[ピヴォチャン2017全国大会決勝トーナメント・準決勝]人々は動じない赤い心を目撃し、白い気迫を体感する。そして、小さな体の大きな声を耳にする(2017/5/25)
父は背中に子は胸に。コートの外でNo.70が新生を進化させていた。
■大会名:『全国の精鋭よ、高い舞台へ這い上がれ!! DUELO Pivo! Champion’s Cup 2017』全国大会 決勝トーナメント
準決勝・第2試合 FCmm 3(3PK2)3 コロナFC/権田
■開催日:2017年5月4日(木・祝) ■会場:FFC東川口
高い志と強い意志。両者の途切れぬ集中力は攻防一体の激しさを増す。
赤いNo.9。人々はこの男を通して、動じない心を知ることになる。
試合前のロスタイム
アクシデント発生。コロナFCのベンチが騒がしい。「タオル! タオル!」と声が聞こえる。ベンチ前に水をこぼしていた。準決勝第2試合は試合前にロスタイムがあった。だが、そんなことで動じるような者は、このピヴォチャンにはいない。コロナFCもFCmmもアップの延長線上ととらえ、冷静にコート上でボールを回し個々に意見を交わしときを待っていた。
コートの外から「パパー!」という声が聞こえる。お昼を迎え4強に絞られたピヴォチャン2日目は、熱気は高まり観戦する人々も増えていた。FCmmに至っては、サポーターどころか選手も増える。この日より青沼広己選手が合流。前日の予選は、この青沼選手のために勝ち抜かなければいけない強さが隠されていた。そして夜が明けると、彼らは新戦力を加え“新生”FCmmとして生まれ変わり、この場に現れた。
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