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篠崎隆樹(ペスカドーラ町田) 蹴球自分史2 ~戦うすべ~(2016/2/20)


1984.2.22 生まれ
1991~1996 まつひだいSC
1996~1999 まつひだいクラッキス(現FCクラッキス松戸)
1999~2002 船橋北高校
2002~2003 Santo Andre(BRASIL)
2004~2007 CRAQUES
2007~2008 湘南ベルマーレフットサルクラブ
2008~ ASVペスカドーラ町田

 

サロンフットボール

小2で地元のサッカークラブ「まつひだいSC」に入った話はしましたけど、僕が小学5年生か6年生のときに、その当時、松戸国際高校という学校の仲間先生っていう方がいたんです。フットボールにすごく熱い先生で、海外からいろんなことを吸収したいっていうことで当時、それこそ赤と白のボールを持ってきてサロンフットボールをやり始めたんですよ。サロンフットボールはフットサルの前身ですよね。そのために体育館を週1回火曜日に開放してくれて、夜に“親子サロンフットボール”を始めたんですよ。小学生のときは身長がめちゃめちゃ小さかったんで。今でもそうですけど、スピードも全然ないし。戦うすべがなかった自分に対して、いろんなことを与えてくれたのがこのサロンフットボールでした。その後、僕は早くからサッカーじゃなくてフットサルに進むんですけど、それに対してすごくおっきい、貴重な体験になりましたね。

その松戸国際高校で僕らがサロンをやっているっていうのを「まつひだいSC」のコーチの古川さんが知って、遊びにきてくれたんですね。
そこで僕らがすごく熱心にやっているのを見て「感銘を受けた」といって、「名手」という意味のポルトガル語をベースに「クラッキス」っていう名のクラブをつくりたいっていってくれたんですよ。サロンはブラジル発祥のスポーツじゃないですか。なので、古川さん、ブラジル大好きだから、“僕も子どもたちと一緒にやりたい!”っていうことで学校の先生だったんですけど、辞めて、ブラジルスタイルで技術を磨くクラブとして「クラッキス」を立ち上げてくれました。中学に上がれば部活が主だった時代なのでジュニアユースのクラブチームを立ち上げてくれたのは運命でしたね。

(残り 1618文字/全文: 2503文字)

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