デジタルピヴォ! プラス

無料記事:レオシノコラボクリニック・ペスカドーラ町田・篠崎隆樹選手「こういうプレイもあるんだよ。こういう遊び方もあるんだよ。と知ってほしい気持ちです」(2016/1/20)

タイトル写真

 

2016年1月17日(日)、 川崎市幸スポーツセンターにてレクレイオ・フットサル主催による『レオシノコラボクリニック&ゲーム会』が開催された。

 

メインコーチはペスカドーラ町田の横江怜選手メインコーチはペスカドーラ町田の横江怜選手。

 

サブコーチは同じくペスカドーラ町田の篠崎隆樹選手サブコーチは同じくペスカドーラ町田の篠崎隆樹選手。

 

デジタルピヴォ!plusでも以前に記事を書いたように2015年8月30日(日)には同じく、川崎市幸スポーツセンターにてレクレイオ・フットサル主催でレオクリ=ペスカドーラ町田・横江怜選手のフットサルクリニックが開催された。

https://www5.targma.jp/pivoplus/2015/09/18/post18922/

この2人はチームだけではなく、職場も同じで日常的にフットボールを子供たちに教えている。

今回このイベントには30名の方が参加をし大盛況であった。参加者の内訳はレオシノクリニック初参加の方に、普段ペスカドーラクリニックに参加されている方、フットサルファン、それから、シノクリメンバーなどが駆けつけた。(かつて篠崎選手は木曜日のフットサルステージ多摩でのペスカドーラ町田クリニック=通称シノクリのコーチをしていた。そのときは横江選手も度々来てくれていた)

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤学

 

クリニックの集合写真クリニックの集合写真。

 

ゲーム会の集合写真ゲーム会の集合写真。

 

クリニックのメニューはまずはウォーミングアップで鬼ごっこで鬼は浮き球を当てるというものであった。
本編のテーマは『状況判断』。
メニューは
・ビンゴ取りゲーム

 

3対3、ボールをチームで動かしながらパス交換をして、3対3、ボールをチームで動かしながらパス交換をして、

 

隣のコートに移動してビンゴの要領でコーンに移動するというもの。隣のコートに移動してビンゴの要領でコーンに移動するというもの。

 

・2×1・2×1。

・3×2。1人目が2人目に横パスをして3人目に斜めのパスをしてからスタートする設定。

 

以下が横江怜選手のインタビュー。以下が横江怜選手のインタビュー。

 

Pivo!:メニューの意図について。

横江:テーマは状況判断! ゲームをするうえでいろいろなシチュエーションがありますが、状況判断がうまくできるかどうかということがフットサルではどんな局面でも必要になります。今回はシチュエーション別に切り取りました。ビンゴ取りは状況を見て攻撃(ビンゴを取り)に行くのか、守備(相手のビンゴをつぶし)に行くのか。2×1はパスの練習、ボールを見ながらまずは正面にパスを出せるかどうか。相手が切っているならワンツーを出せるか。角度をつけたパスが出せるかどうかなどなど。

 

状況判断が良くてもつながらなければ意味がないのでパスの質も求められるメニューでした。状況判断がよくてもつながらなければ意味がないのでパスの質も求められるメニューでした。

 

3×2は2方向にパスが出せるという中での状況判断、実際のゲームでは具体的には逆サイドなのかピヴォなのかといったもの。2人のサポートのどちらを選ぶかはボールを持っている人の判断です。

Pivo!:篠崎選手とのコンビについて。

横江:普段から一緒に仕事をしているのでやりやすいです。盛り上げてくれますし、信頼しているので僕がひとつのコートを見ていたら、もうひとつのコートを安心して任せられます。僕がパッと隣のコートの様子を見にいくと、シノは気を利かせて逆のコートにいってくれたりします。シノは試合のみならず普段も周りがすごく見れています。ピッチ外でも状況判断は必要です。シノは気も遣えるけれど、気は遣わないです。

Pivo!:イベント大盛況について。

横江:人数がたくさんいると盛り上がりますし、そのほうが参加者も楽しいと思うのでよかったです。 参加者の皆さんと主催者の野田さんには感謝しています。

横江選手のインタビューは以上。

以下は参加者と主催者の感想。

 

篠崎選手の自由さが出ていました。みんなを笑わせていて良かったです。女子の参加者の写真撮影の時のモチベーション・ときめき・テンションがすごかったです「篠崎選手の自由さが出ていました。みんなを笑わせていてよかったです。女子の参加者の写真撮影のときのモチベーション、ときめき、テンションがすごかったです(笑)。レオシノコンビは盛り上げてくれて、みんなが楽しそうでつまらなそうにしている人は見つかりませんでした」(男性・みたちさとさん)

