デジタルピヴォ! プラス

[古澤コラム]1試合1試合成長していくチームの姿を体現する成長欲に満ちあふれた丹羽脩人。(2017/7/22)

 

ボアルース長野より移籍をしてきた愛知県出身・信州大学在学中の22歳。
開幕間近の6月7日にフウガドールすみだへのトップ昇格が発表された。
今シーズン、フウガドールすみだのセレクションを受け、フウガドールすみだバッファローズに入団をすると、東京都リーグ1部で3試合に出場したのちに、スピード昇格を果たした。

 

 

第6節で2ゴール目を決め、第7節で3ゴール目を決めた丹羽のFリーグ第1号はなんとデビューであった開幕戦であった。

 

 

そんな丹羽がフウガドールすみだに入団を決めたのは須賀監督の存在が大きかった。「スタッフがしっかり丁寧に選手を分析しているところによさも感じ、須賀監督と話をしている中、選手のことをきちんとみてくれていると感じ、決断をした」という

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤

 

第6節のゴールシーンについて彼は以下のように振り返った。
「あのゴールはカウンターでした。自分で奪って、通常だと3対2で数的有利なのでセオリー的にはパスの選択肢があるのですが、中途半端なプレーしてもよくないなと思いましたし、もうスピードに乗っていたので、そのままの勢いでゴールまで行けました」という。彼は緊張しながらも思い切ってプレーをしている。素直にフウガイズムを受け入れようとしている中でもゲームの中でセオリーを崩した。

よりチームのために確実な選択をするというのも必要なことである一方で、エゴイストな部分もときに必要である。

須賀監督はそういうところも含めて見抜いたのかそこに関してはまだ確認していないので定かではないが、いずれにしても須賀監督が信頼し、期待してこそのプレーといえるであろう。人は期待されてこそ存在能力を発揮するものだから。

そして、彼はFリーグのピッチで堂々とプレーしているように見えるが、実は当の本人の気持ちはそうでもない。

「僕は試合中、あがっていて、手応えは半分くらいです。悪くはないかなとも思います」というのが彼の試合での現在の状況。

そうはいいながらも、彼が第6節で決めたゴールは「あがっていて」という表現からは反対ともとれる冷静さを感じた。いや、気持ちが上がっていたからこその思い切ったプレーなのか。

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