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[無料記事/Road to 関東女子リーグ]BALLENA BLANCA城北レディース やった! 昇格後初の連勝!! 1部残留へ希望膨らむ(2017/1/10)

前半3分、城北最初のゴールが決まってチームは大いに盛り上がった。

 

後期3戦全勝を目指す城北は後半3連続ゴールで逆戦勝利。

 

対戦相手は前期2-3と惜敗しているFestilo。後期最大の難敵だ。

 

SuperSports XEBIO 東京都女子フットサル1部リーグ2016 第19節
BLLENA BLANCA城北レディース 4-2 Festivo
2017年1月7日(日) 葛飾区水元スポーツセンター体育館
[得点経過]
0-1 2分 Festilo
1-1 3分 城北 宮崎菜摘
1-2 17分 Festilo
2-2 25分 城北 23 尾崎緋菜
3-2 26分 城北 55 召田咲
4-2 27分 城北 5 北原沙知
(正式記録を入手し損ねたので取材メモをベースにしています)

第19節(後期第2戦)終了時順位表
第19節(後期第2戦)終了時リーグ表

 

前期敗退の相手に快勝!

当面の目標である都1部残留を目指して戦う、我が、BALLENA BLANCA(バジェーナ ブランカ)城北レディース(以下、城北)は、後期下位リーグ(5~8位)初戦で前期に敗退している町田を相手に白星スタートすると、その勢いを駆って同2戦も難敵Festiloに雪辱、1部昇格後初の連勝を果たした。しかも、残留を争うFestiloと得失点差で逆転に成功したのだ(前期2⚫︎3、後期⚪︎2)。リーグ終盤になってやっとエンジンがかかった印象の城北。しかも、2-2とする同点ゴールと、それに続く逆転ゴールを2日後に成人式を控える新入団の若手2人が決める快挙。初の逆転勝利に笑顔がはじけた。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

試合直前の練習後に川監督の指示に耳を傾ける城北のメンバー。今日のテーマは練習してきたクアトロ(4:0フォーメーション)をどれだけ体現できるかだ。

 

この人がうまさも強さも兼ね備えると評判のFestiloのゴレイロ。彼女が飛び出したすきを突いて城北のエースゆめがロングシュートを放ったが、このあとポストに激突しながら体を張ってクリア。

 

最初にスコアを動かしたのは相手チーム。クアトロの横パスカットからショートカウンターを仕掛け少ない手数で決めてきた。

 

セービングなら城北だって負けてない。Festiloのシュートを体で止めるゴレイロのりか。これを皮切りに試合を通して7本は止めているが、彼女こそチームメートが選ぶこの日のMVPだった。

 

“小さな怪物”ひなが得意のドリブルから強シュートを放つ。ただ、一筋縄ではいかない。

 

チーム初ゴールを決めたなっちゃん。、前節に続く連続ゴールだ。横パスで相手を揺さぶっておいて縦に抜ける動きから決めた(写真は別のシーン)。

 

練習してきたクアトロからのチーム初ゴール

▪️1-1とする同点ゴールを決めたなっちゃんのコメント
「あのゴールは、一度(ピヴォの)ゆめに預けて縦に抜けたものです。ゆめがシュートしたのを私が1回触って、奥のゴールポストに1回当たったんですね、で、跳ね返ってきたのをもう1回押し込む形になりました。預けっぱなしじゃない、常にゴールを狙うっていうか、出したらゴールに向かうっていう姿勢はなくさないように心がけてはいます」

 

後半最初のゴールもFestilo。カウンターから2対1をつくられては、さすがのりかも止められなかった。

 

しかしその8分後、入団1年目のひなの初ゴールが決まる。これで2-2の同点だ。

 

▪️2-2の同点ゴールを決めたひなのコメント
「初めてのインタビューです(笑)。横パスがすごい狙われてると思ってて。真ん中が開くかなぁと思ってました。あのゴールのその前も一個、自分が持ってるときに空いて見えたんで。裏、空いてるなと思ってました。で、今度、逆側にのんさんが持ってたから、こっち側が空いたと思って、前に出ました。ぴったりのボールが来たので、右足で止めてから左足で撃ちました」
「次(9日)も大事な試合ですけど、わたし、成人式なんで行けないんです。だからみんなに頑張ってほしいです」

 

いやあ、(試合の)内容はひどかったです。でも、2点目にひなが決めたゴール、のんから間に入っていくのが、唯一、うちが練習でやってた形です」(川監督)

 

攻撃の手を緩めない城北。りかが相手ゴール前のめしだめがけてロングスローを放った。

 

このボールを入団2試合目の55番めしだがバックヘッドでゴールネットを揺らした。これでついに3-2の逆転だ。

 

▪️3-2とする逆転ゴールを決めためしだのインタビュー

Pivo! 172cmの長身ピヴォ。ゴレイロのりかがキミを狙って放ったロングスローをバックヘッド、狙い澄ました鮮やかなゴールだった。

めしだ 入ったとき、結構、えーみたいな感じでした。ええー、入っちゃったの!? 

Pivo! 相手のゴレイロ、強いし、うまいと評判。彼女からゴールを奪うには相手の虚を突くダイレクトなどでないと難しいと思っていたらが、そのとおりになった。

めしだ ああ、なんていうか、リカのパスがよすぎて、ポーンって感じでした。

Pivo! どの辺に当てたの?

