無料記事［Fリーグ2016/2017第22節］エスポラーダ北海道・小野寺隆彦監督「こういう状態ではありますが、少しずつはよくなっているのは事実」（2016/11/28）

2016年11月28日 18時04分　
カテゴリ： Fリーグ2016/2017 • ★無料記事
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SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 第22節
フウガドールすみだ　４-１　エスポラーダ北海道
2016年11月26日(土)  墨田区総合体育館　観客数：830人
［得点経過］
1-0　10分56秒　すみだ　９ 田村佳翔
2-0　12分32秒　すみだ　77 ボラ
3-0　22分54秒　すみだ　７ 稲葉洸太郎
3-1　33分45秒　北海道　７ 酒井遼太郎
4-1　37分10秒　すみだ　77 ボラ

前節、ホームで今シーズン初の連勝をしたエスポラーダ北海道（以下北海道）。
アウェイで連勝の記録を伸ばしたかった北海道であるが、スコア・内容ともに北海道にとって悔しいゲームとなった。
しかし、「こういう状態ではありますが、少しずつはよくなっているのは事実」「しっかり結果を受け止めながらまた次に進めるチーム状態」と悔しい敗戦ながら、今のチームに確かな手応えをつかんでいる小野寺監督であった。

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤

以下は小野寺隆彦監督の記者会見と質疑応答。

試合を振り返って。

小野寺隆彦監督
「ホーム２連戦で２連勝していだけに、この敵地ですみださん相手でしたけれども、３連勝を取りたかったのが本音です。選手も非常に頑張ってくれましたし、後半も足が止まることなく走ってはくれましたが、３失点・４失点している中で、失点している場面はわたしたちチームのミスですし、ワンプレーワンプレーで向こうの選手に負けているのでこの結果だと思いますし、それを上回る結果が取れなかったのが現実だと思いますので、しっかり結果を受け止めながらまた次に進めるチーム状態だとは思っています。崩れかけていたチームでしたが、今は戦えるチームに戻ってきているのかなという手応えもありますので。次節も調子を上げている湘南さんですから、厳しい戦いになるとは思いますけれども、一生懸命頑張って勝ち点３を取りに行きたいと思っています」

以下は質疑応答となる。

Pivo!：ゴレイロのレギュラー争いについて。

小野寺：三浦拓が湘南さんでの経験があります。鶴岡と大きな差があるかというとそうではないですが、やはり選手を鼓舞したりだとか、かけれる一声一声に彼のよさがしっかりあると思うので今は拓が出ることが多くなっています。

Pivo!：坂選手のパワープレイでの攻撃参加について。最近でのオプションの１つでしょうか?

小野寺：U-19に選出されている坂ですが、ゴールマウスを守るには止める技術がまだまだ足りないです。そんな中でもは足元の技術が高いものですから、キーパーという１つしか枠がない中で、どこかでピッチに立たせていく。若手を使う中では、彼のストロングポイントである足元をパワープレーというピンチの状況ではあるのですが、試合に出して経験を積みながら、パワープレーの比重は大きいですが、試合勘を持ってもらい、経験積ませたいと思っています。ただ、パスも回せるGKだと思いますので、きっと今後、日本のGKの中でこういう選手が出てくることは僕はいいことだと思います。オプションの１つとしてやっていきたいと思います。（中断明けからやっている）

Pivo!：室田選手の穴を埋めるスペシャリストの不在を感じました。酒井選手や宮原選手などがそれを担う選手の１人だとは思いますが。

小野寺：宮原も要所要所で見せてくれたと思いますし、酒井にも本当はもっともっと仕掛けてもらいたいところですが、少しずつフットサルの経験を積んでいる中で仕掛けが少なくなって来ているのも事実なので。特徴としてもドリブル突破であったり、スピードがあるのでいいものはもっていると思います。もっとチャレンジはしてもらいたいと思いますし、もう少し戦術的なことも覚えてもらいながら進めていきたいなと思います。

Pivo!：フットサルを覚える中でサッカーっぽさが消えてきたと?

小野寺：特に酒井はそういうのが消えてきてしまいました。どちらがいいかというとわかりませんが、北海道というのは個で突破できるのが１つの選手としての個性というのだと思います。今節に関しては前節に比べて足が動かなかったというのはあります。フットサルっぽくなること自体は悪いことだとは思いませんし、覚えないといけないことは覚えないといけないと思います。しかし、そんな中で、ちょっと個性を生かしきれていないなというのはあるので、もっともっと個で勝負できる北海道というところからいくと物足りなさはあると思いますが、２人が戦術的なことを覚えないとこの先がないので。

Ｑ：今日はすみだ相手にどういう狙いでしたか?

小野寺：クロスカウンター狙いですね。向こうも僕らが仕掛けることでボールを奪ったあとにすばやい攻撃を仕掛けてくると思うので。その後に縦に入れてくるのが多いのが僕らのスカウティングであったので、そこからさらにカウンターを狙うのが大きな狙いでした。前半の終わりくらいからそういうシーンは出始めましたが、フィニッシュには行けないかったです。ちょっと不運なところもありまして悔しいですけど、こういう状態ではありますが、少しずつはよくなっているのは事実なので下を向かずに頑張りたいと思います。

Ｑ：この２連勝では得点を重ねた中、今日は１得点でした。要因は?

小野寺：正直相手に抑え込まれたというのが印象です。十川や鈴木裕太郎の判断が今日は少し悪かったと思います。水上が当然抑えられるのは分かっていたことですが、縦パスが入ったときの動き出しが少し遅かったり、相手のほうが１枚早かったりという、集中力でフウガさんに勝ち切れなかった印象です。もう１つのセットも、堀米将太が縦を突破してというのもしっかりケアされて、その中で本田も前線で自由にしてもらえず、しっかりと抑えられてしまったというのが印象です。

次節への意気込み
「次節もアウェイなので厳しい戦いになると思いますし、ちょうど順位も９位と10位の９位争いとなる負けられない戦いですから、選手たちと頑張っていきたいと思います」