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[Fリーグ2016/2017プレーオフ2nd Round]ぺスカドーラ町田・金山友紀選手「同年代の選手が退いていき、ここの舞台に立ちたかった人がいる中、その空間を高いレベルで楽しみます」(2017/3/2)

 

SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 プレーオフ2nd Round
名古屋オーシャンズ 0-3 ぺスカドーラ町田
2017年2月25日(土) 墨田区総合体育館 観客数:1,361人
[得点経過]
0-1 14分39秒 町田 10 森岡薫
0-2 21分22秒 町田 7 金山友紀
0-3 37分09秒 町田 1 ピレス・イゴール

 

名古屋オーシャンズがプレーオフのファイナルに行かないという歴史的試合となったこの試合。
勝利の立役者はキャプテンの金山であった。レギュレーション上、ペスカドーラ町田は引き分けではファイナルへ勝ち上がれない中での貴重な追加点を決めたのは金山であった。
また、守備でも精神面においてもこの日も金山はキャプテンとしてチームを引っ張った。

まとめ◆デジタルピヴォ!古澤

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下は金山友紀選手の個別インタビュー。

Pivo!:名古屋を倒して歴史を変えました。

金山:その思いはありました。昨日すみだに勝った時点で、名古屋に勝てば1つ歴史が変わるとは思っていました。プレーオフファイナルに持ち越したのではなく、町田が自ら変えるというチャンスだと。

Pivo!:名古屋に対して選手権で勝つのとも違い、格別でしたか?

金山:正直、選手権は名古屋以外が勝つこともたくさんあったので。リーグ・プレーオフが名古屋がいないということはないことなので別物でした。

Pivo!:昨シーズンの全日本選手権を思い出しました。練習含め、これまでの積み重ねに尽きるとは思いますが、その中でも今日は気持ちの強さ、集中力が非常に出ていました。

金山:そうですね。やはり去年のプレーオフで悔しい思いをしたのは忘れてないです。選手権で優勝してもプレーオフでの悔しさは残っていましたし、プレーオフの悔しさはプレーオフでしか返せないなというのはあったのでここに懸ける思いは強かったです。

Pivo!:プレーオフはリーグとはまた違いますね?

金山:違いますね。一発勝負ですし、レギュレーションというか、今日は名古屋に勝たないといけなかったです。前半を1-0で折り返して、ロッカーに戻り、今0-0だからという話をしました。あの状態で仮にパワープレーで点を入れられたら、相手にとって1-0と同じ状態になることを考えたら、1-0で勝っていることは勝っているうちに入らないという話をしていました。

Pivo!:「プレーオフの悔しさはプレーオフでしか返せない」。この言葉はこれまでに何度も口にしていましたね。

金山:去年はリーグを2位で終えて、いい状態でプレーオフを迎えたはずでした。リーグ終盤も連勝していてそのいい流れで入るつもりでいました。けど、プレーオフの怖さというか。どんなにボールを回したり攻めていても、一発のところでやられてしまったり。勝敗を決める勝負の厳しさはプレーオフには大きくあります。華麗なボール回しであったり、崩しからというような部分は思ったようにはできなかったです。でも、去年の経験を生かして、その中で本当に勝負に徹した戦い方というのはできたと思うし、勝負どころでの町田のこれまでを思い返せばわかると思いますが、すごくいい試合だった。町田はすごくいい攻撃だったといわれてもスコアは逆ということはあったと思います。そういう意味で今日の勝利は大きいと思いますし、昨日に関してもしっかり勝ち切るというところ。そこから逆算して内容は詰めていかないといけないです。それはもちろんありますが、やはり結果を出した中での話だと思うので。僕自身はずっとその話はしていましたし、甲斐さんともそういう話はしていました。リーグ終盤でのすみだ、大阪、大分との試合に関してはベンチからの気持ちの部分というのはできて、その戦いが最低ベースというか、そういう戦い方ができれば自分たちから崩れることはないという話はしていましたし、そこができたことはよかったと思います。今日の試合が終わって話すことはあそこでもっとサポートをしっかりしてとか。あとはちょっとした呼吸の部分。ボールは回せていると思うし、セカンドセットでも保持率は高いと思います。ただ、誰がどこで攻撃のスイッチを入れるか。クアトロの中で必要なことは裏に出ていくことだと思いますが、裏に出ていくことを合わせていくこと。決断していくことが少ないと思います。自分が出ているときは狙っていきたいと思うし、今日は自分が出てない状態が多かったですが、ボールを回していくことで前がかりになってくる中で背後を狙っていくことは考えていました。ゴールはイゴールからのスローでしたが、ほかの場面でも狙いたいなという気持ちがありました。

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