藤(浦安)あたりが外れている。この3人が外れたのはどういう理由なのか?
ロドリゴ監督 今お話しいただいた3名というのは、力的にはこの中にいても全くおかしくない、そういう選手であることは認識しています。ただ、許される人数というところがある中で、そうなったときに、誰かを選んでいかなければいけない。じゃ、もう一歩踏み込んでもっと具体的な際どいところで選別の話をしていくと、加藤竜馬も、稲葉洸太郎も、どちらかというとアラでスピードを生かして、ドリブルのテクニックを生かして、突破で違いをつくる選手たち。今シーズンをトータルで見たときに、今回入っている室田祐希(北海道)が今シーズンの活躍に関しては高いものを出しているのかなと思っています。そういうほんとにわずかな、微妙なところではあるんですけれども、痛みを伴いつつも、選択しなければいけないということがあるとすれば、そういう目を持って選んでいるというところですね。
Pivo! ドリブラーというタイプで限定するならば、その3人の中では室田が抜けていると。
ロドリゴ監督 大体ですね、大体です。3人のドリブラーがいて、そのうちの祐希が一番だというはっきりとラインが引けたと、そういうことではありません。仁部屋もそういうタイプですし、そうした役割りができる4人の中で今回はこの2人、仁部屋と室田を選んだということです。それもそこにだけ注視しているんじゃなくて、うちのチームのスタイルとして、ほかのポジションの、ほかの特性を持った選手たちとのバランスも考えなければいけないので、でも、(稲葉と加藤の2人がチームに)いても全く違和感がないくらいほかの選手と同じ信頼を置いています。思い切っていうならば、多分、最後まで一番厳しい選択を迫られ苦しめられた部分のところですね、そこが。
Pivo! 冨金原に関しては?
ロドリゴ監督 冨金原に関してはもともとのポテンシャルを疑うものではないですけども、今シーズン、じゃあ、調子よかったかというと、そういうふうにはとても見えなかったんですね。そう見えるいろんな事情があるんでしょうけど、チームではスターティングから外されるようなこともあったと思います。それに対して府中はチームも調子よかった中で、田中俊則は貢献をしていたと見ていました。そういう意味では招集に値するパフォーマンスを見せたシーズンだったんじゃないかなと思います。そこについては先ほどのドリブラーのところほど、思い切っていえば、そこまで苦しんだ選択ではなかったと思います。
帰化が噂されているイゴールのこと
Pivo! 先ほど会見の冒頭で、監督から選手を選択する際に“プレーの質を見ている”という話があった。今回の選考でどこを一番のポイントに置いたのか。技術か、メンタルか、人間性か?
ロドリゴ監督 きれいにいい切ることはなかなか難しいですけれども、おおよそのところで、まず1ついえるとすれば、酒井 ラファエル 良男のような選手だとか、あとは室田、田中もそうですけど、こういった選手というのは大舞台が初めてだと思うんですね。
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