めしだ 多分、この生え際のちょっと上だったと思います。

Pivo! オレだったら滑ってたね。

めしだ きゃははは…。

Pivo! 笑いすぎだよ。

めしだ すみません。

Pivo! 入団2試合目で2-2という重苦しい雰囲気を打ち破る逆転ゴール。

めしだ 結構偶然でしたけど。

Pivo! なっちゃんが、あのゴールでチームが息を吹き返したといってた。

めしだ よかったです。これがチーム飛鳥でチームメートの尾崎ひなと一緒に初得点です。明後日の成人式もひなと一緒です。

 

▪️逆転ゴールをアシストしたゴレイロのりかのコメント
(相手の決定的なシュート7本を止めた救世主)
「相手のシュートは1対1が多かったですね。よかったです。今日はフィールドプレーヤーが棒立ちが多かったんで、(止められたのは)その分、自分が集中してた部分もあったかもしれませんね。なんか、みんな、相手の圧力の前に、あたふたしてる感じがありました。そんな中でいつものとおり、声を出し続けました」
「ロングスローは結構久々に決まりましたね。2部でもやりましたけど、結果につながらなかったし。ピヴォのめしだは、でかさがあるんで。高校のときから知ってるんで、どういうプレーヤーか。なんで、もう、ゴール前に行かせて、投げました」

 

「MVPはゴレのりかですね。今日は全員が指をさしてMVPだっていってましたし。ぜひ1番を一番に取り上げてください(笑)」(なっちゃん)

「一番オレが今日褒めたいのは、キーパーのりかですね。りかが腐らずに声かけて、ああして止めてくれたから。もうそれだけです、今日は。それで救われました。キーパーで救われたのは初めてですけど、でかかったです」(川監督)

 

鮮やかな逆転劇。しかし、まだ2分28秒という“危険な時間”が残っている。そこに飛び出したのが強打の持ち主、さちのゴールだ。このゴールは、めしだを狙ってゴレイロのりかが再び放ったロングスローを相手ゴレイロが飛び出してパンチング、しかしこれがハンドの判定となり、城北がゴールほぼ正面、ペナルティーサークルのすぐ外、6.5mの距離からのフリーキックを得たのだ。そしてキッカーとして選ばれたのがさちだった。

 

相手ゴレイロのハンドで得たゴール正面6.5mのフリーキックをさちがゴール右上へたたき込んだ。ダメ押しのゴールが決まって2点差に広げた。

 

蹴ったさちがフリーキックのきっかけをつくったゴレイロのりかの元へと走る。

 

▪️駄目押しゴールをたたき込んださちのコメント
「監督に指名されて。中では、ゆめが譲ってくれて。で、蹴るとはいったものの、ヤバ! みたいな。近いけど、入るかなとは思って。でもいいところに決められてうれしかったです。いつもは、そのままグダグダって負けちゃうことが多いので。
今日も最悪そういう感じになりそうだなぁ、とは思ってました」
「今日は全然思うようにできてなかったし。フリーだけどパスを選択しちゃったりして、もっと仕掛けてといわれたりしてたんですけど。だから(フリーキックで)蹴るとなったときにはここしか点を獲れないなと思って。どこ蹴るっていうのも一応決めて蹴りましたし、インステップで思いっきり振り抜けました。蹴った後に、よくあの高いところにミスを恐れず蹴り込んだねっていわれたんですけど、なんか、ミスのことはあんま考えないで、あそこ蹴ろ! って思って蹴りました」

 

ゆめは試合開始直後から厳しマークに遭ってきた。

 

それでも最後までドリブルからシュートを撃って相手ゴールを脅かしたゆめだった。

 

かくして4-2の鮮やかな勝利。これで目標の後期3連勝が見えてきた。その中で課題として浮かんでくるのが、エースゆめの不調だ。彼女がここ数試合ゴールが決まらないことを川監督はどう見ているのだろうか。

「クアトロやってるから結局ボール動かすじゃないですか。でも結果的にヤツは使われる側だから、今まで本能のまま、使ってくださいという動きしかしてこなかった。しかも相手はあからさまにゆめが入った瞬間に削りにきてるわけじゃないですか。それをファール受ければいいのに、逃げるから、逃げ切れないで。だから来たらわざと体入れて倒れてファールでしょ、ってやればいいのに、怖いから逃げるじゃないですか。その辺のしたたかさが足りないと思います。周りは周りで出せ出せっていっても出さないから。ちょっと、悩んでます。ただ、ゲーム終盤にああやってドリブル仕掛けられるのは相手も嫌だと思うから、どんどんやらせたいし。今日も何本かチャンスもありましたし。これが、これからのあいつの課題だとは思ってますけど」

なるほど、そういうことか。その中で彼女本来のよさを出すためには、クアトロだけではなく、以前のように彼女をピヴォに置いて、いきなり3:1をやるのも手なのではないか。そんな気もしてきた。果たして残り1試合、川監督はどんな手を打ってくるのだろうか。

 

城北はこれで後期2戦連続で勝利。試合終了後にメンバーに笑顔が広がった。タイトルに「1部残留へ希望膨らむ」って書いたけど、残留か入替戦行きかを考えるのは、最終戦のレポートの中でしようと思う。

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