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無料記事:RODA新横浜店・鈴木智也店長「ミズノの最新シューズ、BASARA 101 SALAの評判? めちゃめちゃいいです!」(2016/2/3)

BASARA 101 SALAを推す鈴木店長。2008年のウェーブグレヴィスタのファーストモデル以来8年ぶりのミズノの新型フットサルシューズだという。

 

岡崎慎司が履くスパイクBASARAのフットサル版

「バサラは、もともと日本代表の岡崎慎司選手が履くスパイクのシリーズで、『高速ターン』のコンセプトを継承するフットサルシューズがこのバサラ サラなんです」。こう語るのはフットサルショップRODA新横浜店の鈴木店長。僕自身、フットサルシューズ選びで全幅の信頼を置く“シューズマスター”だ。リニューアルを除くと実に8年ぶりとなるミズノの新型フットサルシューズとして先月発売になったばかりだが、テクニック系のプレーヤーの間で早くも大評判だという。「今年はミズノの年になる」とまでいう鈴木店長にバサラ 101 サラの特徴を聞いた。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

常時これだけのサルシューが展示されている中で鈴木店長イチ推しが、これ↓

 

BASARA 101 SALAだ。サイズ:23.5~28.5、重量:230g(27.0cm/片足)、アッパーマテリアル:人工皮革(マイクロファイバー)、定価:11,664円(税込み)。カラーは写真のブラック×シルバーとイエロー×ブラックがある。

 

「普通、靴って縦方向にしか曲がらないじゃないですか。じゃなくて、ターンなので、ねじれる動きですよね。なのでバサラ サラはこう曲がるんです」

 

「バサラ サラは『高速ターン』と併せて『縦への推進力』というところにも特化させています。なので、普通ソールの拇指球の部分はサークル状になってるんですが、これは全部フィン状にしている。床をつかんで前へ進むための作りですよね」。写真右が101、左が廉価モデルのBASARA 103 SALA。

 

「サイドでギュって止まるときの動きを生むために縦に溝を入れているのがこの靴の特徴です」。それと併せて、「サイドのラバーでしっかりグリップさせるために、過剰なまでに“巻き上げ”っていうのをしてるんです」。

 

「101と廉価モデルの103の違いのひとつは、シューズがねじれたときにストレスにならないように、101は拇指球の部分の内側にストレッチ素材を使ってます(写真左、拇指球部分に薄い赤色が透けて見える)。このストレッチ素材が、前への蹴り出しの反発力を高めています」

 

「101のアッパーには、天然皮革並みの柔らかさと耐久性を兼ね備えた、プライムスキンという人工皮革を使っています(ミズノは『マイクロファイバー』と命名)。アッパーのしなやかさが全然違います」

 

ミッドソールのクッション材には高反発で軽量の『U4ic(ユーフォーアイシー)』を採用。

 

シューズの重量は「メッシュ素材を多用している」廉価版の103(写真左)のほうが軽い。101が230gで、軽量フットサルシューズの平均的重量。廉価版は210gで、「ミズノのフットサルシューズ史上、最軽量であることは間違いないです」(いずれも27.0cm、片足)。

 

今年はミズノの年になる

Pivo! 僕の印象としてミズノはこれまで質実剛健というか、ミズノらしい作り込みのしっかりした商品でユーザーの熱い支持を得てきた。それが、大きく方向転換をしたということか。

鈴木 そうですね。やっぱり、同じコンセプトのモデルを継続してずっとやっていくと、どうしてもユーザーは離れやすくなってしまいますし、ここ数年、正直ミズノは元気が無かった。モノはいいんですけどね。ビジュアルの部分とモデルの名前といったところで、代わり映えがしなかったというのがありました。かたや、他メーカーさんはヒュンメルのようにデザインであったりとか、結構仕掛けるじゃないですか。
そうした中で登場したのが、このバサラ サラ。このNEWモデルは『前への推進力』と『高速ターン』という部分で突き抜けたモデルです。正直、クッション性とか足への保護という部分では多分不安要素があると思うんです。ただ、それをもう弾いて、まずはそこの高速ターン、軽さ、前への推進力、というところにほんとに特化させた靴を作った。事実、早くもユーザーの支持を得ています。今年はだからミズノの年になるんじゃないかと踏んでます。

Pivo! 発売から1か月、バサラ サラへのユーザーの食いつきは?

