デジタルピヴォ! プラス

無料記事:浦安に新たな術を授ける。指揮官・高橋健介の分析力[Fリーグ第9節](2017/8/6)

 

DUARIG Fリーグ2017/2018 第9節
エスポラーダ北海道 2-4 バルドラール浦安
2017年8月5日(土) 町田市立総合体育館 観客数:596人
[得点経過]
1-0 00分21秒 北海道 17 水上玄太
1-1 02分26秒 浦安 9 星翔太
1-2 04分50秒 浦安 9 星翔太
2-2 07分58秒 北海道 2 高山剛寛
2-3 20分40秒 浦安 20 野村啓介
2-4 36分55秒 浦安 6 荒牧太郎

与えられた時間は2週間

星翔太が得点を奪い、加藤竜馬がピッチを走り、藤原潤が失点を防ぐ。先日発表された日本代表候補の3人はだてじゃない。ポテンシャルは十分、だが調子の上がらない浦安をどう立て直すのか? 与えられた時間は2週間。8節終了時から高橋健介は、9節・北海道戦に至るまでに着々と準備を進めていた。

まとめ◆デジタルピヴォ! 佐藤功

 

高橋健介監督

自分たちがやりたいことを表現できたパーセンテージはすごく低い試合だったと思います。カウンターからのゴールを狙っていくというのはゲーム前のプランだったので、その形からのゴールをしっかり獲ったことは非常にポジティブな要素だったと思います。ここまでそういう得点があまり多くなかったので、意識的にそのトレーニングをしてきた成果が出たということがよかったと感じています。そのトレーニングをしたことで、逆に今までやってきた部分が欠けてしまったことは計算できる範囲内だと思うので、勝ちながら自信をつけて自分たちが主導権を握りたいと考えています。主導権を握る怖さもあるとは思いますが、勝ち続けることで表現できてくると思うので、明日も勝って自分たちのフットサルの価値を少しずつ上げていけるように頑張っていきたいと思います。

Q この試合まで2週間空きましたけども、選手だったりチームの取り組みの評価、流れの中で1点もやられていない守備の部分をどう評価していますか?

高橋 ここまでゴールが少なかったので、攻撃の改善をするために守備を練習してきたというようなイメージですね。セットプレーとカウンターはフットサルにおけるゴールの割合が高いものなので、そのゴールが少なかった。特にカウンターのゴールが少なかったことが、中断期間の前に分析した結果があるので、そこに基づいて改善できるようトレーニングをしてきました。今までやってきた重要な本質の部分に対して、個々で状況を解決するという術というか個人がその決断を取るところに関しては、ある程度全員が理解していると思います。そういう部分に対して、ピッチの中で状況を解決できるようにという意味で、少し負荷が高いトレーニングをしてきたつもりです。ピッチの中で自分たちがどうやって解決したらいいのか選手たちなりに考えてくれて、うまくいっていないように見えても最後の部分でやられないようにはできていたんじゃないかと思います。

セットプレーに関しては、練習でも対策しましたがやられているので、そこは自分の責任かなと。対策の仕方として改善点があるかなと思います。

Q 今季から加入したディドゥダをどう評価していますか? また彼に求めることは?

高橋 個人に対してどこまで評価していいかというのは難しいところですけど、シュートだったりディフェンスの部分といったストロングポイントは少しずつ発揮できているんじゃないかなと思います。フィット具合というのは現状何%ぐらいというのは表現は難しいけど、十分チームのために貢献してくれているんじゃないかなと思います。

ディドゥダ自身が成長してチームにフィットしていくことは、チームの成長につながると思います。ですが、それはディドゥダだけではなくて、全員に対して個々の成長を求めています。他の選手も含めてですけど、改善点はそれぞれにあるので個々にポイントを伝えています。

 

 星翔太キャプテン

監督がいったように、自分たちのボールポゼッションに関しては課題を感じる試合でした。落ち着いた時間をつくれなかったことは選手として悔いが残るところですけど、僕らが目指しているのは勝ち点3というところにあるので、練習でやったカウンターでこれだけ点を獲れたのはチームとしての成果はすごく大きいと思います。また明日(6日)は違う戦いになると思いますけど、練習したストロングポイントと今まで取り組んでいるストロングポイントを準備して、試合で出したいと思います。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