「ボールを持っていないときのことも考えさせてくれて非常に勉強になり、楽しかったです」(男性・S・Nさん)

「状況判断のトレーニングができて勉強になりました」(男性・A・Kさん)

「新しい練習ができ楽しかったですし、選手がフレンドリーで明るく盛り上げていたのでまた参加したいです」(男性・M・Oさん)

「短い中でもしっかり教えてくれました。町田の選手の個性が出ていておもしろかったです」(女性・ウッチーニャさん)

「レオさんとシノさんのクリニックは7年ぶりで楽しかったです。レオさんがレディースクリニックをやっていたときのスペシャルゲストがシノさんでした。すごく楽しかったと記憶していて、7年越しでしたが今日も楽しく蹴らせていただきました」(女性・匿名希望)

「楽しかったです。状況判断の練習は普段なかなかやらないので。シノさんの足技がやばかったです。コネコネして一瞬のすきにまた抜きパス決めたりとか。間近で見れてうれしかったです。遊びでもあれだけやれちゃうとおもしろいですね」(男性・ウラノビッチさん)

「今回のメニューはサッカー、またはそれ以外にでも応用できる状況判断のメニューでした。今日の練習を生かしてもっとフットサルを楽しめるように今後もフットサルをしていきたいです」(男性・Y・Nさん)

「普段選手と一緒に蹴る機会がないので一緒に蹴れて貴重な経験となりました」(男性・匿名希望)

「状況判断の練習はおもしろいです。練習でやったことがみんな試合でできたらもっとおもしろかったと思います。シノレオクリニックは初でしたが、2人のコンビはおもしろいなと思いました。1人はボケ続けつつ、1人はまじめにやっているので。篠崎さんはだから試合でもプレイが遊び心あっておもしろいのでしょうね。レオさんはプレイもまじめですよね」(男性・N・Mさん)

参加者の感想は以上。

 

主催者・レクレイオ フットサル 野田仁さん イベントの内容自体は2人を信頼しているのでお任せしました。 フットサルファンと選手がつながってくれて、主催者・レクレイオ フットサル 野田仁さん。「イベントの内容自体は2人を信頼しているのでお任せしました。フットサルファンと選手がつながってくれて、勉強になり、笑って帰ってくれれば満足です。 たくさん来てくださったことに関しては感謝のひと言です! 横江選手はたくさんクリニックをやるわけではないのでその機会をつくり楽しんでもらえればと思います。レクレイオでは横江選手、篠崎選手、その他Fリーグの選手のクリニックを今後も開催予定ですので御期待下さい!」。

 

以下は篠崎隆樹選手のインタビュー以下は篠崎隆樹選手のインタビュー。

 

Pivo!:指導について気をつけているところはありますか? 個人的に技術面、試合だけではなくクリニックでも“魅せる”ということ、調和といったことを考えているように感じました。調和の具体例としては女子に強く取りにいく人やキーパーをやらない人、順番に選手交代してゲームをするときに率先して代わらない人、パスをしない人など参加者の中にはいろいろな人がいますが、かつて、シノクリではときには注意をされていました。僕はそういったところも魅力のひとつだと思っていました(私自身も度々注意されました。苦笑)。

 

クリニックの(水分)休憩時の篠崎選手クリニックの(水分)休憩時の篠崎選手。

 

篠崎:基本的には楽しくないといけないので盛り上げることはすごく重要です。今回はレオがメインでオレはサポートなので入りやすい空気をつくるということを意識しました。こういうクリニックや個サルは知らない人同士だと静かになりがちなので、何かを目的にしてひとつになることは重要だと思います。楽しまないと“魅せる”ことも技術もないのでまずは楽しむことです。あとは基本が重要なので止めて蹴るがうまいほどサッカーやフットサルはより楽しめるとは思いますが、それだけではなく、気持ちの部分が重要で、楽しむ気持ちがなければ向上はしていかないし、そこは大人にとっても子供にとっても重要なポイントだと思います。レオが今回テーマにした状況判断! ゲームを読む力であったり、どういうふうにしたほうがうまく回っていくのか。やっぱり個々の目的で来ている人は多いと思いますが、結局、フットサルはひとりでできるスポーツではないの相手をリスペクトしないといけないですし、その部分をひとりひとりに分かってほしいからシノクリではそういったことも伝えていました。相手に対してリスペクトの気持ちがなければ、いいパスも出せないし、いいゲームもつくれないし、いいシュートも生まれないと思います。みんながそういう気持ちを持ってプレーしてほしいなあと思います。

