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デジタルピヴォ! プラス

10対0。この結果に関してはすべて僕に責任がある。(保田健二朗監督・浜松)[Fリーグ第24節](2017/10/31)

第21節で大阪を破って以後、3連敗・無得点の保田浜松監督と中村キャプテン。会見で監督は持ち前の明るさを見せることはなかった。

 

DUARIG Fリーグ2017/2018 第24節
 湘南ベルマーレ 10-0 アグレミーナ浜松
 2017年10月28日(土) 小田原アリーナ 観客数:1,023人
 [得点経過]
 1-0 14分38秒 湘南 15 鍛代元気
 2-0 15分20秒 湘南 8 刈込真人
 3-0 17分15秒 湘南 8 刈込真人
 4-0 26分43秒 湘南 8 刈込真人
 5-0 28分17秒 湘南 6 植松晃都
 6-0 30分58秒 湘南 10 ロドリゴ ※FK
 7-0 33分05秒 湘南 2 内村俊太
 8-0 35分02秒 湘南 18 高溝黎磨
 9-0 38分54秒 湘南 9 近藤純也
 12-0 39分27秒 湘南 9 近藤純也

 

明暗を分けた両チームの記者会見

アリーナ立川立飛でのミニセントラル2連戦で無得点で連敗した浜松の保田監督は「責任」という言葉を口にし、0対10で敗れた今節も同じ言葉を口にした。一方、湘南ベルマーレは、3年連続リーグ10位だった過去をふっしょくし現在プレーオフへまっしぐら。結果、試合後の記者会見の雰囲気も明暗を大きく分けた。特に監督とともに会見に臨んだ両チームのキャプテンの発言がそれを象徴していた。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

▪️記者会見
試合を振り返って
保田健二朗アグレミーナ浜松監督
湘南はプレーオフ進出にふさわしいチーム

「10対0。なかなかこのFリーグの中においても起こるスコアではないので、(湘南に)まず、おめでとうございますといいたいです。ま、まだまだ残り9試合ありますけど、本当にプレーオフに進出するのにふさわしいチームだと思います。その中でうちに関して、先週の2連戦、そして今日の試合と、3試合連続で無得点と。それと今日の試合に至っては10失点と、いうところで。う~ん、ま、見ていただいたとおり前半というのは3点を失ったとはいえ非常に内容としてはどちらにもチャンスのあったいいゲームだったと思います。ただ後半に関して、ま、完全に総崩れしてしまったと、いうところにおいては、う~ん、ま、やはり後半の立ち上がりからパワープレーを選択した、それに対してのオプション等々、えー、結果に関してはすべて僕のほうに責任があるので、選手に関しては非常にああいった苦しい結果、苦しい中、よく最後まで走ってくれたと思います。以上です」

中村友亮アグレミーナ浜松キャプテン
順位そのままの試合だった

「そうですね。本当に順位そのままの試合だったかなと思います。上位の厳しさ、勝ちに対する姿勢と、下位チームとの差がスコアにそのまま出たかなと思います」

質疑応答

Pivo! 序盤に相手ゴール前に長いボールを入れるシーンが何度かあったが、ゲームプランの1つではあったのか。

保田 いえ、特にこのゲームに関してっていうわけではなくて。ま、やはりリスク回避の1つで、キーパーに下げたときに後ろでつなぐよりも、ま、フィードボールを入れてというのが1つでしたし。あと、(相手の)クアトロのときにやはり裏を狙うというのがありました。ちょっと精度の問題がありましたが。基本的にフィードボールを狙ってというわけではなくて、結果的にちょっと多くなったかなと。

 

10-0の大勝に思わず笑顔がこぼれる奥村監督と刈込キャプテン。プレーオフに進出するために残る9試合で最低限の目標は5勝だ。

 

試合を振り返って

MC ではまず、オクルマ、奥村監督より試合を振り返ってひと言いただきます。すみません、かんでしまって。

奥村敬人湘南ベルマーレ監督
失点ゼロに抑えたのは10点獲ったことよりも評価できる

「よく、オクルマっていわれてます(笑)。
お疲れ様です。ま、結果は10対0だったんですけど、前半の立ち上がり、ピンチもありましたし。初め、自分たちのチャンスを拾えなかった部分でいうと、最初に浜松に獲られてたら、本当にどう転ぶかわからなかったゲームなのかなというふうに思います。まあ、点差がついてしまえば相手のメンタルもありますし、自分たちが勢いに乗った状態、気持ちのいい状態でプレーできる部分でああいう点差になったと思うんですけど。細かい部分でいうと1対1で抜かれたりとか。ルーズボール拾えなかったりとか。ディフェンスの立ち位置を間違えたりとか。いろいろエラーがあったと思うので。その中でも、失点をせずゼロ点に抑えたのは10点獲ったことよりも評価できるのかなというふうに思ってます。刈込選手もね、初のハットトリックということで。ただ(刈込選手は)、前半の初め調子悪くて、(横澤)直樹アナリストプレーヤーと“替えようか”っていう話をしてたくらいだったんですけど。その中で、1回外してしっかり話をして、リフレッシュというか、頭の中をリセットした状態で出たときに、しっかり結果出してくれたんで。彼ももうベテランの選手なんで、そういう駄目なときに落ちるんではなくて、そのあとしっかり切り替えられる、という部分で、本当に、成長してくれてるのかなというふうに思ってます。ホント、この中断期間前の試合で、勝つか負けるかで天と地の差があったと思うんですけど、そういった部分でちゃんと勝利を納めてくれた選手たちには本当に感謝したいと思いますし、いつもホームで応援してくださるサポーター、ファン、スポンサーの方々にホント、感謝したいと思います。以上です」

