ぺスカドーラ町田・金山友紀選手「高い次元での楽しさを追い求めていきたいです」(2016/4/21)
今回の全日本選手権の優勝は大会MVPの金山選手・チーム・監督が着実に積み上げて来た結果であることがわかる内容となっています。
まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤学
Pivo!:開幕戦を振り返って。
金山:Fリーグができるまでずっと関東リーグや東京都リーグでやってきましたし、日本のトップリーグができることで日本代表にとってもすごく重要な意味を持つと思いました。そこまでの思いが詰まったリーグの開幕でした。いよいよと言いますか、やっと開幕したな!という感じでした。
Pivo!:200試合の中で印象に残っている試合は?
金山:思い返せばいろいろな試合のことを覚えています。あのときああいう形で入ったよねとか、どういうシーンがあったか鮮明に覚えています。それぞれに思いがあるのでこれ! というのは特にないです。どんどん過去の試合になっていくので200試合の節目で2ゴールしたという試合ももう多分何試合かやったら忘れてしまうと思います。もう次次って前を向いています。最終的に振り返るのは辞めるとき、先がなくなったときかもしれません。今は次の試合、次の練習のことしか頭にありません。
Pivo!:理想とするフットサルは?
金山:今は監督がやろうとしているフットサルです。それはやっぱり、今チームで戦っていて、それを目指してやっていますし、それに近づけていくことが結果にもつながると思います。それをチーム全員が同じベクトルでしっかり表現していくことができないと優勝もないですし、その先もないと思います。そのことを表現するのみです。自分の理想であったり、いろいろあるにしても、今町田がシーズン通して、始まる前から、監督が掲げるフットサルを理解しているから、それを体で表現していく。チームで今ある程度共有はできていると思います。それが試合の中で細部で表現できたり、できなかったりというのはあります。それは相手がいるスポーツなので。相手側のディフェンスの仕方やタイプで差が出たりはします。今はもう監督が表現するフットサルを突き詰めたいと思っています。そういうのも自分の中で挑戦したい部分でもあります。やっていておもしろいと思う瞬間ももちろんあります。競技ですし、お金を払って観にきてくれる方がいる中で、勝つということは必要な中で自分たちも楽しい。楽しむ。そして、お客さんも楽しいと思ってもらって、さらに勝っていくことは理想だと思います。
チームとして、4人が同じ絵を描けることに対する楽しさを追及していて、それを描くために練習していて、それを達成したときの喜び・楽しさは大きいです。家族よりも長く過ごすことの多いメンバーとそこをつくりあげていくという楽しさ。高い次元での楽しさを追い求めていきたいです。ボール蹴って楽しい。ワ~っ、シュート入ったー楽しーとかではなくて(笑)、どういうことができて、偶然できて得点が獲れてではなくて。必然で。得点には絡んでいない遠くにいる選手もいたからゴールが生まれたといったような共通意識です。
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