Pivo!:子どものころの指導された経験の影響は大きいですか。

篠崎:小学校のときにサッカーを始めたのですが、楽しむことを教わってきました。ブラジルに留学をしてもその気持ちは忘れなかったです。現在、現役をやっている中でもその気持ちを大切にやっていますが、競技になればなるほど、薄れていってしまう部分でもあると思います。なので、クリニックの機会を与えてもらうと、『やっぱりボールを蹴ることは楽しいな』と初心に帰ることができます。そういう意味で参加者に教えるだけではなくて自分に帰ってきている側面もあります。オレの原点は小学校で育ってきたチーム(まつひだい)だったり、中学校で出会ったチーム(クラッキス)の指導者です。

Pivo!:影響、本気でフットサルプレイヤーとしてやっていこうと思ったきっかけについて。

篠崎: しゅうさん(ペスカドーラ町田の選手であり、コーチであり、代表でもある甲斐修侍さん)と、しんさん (現在は関東フットサルリーグ2部のFUTOROの上村信之介選手)の影響は大きいです。しんさんに関しては話したことはほぼないですし、会ったのも数回であいさつ程度ですが、リスペクトの気持ちは強いです。今フットサル界があるのはしゅうさんやしんさんが支えてきたからだと思います。あとは、ピヴォだったりフットサル雑誌でDVDを観たりしてフットサルはこういうスポーツなんだと当時、衝撃を受けました。現在、オレはしゅうさんと近くで一緒にプレイできていますが、同じ左利きですし、ほんとうに憧れの選手です。しんさんは柔らかさだったり、当時のFUTUROのひでさん(渡辺英朗さん)と小野くん( 現在は湘南ベルマーレであり、元フットサル日本代表の小野大輔選手)との3人のピヴォの使い方など、当時、新鮮でしたし、自分にとってプラスになったことは多いです。フットサルの先輩たちからはフットサルの遊び方を感じさせてくれました。自分の心にくぎを打ってくれました。本気でフットサルプレイヤーとしてやっていこうと思ったきっかけでもあります。

Pivo!:レオさんとのクリニックについて。

篠崎:レオとはストレスなくできますし、ここまで一緒にやってきたのであいつの考えていることはよくわかるのでクリニックの進行等についての話し合いは時間が短くとも、すんなり入れます。最高のパートナーです。

Pivo!:ゲームだけでなくクリニックでも“魅せる”ことについて。

篠崎:自分が楽しんでいる姿を見ればいろいろなアイディアが出てくるかもしれないと思っています。それから、オレのやるプレイ(技)で見たことがない技、やったことのない技などもあると思います。参加者に「こういうプレイがあるのか」と感じてもらったり、生で技を感じてもらえたら何かみんなのきっかけになったりフットサルが楽しいと思えるひとつのヒントを与えられるかもしれないと思ってます。クリニック時は、自分も楽しんでやりたいと思いますし、何か一緒にやって感じてもらえればいいかなと思っています。特別オレを見てほしいというよりはこういうプレイもあるんだよ。こういう遊び方もあるんだよ。と知ってほしいなという気持ちです(技の紹介)。

抜く技のひとつ、アイデアのひとつだったり。もちろん、それが個人のプレーだけだと成立しないのでドリブルで抜くのかパスするのかシュートするのかという状況判断が必要になってきます。その状況判断をする場合においても素材が多ければ多いほどいろいろなことを考え判断しないといけないですし、そういった意味だと引き出しの多さは重要だと思います。ひとつの判断しかできなかったら終わってしまうので。

篠崎選手のインタビューは以上。

ペスカドーラ町田の横江選手、篠崎選手は今後もレクレイオ フットサルやそれ以外の主催でもクリニックを開催していくと思われる。
2人とも選手としても1人の人間としても魅力的である。
それぞれ、またはコンビでのクリニックに参加したことがない方は是非参加してください。
フットサルのおもしろさを体感できるはずであるし、フットサルをもっとやりたいと思うきっかけになるかもしれない。
現にわたしがその1人であった。
一時期レオクリというものが長い間開催していなかったが、現在開催してくれているレクレイオ フットサルさんには感謝の気持ちでいっぱいである。
横江選手のトラップは僕にとって理想のトラップである。
横江怜選手には潜在的にとても多くのファンがいると思うので今後も途切れずの開催をお願いしたい。
また、篠崎選手からはわたしは一時期、週によっては週2回フットサルを習っていた時期がある。
本当にたくさんのことを教えてもらった。フットサルの魅力はすべて教えてもらったといってもいい過ぎではないかもしれない。
現在、私がフットサルを心から楽しんでいるのは篠崎選手のお陰であるし、いろいろな意味で篠崎選手からは助けられた。

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