刈込真人湘南ベルマーレキャプテン
ゼロ失点は大きなこと

「お疲れ様です。自分自身、初めてハットトリックをすることができて。ま、非常にうれしいんですけど、前半もそうですし、後半もところどころ1対1のディフェンスの部分で抜かれることがすごく多かったので、そこは、ちょっといろいろ考え過ぎたのかなというふうに、頭の中で考えてディフェンスに入っちゃったのかなというふうには思うので、そこをしっかり反省をして。中断期間に入るんですけど、また、頭をリフレッシュして中断明けの町田戦に臨みたいなというふうに思います。ま、今日10対0で勝つことができたので、ゼロ失点というのはよく直樹さんにもいわれるんですけど、大きなことだと思うので。チームとしてもこれをプラスに考えてまた戦っていきたいです」

質疑応答

名古屋、大阪に次ぐ総得点数はディフェンがいいから

Q 序盤、よかったわけではなかったというところで、でも今季、そういううまくいってない時間でよく我慢して、取りこぼしなく来ているっていう点がこの順位でいるポイントなのかなと思うが、実際試合の結果を見ても下位のチームからの取りこぼしはほとんどないと思う。そのあたり今季チームの地力が上がったからそういうふうになっているのか、もしくはほかに要因として考えられることがあるか。

奥村 そうですね、チームの地力が上がったというのももちろんあると思うんですけど、練習の中でほとんどゲーム形式の練習をやってまして。その中でシチュエーションをいっぱいつくって、今勝ってるシチュエーション、例えば、2分で1点獲ったらそのまま勝ち残りとか、そういう中で自分たちが今どういう戦い方をしなければいけないのかというのを常に考えながらプレーしてて。そういう状況の中で選手たちがしっかり頭の中で考えて。今何をすべきか。攻めるのか守るのか。リスクを負うのか負わないのかというところの判断が前よりは上がっている部分はあるのかなというふうに思ってて。まあ、そこがそのまま、こう、試合の中で体現できてる部分なのかなというふうには思ってます。

Q この試合で総得点が100を超えてるというところで、今年の攻撃力について話してほしい。
(注:第24節終了時点の総得点数ベスト3は名古屋108、大阪106、湘南105。100点越えはこの3チームのみ)

奥村 そうですね、ホント、予想以上の得点でびっくりしてるんですけど。まあ、ディフェンスがいいから点を獲れてると思ってます。やはりいいディフェンスをして、いい形でオフェンスにつなげている、という部分で、相手がカウンターになったときに全然ついてこれないシーンがいっぱいあると思うんですけど。自分たちはスピードのある選手がすごく多くて。その中で相手がリスクを負って攻めてきたときに、いい形でボールを奪って、スピードに乗った状態でカウンターにつなげられてる。そこで数的有利な状況をつくり出せているという部分で、そういった部分ではまってる部分があると思いますし。ま、ロドリゴがね、第1クールと第2クール途中まですごく点を獲ってくれてたんですけど、最近はあまり獲れてないです。それでもほかの選手たちがしっかり点を獲ってると思いますし、ロドリゴもアシストだとかいろんな部分で貢献してくれている。そういった部分で彼だけに頼るのではなく、全員でしっかり結果を出している。僕の理想は、出た選手が、登録した選手全員が点を獲ることが理想なので。そういうふうにひとりひとりが全員点を獲ってもらって全員が自分の価値を高めてもらうという部分を目指してますんで。そういった部分では、そういった思いがうまく伝わってるのかなというふうに思ってます。

Q 明日からの中断期間でやるべきことは。

奥村 ケガしてるジャッピーニャとかも帰ってくると思いますし、ホント細かい部分だと思いますけど、ディフェンスの部分、オフェンスの部分をしっかり修正して、修正することによってより強固なものになって、それが自分たちの力を最大限発揮できる要因だと思いますので。その辺を大きく変えるんじゃなくて、今までやってきたことをより強固にするという部分がすごく大事だと思いますので。そこを信じてやりきってプレーオフに向かって残りの試合、進んでいきたいと思ってます。

 

「お疲れさまでした」
会見を終えて席を立つとき奥村監督が「何点?」と問いかけると、「12です」と刈込。「おお、来たね」、「(10点越えは)初めてです」。ほんの短い時間に、小声でかわされた会話だったが、うまくいっているチームならではの微笑ましいシーンだった。

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