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無料記事[Fリーグ2016/2017プレーオフ4/5位決定戦]府中アスレティックFC・谷本俊介監督「今日、試合ができたことはある意味幸せなこと」(2017/2/28)

 

SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 プレーオフ4/5位決定戦
フウガドールすみだ 0-4 府中アスレティックFC
2017年2月25日(土) 墨田区総合体育館 観客数:1,005人
[得点経過]
0-1 16分13秒 府中 13 渡邉知晃
0-2 26分47秒 府中 13 渡邉知晃
0-3 36分29秒 府中 21 柴田祐輔
0-4 39分52秒 府中 21 柴田祐輔

 

 

 


写真は先制ゴールのシーン。前日の試合、1st Roundと同様に先制点は渡邉知晃。キックインのボールを得意のボレーシュートで決める。後半になり追加点を決めたのは渡邉。柴田の折り返しを決める。

 

 

 

 


その後も柴田が2点を追加し、突き放す。柴田の1点目は渡邉のアシストより。2点目はパワープレー返し。渡邉と柴田の活躍もあり、府中アスレティックFCは前日の敗戦の借りを返す。

 

プレーオフ4/5位決定戦と非常にモチベーションを保つことの難しいゲームであった。
ホームアリーナであるフウガドールすみだのモチベーションが低かったこととは考えにくいが府中アスレティックFCのモチベーション、そして、谷本監督のこの試合での目標設定に、選手たちを鼓舞した力が勝っていて、その差が勝敗を左右したと感じられた。”今日、試合ができたことはある意味幸せなこと”と前日の記者会見に続いてこの表現を使用した。このゲームでのテーマはそこにあった。

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤

 

以下は、谷本俊介監監督皆本晃選手の記者会見と質疑応答。

試合を振り返って。

谷本俊介監監督
「お疲れ様でした。できれば3時からの試合をしたかったというような思いが、やはり勝った後でも強くあるのですが、ただ、結果は結果で受け止めて、今日、試合ができたことはある意味幸せなことだなと選手に昨日伝えました。フットサルを続ける限りは試合がまたやって来て、そこに対して、プレーも結果も少しでもいいものを求めなければいけない責任と義務がある。それをしっかりと考えて今日試合に臨んでほしいと、戦い方どうこうではなく、メンタルの要素を伝えました。選手たちは結果を示したとおり、役割・責任をきちっと果たしてくれたかなと思います。この勢いを残りのシーズン、全日本選手権がありますので今のチームの完成度ならばそこでもタイトルを取れると思います。リーグ戦の終盤から(プレーオフ2試合含めて)7試合負けていない状態で全日本選手権に臨めますので、まだ詰めるべきところを詰めて、最後は笑って終われるようにしたいと思います」

 

皆本晃選手

「お疲れ様でした。今日の試合は状況的に、精神的にもすごい難しい試合だったと思うし、自分たちもどういう位置づけで臨めばいいかすごく難しい試合でした。ただ、お客さんが来てくれる以上、フットサル選手なら自分たちは全力で尽くさなければいけないという思いで今日一生懸命やりたい。そして、僕たちのは仲間、チームの選手たちは漢(おとこ)だったなと思います。こういう試合でも自分たちの全力を出してくれました。つらかったと思うし、僕自身も寝れたのかというと、あまり寝れていないし、切り替えられなかったです。でも、こういう中でお客さんがいる中で勝たなければいけないという思いでしっかりと全力を出し切れたのは本当に何ものにも代えがたいものだったと思うし、自分のチームメートを誇りに思うし、来シーズンもそうだし、全日本選手権を笑って終われるように頑張りたいなと思います」

Q:内田選手の特徴とどんな選手に今後なってほしいか。

谷本:彼はもともとサッカーのエリートといいますか、もともと鹿島アントラーズのジュニアユースから駆け上がってきて残念ながらトップチームには上がれなかったのですが、そういった道のりを歩んできた分、フットボールセンス・サッカースキル、特にボールコントロールのところ、止めたり・蹴ったりの質が非常に高いなと。また、状況判断といいますか、いいボールコントロールができているので自然と顔がしっかり上がって周りの状況が見えて、なかなか普通のプレーヤ―では見れないところまでよく見ていい判断・選択ができていると思います。彼には今背番号7番を背負わせているのですが、その意味としては偉大な7番が過去にいたのですが、その選手を越えるようなプレーヤーになってほしいなと思っています。

皆本:ひと言でいうと彼は時間がつくれる選手だなと思うし、そういう選手はなかなかいないので本当に才能あふれる選手かなというふうに思います。あまりプレッシャーをかけ過ぎてもよくないのかなとも思いますけど、今後府中を引っ張ってほしい選手になってほしいし、僕だったり、完山を蹴落とす選手になるのかなと思います。

Q:終盤にかけて、内容のいいゲームが続いていますが、リーグ全体5位というのは残念ですが、シーズン1年のマネージメントとしてはどういう反省がありますか?

谷本:要素は2つあると思っています。1つ目は今シーズンはシーズン途中での選手の出入りが多かったです。シーズン前にソロカーバ選手が抜ける。山田ラファエル選手もシーズン途中で抜ける。三井選手もそうですし、渡邉選手もAFCで中国のチームで試合に出るために。と。不在の状況があってなかなかセットであったり、メンバーを固めるのが難しかったのがプレーの安定を欠いた要素なのかなと思っています。2つ目の要素としては人の出入りに関係なく、今日上位に残っている名古屋さん大阪さんとのお金のかかっている度合。うちは何分の1なのかわかりませんが、そこの差というのは切り離せない部分だと思いますのでそういったところをクラブと二人三脚で上げていかないと自分たちが安定して結果を残していくのは難しいのかなと。逆にいうと、一発勝負であれば対等に戦えるだけの選手たちがそろっていると思っています。その選手たちが安定していいプレーができるようにしっかりと休息とトレーニングができる環境を用意してあげれればもっともっと上位に行けると思っています。

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