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無料記事:最後に岡村が決めたゴールが今シーズン、自分がやりたいフットサルの真骨頂だと思っています。[Fリーグ第1節](すみだ・須賀雄大監督)(2017/6/11)

 

DUARIG Fリーグ2017/2018 第1節
フウガドールすみだ 9-1 バサジィ大分
2017年6月11日(日) 国立代々木競技場第一体育館 観客数:1,692人
[得点経過]
1-0 02分40秒  すみだ  23 丹羽脩人
2-0 03分04秒  すみだ  19 大薗諒
3-0 06分20秒  すみだ   6 宮崎暁
4-0 10分38秒  すみだ  19 大薗諒
5-0 13分14秒  すみだ     オウンゴール
6-0 14分30秒  すみだ     77 ボラ
6-1  19分15秒  大分       19 山蔦一弘
7-1  22分57秒  すみだ    9 田村 佳翔
8-1  30分17秒  すみだ    5 岡村康平
9-1  36分28秒  すみだ  19 大薗諒

 

 

フウガドールすみだ(以下すみだ)の今シーズンのスローガンは”一点突破” 込められた思いとしては「一点に集中して活路を切り開いていく。若い選手も多いので、まずチームとしての柱をしっかり決めていく。そういった意味でまず一点に集中していく」というもの。
すみだは開幕戦から今シーズン、チームが終盤にかけて完成度を高めていくようなイメージができるような戦いぶりをみせた。粗削りながらも、献身的な選手たちによりすみだは開幕戦で貴重な勝ち点3を手に入れる。

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤

 

以下は須賀雄大監督キャプテンの諸江剣語選手の記者会見と質疑応答。

試合を振り返って。

 

 

須賀雄大監督
「お疲れ様でした。開幕戦は今シーズンのチームの方向性を示すための重要な一戦だと思っていました。結果ももちろんですけど、自分たちは1年こうやってやっていくんだというのをトップチームだけではなくて、サテライトチームであるバッファローズであったり、下部組織の選手たちに見せるという意味でも非常な重要な試合と位置づけて臨みました。選手たちは40分間それをやり続けてくれたと思っています。まず彼らを誇りに思います。今シーズンは昨年に続いてリスクをかけ続けて、そして、リスクマネージメントをし続ける、そういう40分間を考えているので、開幕戦にしては上々の出来だったと思います。これを33試合失速せずに続けていくことが今シーズンの目標です

 

キャプテンの諸江剣語選手

「お疲れ様でした。僕たちは絶対的なタレントがいない中で今日スコアを重ねられたのは高い強度と1人1人がやるべきことをまっとうした結果だったと思います。ただ、9-1というスコアは次の試合にはまったく関係ないのでまた引き締めてやっていけたらと思います」

 

以下は質疑応答となる。

Q:清水選手の現在の状況と若手に期待すること。

須賀:清水に関してはフル代表から含めて、彼はこれまでオフがなく過ごしてきたので、その疲労が少し出てしまったようなケガです。大きなケガというよりは少し休ませながら、様子を見ていくという状況なので、心配されている方もいると思いますが、基本的にはそこまで悪い状況ではないので近々、トレーニングに復帰してくると思います。若い選手に関してはやはり彼らの伸びしろに関しては僕にもはかりかねていて、そういうよさがありますし、そういう選手が与える影響というのはすごく大きいです。実際、30オーバーの選手でもまだまだ伸びしろがあると僕は思っています。ただ、やっぱり、限界というのをどこかで決めてしまうのが実際あるのも事実です。彼らのようにとにかくうまくなりたい。ドンドン上を目指したいというような選手が今トレーニングの雰囲気を非常によくしてくれています。そういう意味でも、単純に今ベストのメンバーを選んだのですけど、そういった意味でベテランも躍動していますし、彼らが与える影響というのはピッチで表現する以上のものだと思っています。

Q:若手の中でも大薗選手がハットトリックを決めて、結果を出しました。彼はどちらかというと強いシュートのイメージが強いのですが、今日はテクニカルなシュートを決めました。チームにいい影響を与えていると思いますが、監督から見てどう感じていますか?

須賀:彼自身も自分のストロングポイントをシュートのフィニッシュの力、特に打ち切っていく力だと思っていますが、僕はそれ以上にスケールが大きい選手だと思っています。例えば、守備でのハードワークであったり、あのサイズ感の中でこれだけタフな試合を40分間やり切れる。チームへの忠誠心も含めて非常にタフな選手だなとまだ2・3ヶ月の付き合いですけど、思っています。テクニカルな一面も含めて、まだまだこれから伸びしろを感じさせる選手なので、これからどんな選手になっていくか。 ゴールから逆算するのではなくて、一緒に彼自身の長所を伸ばしていって、底知れない選手になれるように手助けをしていきたいなと思います。

Pivo!:相手の兼ね合いもあったとは思いますが、それでも、スコアとしては大差をつけました。それでも、須賀監督は厳しい表情でいる場面が多々ありました。開幕戦で見えたチームの改善点について教えてください。

須賀:例えばですけど、ディティ―ルのところにこだわれば、まだまだ多くできるものはあって、守備の立ち位置にしても数回、相手の攻撃に自分たちの守備のラインを突破されたシーンもありましたが、そのときの前線のポジショニングであったり。例えば、6-1だから前に残っていてよくて、0-0だったらがんばらないといけないというような秩序はうちにはないですし、やはり、6-1だろうが、0-0だろうが、しっかりとやり切るということが次につながってくると思うので、そういった意味でそういったエラーは少しづつ出ていたので、そういったところを今日は感度を持ってみていたので、自然とそういった顔になっていったのかなと思います。

Q:スコア以上にパスワークにおいて差が出たように感じました。どこを準備しましたか?

須賀:最後に岡村が決めたゴールが今シーズン、自分がやりたいフットサルの真骨頂と思っているのですけど、やはり信頼関係だと思います。技術ももちろん必要ですけど、例えば、AがBにパスしたときにCがどういうポジションを取るかということでチームの脅威度は変わってくると思いますし、例えば、AとBに対してCがどれだけ信頼関係があるか。今日は具体的にはいうとボールサイドと逆のサイドがアグレッシブなポジションを取るように指示をしました。そういった意味で左で崩したときに、それで終わりではなくて、逆サイドの選手がフィニッシュに関わっていくような、そういった意欲があったと思います。逆をいうと、ボールを奪われてしまうと非常に危険であったり、すぐに戻って守備をするというタフなゲームになりがちなところなので、個人的には今日は選手はハードワークのところでがんばったと思いますし、おそれずに逆サイドの選手が高い位置をとれたというのが非常によかった。パスワークがさえたポイントだったのではないかなと思います。

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