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府中・谷本俊介監督が切に願う再び”ここ”に戻って来るその日「[Fリーグ第11節](2017/9/1)

 

以下は第11節・府中市立総合体育館でのラストゲーム後の谷本俊介監督の個別インタビューとなる。府中アスレティックFCに監督になる以前からいる谷本監督はキャプテンの皆本選手にも負けない熱い気持ちを持ってこのスペシャルなメモリアルゲームにのぞんでいた。

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤

 

 

Pivo!:府中市立総合体育館での思い出について。

谷本:2010年に事務方として入り今日まで7年。運営としても色々な取り組みもしてきましたし、監督しては今シーズンで5シーズン目となります。勝ったことだけではなく負けた思い出もあり、数えきれない思い出があります。監督になってからのはじめての試合は湘南さんとの試合でした。その試合は0-1で負けました。内容的にはうちが圧倒したなか、50本くらいシュートしたなかで結果ゼロ点で駆け出しの自分の力不足を感じたゲームでした。そういう意味であれからどれくらい成長できたかなというころで結果を出せてよかったのではないかなと思います。2013シーズンの第1クール。当時湘南さんの監督は当時相根澄さんが率いていて、両チームともに選手は大分かわりましたが、僕のここでのデビュー戦はそういったゲームでした。

Pivo!:手応えを感じましたか?

谷本:追いつき、追い越されて、また追いついて、これまでにないようなゲーム展開でした。なにか経験がいきたということだけではなく、もちろん戦術的なもの練習でやった成果もありますが、これだけの多くの方が来てくれて不思議な力が引き起こしてくれたのかなと思います。選手の意気込みもあり、ファンサポーターもほんとうによい試合を観たいしたいというのが結果につながったのかと思います。

Pivo!:ホームアリーナはどういう存在でしたか?

谷本:自分にとっては文字通り、家といいますか、控え室の準備をしながら、「これが最後か」と物思いにふける瞬間もありましたし、今日の暗転された、それから、お客さんが満員で、茶色のウェアをみんなが着ていてというのは絶景で泣きそうになりました。試合前ではありましたが、感極まるものがありました。フットサルをするうえで僕にとっては最高の場所です

Pivo!:監督の立場から言えることは少ないと思いますが、今体育館が使用できなくなってしまったことについて。

谷本:ルールはルールなので。広さであったり、観客席が足りないとか、そういった事情をむしろみなさんに了承していただいてよく使わしてくれたのとも思いますが、国際ルールでは38メートルでも認められているピッチもありますし、スペインの1部のブレラも2000人ないですし、大事なのはそこで面白いゲームが展開されてエンターテインメントが具現化されれば問題ないかなとも思っています。新たな体育館も探すこともそうですし、本来、体育館を改修する確約があったなかで市ができなくなってしまって、それをほんとうに実現してくれれば戻ってこれます。それがどのくらいの可能性なのかはわかりませんが、僕は信じたいなとも思っています。今日来てくださったお客さんはここで試合ができなくなったことに関して残念に思ってくださっているのかなと思います。

Pivo!:皆本選手はこの体育館で最初は勝てなかったとブログで書いていましたが、それよりも昨シーズンの名古屋やすみだに対する勝利であったりビッグゲームに強い体育館というイメージのほうが強いです。

谷本:セルジオ・恭平さん、僕とそれぞれの勝率を数えてもらえばわかると思いますが、僕はこの体育館での勝率は高いです。それはもちろんよい選手が入ってきたとかそういう事情はありますけど。とはいえ、僕はこのホームでの意識づけはずっとしてきましたし、それが根付いたことの証明かなと思います

Pivo!:今後はほかの会場を借りてそこをホームにしていくということですね。

谷本:おそらくそうなることでしょう。今後Fリーグが1部2部になる噂は聞いていますが、そうなったときに1部ではその条件では認めないということになるかもしれません。

Pivo!:モチベーションは保ちづらいですね。

谷本:もちろんそうです。チームが府中といっているからには府中市の体育館で、お客さんが来やすいところがいいかなと思います。ルール上、府中市でなくても近隣であればいいとなったとして、我々は同じようにできるかもしれませんが、そうなったら受け入れつつ、それでも、ここに戻ることを信じたいなと思います。

Pivo!:話題が変わりますが、新外国人のマルキーニョ選手は元々予定していたのですか?

谷本:予定していました。昨シーズンはスペインリーグで登録していたのですが、シーズン終了のタイミングが日本とは同じではないのでこのタイミングとなりました。昨シーズンの最後のほうの時点で彼を受け入れることは決まっていました。

Pivo!:バランサーとしてチームのバランスを保つという意図の補強ですか?

谷本:そうですね。元々左利きの選手がほしかったのですが、うちでも育てられていませんし、ほかチームでというのはすぐには難しいということです。相思相愛で向こうも来たがっていて、獲得できました。

Pivo!:第1クールを振り返り。

谷本:勝ち点は最低限20は必要だと思っています。リーグ戦を優勝するには80は必要ですが、現実的な目標としては3位以上を目指してやっている状況です。3位に入るには勝ち点60くらいが必要なので20は最低必要ななかクリアして、今日勝って23になったのでまずまずかなと思います。

Pivo!:これまでは序盤で負けることが多かったですね。

谷本:そうですね。これまではそうでした。尻上がりに上がっていくチームなのでこれから強さは増していくと思います。第1クールなのでほかチームも戦い方を多少かえてきているなか、そこにどう適応していくかというのも大分つかめたので、第2クール以上はより戦えると思いますし、マルキーニョがフィットしてくれればまた違うかなと思います。あとはケガ人です。今回でいえば、クロモトに田中。それから、今日出ていた選手も満身創痍のなかやっているのでコンディションの部分で整ってくれば、もっともっとよいゲームができると思っています。100%ではないなかで、この結果が出せたのはすごい自分たちは自信になったと思います。

Pivo!:今日は勝ちましたが、苦しんだなかでの勝利でした。

谷本:もちろん。もちろん。湘南さんは今の順位が示すとおり、すばらしいチームですし、強いチームになったなと感じました。ちょっと上から目線のコメントになってしまいますが。

Pivo!:その要因はどこにあると思いますか?

谷本:まずはタレントですね。ジャッピーニャ選手が入ったり、小門選手、内村選手の加入が1番多いかなと。具現化できる選手が入ったのもそうですが、あとは信じて続けてやってきたことがよかったのではないかなと思います。

Pivo!:シュライカー大阪は第1クールでは勝利しました。そこでの手応えは?

谷本:第1クールでの勝利は10回やって、2回か3回勝てるかどうかという相手に主導権を渡してというやり方だったので、次回同じやり方をして、残り1回2回が来るかはわかりません。まったく違ったゲームになるかもしれませんが、攻撃力があるチームなのでしっかり守って少ないチャンスを決めれば勝てるかもしれませんが、やはり力差関係でいったら、相手の方がまだ上であることを認めた上ですね。逆にそれを認めていれば、弱者の戦いができるので、それをしっかりとやっていきたいなと思います。

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