鈴木 めちゃめちゃいいです。1月中旬に発売になって以降、ミズノの商品としては劇的に売り上げが上がってますね。普通に売れるは売れてたけど爆発力に欠けていたんですけど、ミズノでここまでの爆発力を見せるのはここ数年、僕は記憶に無いですね。

Pivo! 品質のよさでミズノを一貫して推してきた鈴木店長としては待望のNEWモデルだ。

鈴木 待望のNEWモデルですね。去年の夏の展示会で見たときから、これ、来るなと思ってました。ですからお客様に“こんないいのが出るよぉ~”と早くいいたくてうずうずしてたんです(笑)。いや、ついに来たなっていう印象です。

テクニシャンにはこれ以上のシューズは無い

Pivo! 店長がここまで推す商品も珍しい。

鈴木 僕は基本的に、ひいき目なしで、ズバッというタイプです。ここで買っていただいたお客様をがっかりさせないために。このバサラ サラはクイックプレーヤー向きではあるんですけど、多分、合わない人には合わないと思います。重量がある人とか、ソールの硬さがあったほうがいいという選手とか、インステップでシュートを撃つシューター系の方とかは、多分、不安だと思います。軽いのと、柔らかくてねじれ過ぎちゃうんで。もうちょっと足を保護してほしいシューズを求められている方はちょっと怖いんじゃないかなと思います。でも、テクニシャンにはこれ以上のシューズは無いと思います。あと、ダイナモ系で、走り回る人。すごくいいと思います。ちょっと細身ですし、結構タイトには作られてると思います。デスポルチに比べて細いんじゃないですかね。ですからかなりユーザーを選びます。その代わりぴったり合ったらハマっちゃうと思います。

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取材時に遭遇した高畑さんにお話をうかがった。

 

▪️“RODA歴7年”の高畑健一さん(46歳)「自分の足に合うシューズと出会えてよかった」

Pivo! RODAに足を運ぶようになって相当古いそうですね。

高畑 古いほうですね(笑)。RODAが隣りのメグロビルに入ったころからですから、多分7年になりますね。(“オレより古いんですよ”と鈴木店長が横やりを入れると)そうね、居着いてる時間なら長いかもね。

Pivo! RODAのお客さんならフットサルシューズへの思い入れは相当強いのでは?

高畑 強いんじゃないですかね。自分は昔、キック力のあるうちはパワーシューター系を選んでましたし、ミズノも履きましたね。初代モデルで確か名前が、パワーシューター ウエーブプロ。懐かしい(笑)。でもその後、自分がテクニック寄りになってきてからは柔らかいもの選ぶようになりましたね。あとは比較的薄いとか。ボールタッチの感覚が分かるとか。軽さもいっときは追求しましたね。

Pivo! 高畑さんのシューズ選びのポイントは?

高畑 自分の足の形ですよね。いくらいい靴をメーカーが出してくれても自分の足に合ってなければいい結果は得られませんから。ミズノ、アシックス、デスポルチと経験して、そのあとヒュンメルに移って。自分の足に割と合ったし、ボールタッチを感じられる面もあり、結局そこに落ち着きましたよね。自分の足に合うシューズと出会えたことはよかったと思いますね。ヒュンメルの中でも比較的柔らかいものを選んでます。

Pivo! ミズノの最新モデル、バサラ サラについてはどんな印象を?

高畑 調布のミズノで試し履き会があったんですよ。ターフのタイプをちょっと履いたんですけど、柔らかかったですし、感触はよかったですよ。

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