もうあと2センチ中に撃ってれば入ったかもしれない。[Fリーグ第6節](浜松・前鈍内 マティアス エルナン)(2017/7/23)
前鈍内 マティアス エルナン(28歳)。8年在籍した名古屋オーシャンズから移籍してきた。
DUARIG Fリーグ2017/2018 第6節
アグレミーナ浜松 2-3 府中アスレティックFC
2017年7月9日(日) 浦安市総合体育館 観客数:333人
[得点経過]
0-1 03分10秒 府中 13 渡邉知晃
0-2 18分14秒 府中 13 渡邉知晃
1-2 22分31秒 浜松 19 岡野健
2-2 28分17秒 浜松 11 中村友亮
2-3 34分34秒 府中 5 皆本晃
試合巧者ぞろいの府中のゴールを脅かす。第6節終了時で中村友亮、田中智基とともに3ゴールでチームトップに立っている。
その中村が前鈍内のシュートの跳ね返りを押し込み、府中を相手に同点に持ち込んだ。
しかしその6分後、皆本にフリーキックをたたき込まれ連日の1点差負けとなってしまった。
即戦力の獲得
「“浜松だったら試合に出れる”はもうない!」。開幕を前にしたキックオフカンファレンスでアグレミーナ浜松の保田健二朗監督にいわせたのは、ほかでもない、例年にない即戦力を獲得した自信からだった。その代表格が、前鈍内(まえどんち)マティアス エルナン、アルゼンチンの首都ブエノスアイレス出身の28歳だ。2010年に日本の国籍を取得し、2013年に日本代表初招集、2014年のクロアチア戦で日本代表公式戦デビューを果たしている。
日本の学校で学んだ経験を持つ外国出身者は一様に正確な日本語を話す。埼玉栄高校(サッカー部)出身の前鈍内もそのひとりで、彼と最初に言葉をかわしたのは、あのリカルジーニョが名古屋オーシャンズにいたころで、チームメートの彼が通訳を買って出てくれたときのことだった。その前鈍内が今回のインタビュー中に、1点差負けを悔やんで、「あと、もう少しですね」と何回繰り返しただろうか。負けず嫌いが言葉の端々にうかがえた。
まとめ◆デジタルピヴォ! 山下
流れ的には逆転の可能性も
Pivo! 久しぶり!
前鈍内 お久しぶりです。
Pivo! もう5年前になるかな、町田のホームアリーナで試合後に本職の通訳の手が回らなくてリカルジーニョの通訳をキミにやってもらったんだけど、覚えてる?
前鈍内 そうです、はい、覚えてます。
Pivo! 今日の試合、追い上げたのに悔しい1点差負けだった。
(残り 1560文字/全文: 2546文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