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無料記事:オーシャンカップではできなかった戦い方はできた。[Fリーグ第1節](北海道・小野寺隆彦監督)(2017/6/11)

 

DUARIG Fリーグ2017/2018 第1節
シュライカー大阪 4-3 エスポラーダ北海道
2017年6月10日(土) 国立代々木競技場第一体育館 観客数:1,562人
[得点経過]
1-0 03分33秒  大阪  11 チアゴ
2-0 06分05秒  大阪  14 相井忍
3-0 06分54秒  大阪  5 アルトゥ―ル
3-1 09分13秒  北海道 17 水上玄太
3-2 11分24秒  北海道 7 酒井遼太郎
4-2 18分44秒  大阪  11 チアゴ
4-3 19分28秒  北海道 7 酒井遼太郎

 

エスポラーダ北海道(以下北海道)がオープニングゲームの舞台に立った。相手はリーグのディフェンディングチャンピオンであるシュライカー大阪(以下大阪)であり、北海道にとって非常に難しいゲームになることが予想されたが、1点差まで肉薄するものの、一歩及ばず。「後半もチャンスがあった中でも決められなかったり、同点に追いついたり、逆転できたりという、そこまでの力はなかった」と敗戦と最後の追い上げについて嘆きながらも、「これからも戦っていけるスイッチが入った」「大阪対策ということでコーナーキックからの失点を防ごうというところは防ぐことはできた」「しっかり守ってカウンターというのは共通認識でできた」「オーシャンカップではできなかった攻撃の形というか戦い方はできた」とプラスの要素もあった開幕戦となった。キックオフカンファレンスの個別インタビューで小野寺監督は「関口や室田や堀米と同じくらいの選手をまたつくっていくのが僕の使命」と語った。実際、開幕戦でも若手や新人を積極的に起用をした小野寺監督。昨シーズンの雪辱を果たせるか注目したい。

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤

 

以下は小野寺隆彦監督新キャプテンの酒井遼太郎選手の記者会見と質疑応答。

試合を振り返って。

 

 

小野寺隆彦監督
「開幕戦ということでオープニングゲームを戦うことができて、ほんとうに幸せに思います。最終的に勝つことができなくて非常に悔しい結果です。僕たちの戦いの中で大阪との実力差についてはみなさんもそうだと思いますが、僕たちもわかっていたつもりです。しっかりディフェンスにおいて集中力を高めながら、自分たちの勝機を狙っていくなか、前半の0-3というスコアは苦しいところでしたが、1点目を獲ってからはエスポラーダらしいカウンターやセットプレーもはまりながら、僕たちの狙い通りの戦い方ができたのかなと思います。後半もいくつかチャンスがあった中でも決められなかったり、同点に追いついたり、逆転できたりという、そこまでの力はなかったのが悔しいところですが、僕たちの想像以上に選手たちがファイトしてくれた結果で、これからも戦っていけるスイッチが入ったという風に思います。次節はホームで開幕しますので、そこでは勝利できるようにがんばりたいと思います。ありがとうございました」

 

新キャプテンの酒井遼太郎選手

「私自身、キャプテンとしてはじめての開幕戦を迎え、私自身の結果としては2点獲れたことには満足していますが、チームとして考えると、キャプテンとして何ができたのかを考えると何もできていなく、チームをまとめ上げる力が足りないなと感じました。チームメイトはすごく私のことを助けてくれますし、去年以上にまとまりのあるチームになっていると私自身は感じています。残り32節の長いシーズンですが、皆さんに助けてもらいながら、私自身も得点を重ね、キャプテンとしてチームに貢献できるようにしていきたいと思います」

 

以下は質疑応答となる。

Q:昨年のチャンピオンの大阪に対して意識したこととしては?

小野寺:コーナーキックの場面をみてもらえばよくわかると思いますが、オーシャンカップをみても大阪はセットプレーでの得点がかなり多いなということで、変則的なマンツーマンというか、相手のポイントを絞りながら素早くマークにつけるようなシステムを作りました。ゾーンでもマンツーマンでもない感じですが、大阪対策ということでコーナーキックからの失点を防ごうというところは防ぐことはできたのかなと思います。そこからのカウンターにつなげられなかったのが少し悔しいですけど、チームとしてのプランは一つ成功したかなと思います。

Pivo!:メンバーがかわった中、チームが完成するまでに序盤戦は苦戦を強いられることも予想されますし、今日はデフェンディングチャンピオンが相手ということで開幕戦は非常に難しい試合になることも予想されたと思います。そんななか、キックカンファレンスの個別インタビューで副キャプテンの水上玄太選手は「今のチームは伸びしろがあるので、開幕までの短い期間でも伸びると思う」と言っていました。その部分も含めて開幕を迎えて、チームの完成度としてはいかがですか?

小野寺:どちらも3:1のシステムを採用していて、若い小幡ですとか、宮原、新人の三浦憂であったり、若手・新人を積極的に起用しながら、それが効果的に自分たちは攻めていたかというとそこまではいっていないかなと思いますが、しっかり守ってカウンターというのは共通認識でできたと思いますし、セットプレーからもしっかりゴールが決まり、オーシャンカップではできなかった攻撃の形というか戦い方はできたのかなと思うので、キックカンファレンスから1週間でしたが、しっかりとチームをまとめることはできたかなと思います。

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