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[東京都3部参入戦]闘魂、昇格決定! ハットトリックを決めた横山哲久 「持ってるものをすべで出すってことは相手に失礼がないことだと思うんで。楽しみながら全力でプレーしました」(2016/2/29)

この参入戦で計6ゴールの大活躍を見せた横山(手前右端)。

 

順当に勝ち進み目標の3部昇格をつかみ取った闘魂。大事な一番に今季最多の14人が顔をそろえた。写真は昇格を決めた試合後。

 

3部リーグ7位で参入戦に臨んだSPIGA。試合後、チームのリーダーは「自分たちがやりたいフットサルはできたが、最後の一歩、決定力というところで及ばなかった」と唇をかんだ。

 

先制ゴールのシーン。荻窪が空けた左サイドの高い位置に横山が流れ難波田の縦パスを呼び込む。

 

そして受けて反転シュート。ボールはファーのサイドネットに突き刺さった。横山による先制ゴールが決まった瞬間だ。これが練習をしていないチームの連携だろうか。美しすぎる!

 

横山をたたえる仲間たち。

 

横山の2点目は鮮やかな速攻からのゴールだった。

 

相手のシュートを止めたゴレイロ石渡が右の荻窪にロングスロー、これを荻窪が素早くゴール前へ。横山は間髪を入れずダイレクトシュート。カウンターの起点となった石渡を難波田がたたえた。何度もいう、これが練習しないチームのプレーか!?

 

この日も攻守にきらめきを見せた石渡。元日本代表はだてじゃない!

 

横山が恐れていたハーフタイム。集中は切れてない、かな!? ゴリ、聞いてるか!!

 

後半頭から入った稲田が大仕事をやってのけた。前プレから相手横パスをカットしゴレイロをかわしてチーム3点目をゲット。「昨日オレは出たから今日はノリに任せた」といっていたイナだがいつでもやる準備はできているってことか。

 

後半残り5分のところで相手がタイムアウト。パワープレーはあるのか。佐藤キャプテンがすかさず相手ベンチをチラ見する。ベンチで休んでるだけじゃないんだぞ。

 

残り1分58秒、相手サイド深い位置で稲田が時間稼ぎ。ボールは相手が出したよう見えたが相手ボールに。稲田は離れて見ていたレフェリーに、「そこ(の位置)じゃ見えないよ」とレクチュア。

 

残り30秒、パワープレーから相手がこん身のゴールで1点差に。

 

しかし、この13秒後、残り17秒に横山が猛攻を仕掛ける相手のボールをカットしてパワープレー返しの一撃。差を2点とする。すみません、こんな写真しか撮れませんでした!

 

勝利を確実にするゴールを決めた横山を北と鈴木がたたえる。闘魂は2人のピヴォが全ゴールをたたき出した。

 

そしてタイムアップ。終盤1点差の厳しい局面で闘魂部屋の大型3力士がそろい踏み。気迫というか巨体で相手を跳ね返した。いやはや。

 

勝者のベンチは笑顔がはじけた。

 

最後までチームの歓喜を逃すまいとする僕の前になぜかゴリが。あの~、邪魔なんだけど。

 

2015年度東京都フットサル3部リーグ参入戦 決定戦
闘魂 4-2 SPIGA
2016年2月28日(日) 府中市総合体育館第2体育室

[得点経過]
1-0 2分 闘魂 16 横山哲久
1-1 5分 SPIGA 27 知久崇寛
2-1 11分 闘魂 16 横山哲久
3-1 13分 闘魂 11 稲田祐介
3-2 23分 SPIGA 12 大塚大智
4-2 23分 闘魂 16 横山哲久
※試合は12分プレーイングタイム

 

2試合連続ハットトリック

もともとボールタッチの柔らかさという点で抜群のものを持つ選手だが、現役を引退して7年たつ今もそれは変わっていなかった。21日の参入戦1回戦でハットトリックを達成したノリこと横山哲久(37歳)は、27日の2回戦こそ仕事で来れなかったが、この日の決定戦で先発すると、前半に2ゴール。3-1となった後半残り2分、相手がパワープレーから1点差に肉薄し、闘魂は危機一髪の状況を迎えるが、ここで横山がパワープレー返しを決め勝利を決定づける2試合連続ハットトリック。「1回戦もそうだし、今日のハットトリックもごっつぁんゴールばっかりでした」、そう謙虚に語るノリだった。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

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