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デジタルピヴォ! プラス

25歳にして9チームを指導するプロコーチ、花田孝汰の心意気_2[無料記事](2017/11/25)

花田コーチの「弟子」を自称する野口大輝くん(21歳/右)。明治学院大学フットサル部「FCフガリア」の初代キャプテンだ。“ピヴォクリ”のアシスタントに来てくれたときに、花田コーチをサポートするフットボールブランドDUELOのバナーの前で。

 

選手として所属する関東リーグ1部・コロナFC/権田でのプレー写真。

 

その権田のユニフォーム姿で“ピヴォクリ”の指導に当たっていたころの写真。

 

HANADA Kota

1992.4.15 生まれ
《サッカー》
1998~2004 東加平キッカーズ
2004~2007 ヴェルディレスチ
2007~2008 日体大柏高校
《フットサル》
2008~2015 小金井ジュール
2015~ コロナFC/権田

[指導チーム]
・フットサル
SAフガリア(関東大学リーグ所属)
さんぱち先生(関東大学リーグ所属、FFCカレッジフットサルリーグ1部所属)
エンカサ(神奈川県リーグ1部所属)
東海キングス(FFCカレッジフットサルリーグ所属、神奈川県の歴史あるチーム)
足猿キッカーズ(FFCカレッジフットサルリーグ1部所属 2016-17優勝、1DAY大会カレッジフェスタ全国大会連覇中)
FC FALTA(FFCカレッジフットサルリーグ2部所属)
・サッカー
アトレチコ君津(千葉県のアンダー15チーム)
ACカラクテル(千葉県のアンダー15チーム、2016年度アンダー15フットサル選手権全国大会3位)
・クリニック
“ピヴォクリ”コーチ(基本、毎月第1日曜日開催)
MFPクリニック(不定期開催)

[所属会社]
LEGRO HP
https://www.legro.co.jp/
フットサル事業部 FB
https://m.facebook.com/LEGRO-Futsal-Academy-1577779182528977/

 

学んだことから自分なりの「オリジナル」をつくっていく

Pivo! 花田コーチ自身、フットサルをどうやって学んできたのか。

花田 自分には、大きな体とか、巧みな足元とか、圧倒的なスピードといった優れた部分が本当にないと感じているんですけど、フットサルが知識でそれを補えること、上回れることは理解していました。スペインリーグやFリーグを観て学ぶことはもちろん、各国の名監督たちの来日クリニック参加や、(勉強のために)いろんなチームへの練習参加もしましたね。特に小金井ジュールの森山選手やコロナFC/権田の大場選手、エフネットスポーツの鈴木さんには多くのことを教えていただきました。

オープンなマインドでいろんなところへ行って、いろんな人に会って、いろんなことを学びました。でもここからが本当に重要で、学んだことを盲目的に受け入れるのではなく、自分なりの解釈や取捨選択をして「オリジナル」をつくっていくことが大事だと考えました。フットサルで当たり前とされている原理原則なども常に「なぜ?」という疑いの目を持つことで改めてその重要性に気づくことができたり、人に伝えるうえでの肝となるポイントを理解することができました。

そして大学リーグ(FFCカレッジフットサルリーグ)所属の足猿キッカーズというチームで4年間、選手兼監督としてアウトプットの場所を与えてもらいました。この4年間の試行錯誤が今の指導者としての自分の基盤をつくってくれたと思っています。指導するうえで一番気をつけていることは、経験や感覚的な部分についてもきちんと言語化・理論化するということです。自分はFリーガーではないですし関東リーグでも有名な選手ではありませんから、発信する言葉自体には説得力がないかもしれません。なので指導するときには伝えたいことをきちんと言語化して、相手に腹落ちして取り組んでもらえるように心がけています。

指導チームがすごく成長してくれている

Pivo! そういえば早くも弟子がついているとか。

花田 はい。急に、そして勝手につきました(笑)。野口大輝といいます。僕、SAフガリアの指導をやってる中で、学生で指導に興味のある子はいないねという話をしてて。でも、めちゃくちゃ近くにいたんです(笑)。チームのキャプテンである彼とは、コーチとして接してて、というときに、たまたま僕の事業部の仲間が、“今後のキャリアどうするの?”とか、“うちでインターンの募集をしてるけど何かやる?”と聞いたときに、“指導、興味あります!”といって。と同時に僕のこと、いいなと思ってくれてたみたいよって話してくれて。それが始まりです。じゃ、一緒に行動しようかとか。というので今日も“ピヴォクリ”のアシスタントとして来てくれました。

◎弟子の野口くん師匠を語る
「師匠とは、1年前に知り合いを通してSAフガリアのサポートコーチとして来てくれたのがきっかけです。今は「レグロ」からチームへの派遣コーチとして、月4回の練習、試合の帯同、ミーティングへの出席などディープな関係を結んでいただいています。僕は、師匠の人としてのあり方、考え方が大好きで、憧れの人です。『弟子入りインターン』として師匠を超える日を夢見ていますが、壁が高くてとても無理そうです(笑)」

 

Pivo! 話は変わるが、神奈川県リーグのエンカサの試合のときに、2階席から、ナイスタイミングで選手に声をかけていた。ああいうコーチングが選手の心理にどこくらい届いているか手ごたえを感じたりはしているか。

花田 できることが増えてるっていうのはかなり実感してます。ま、でも、僕のこの考え方って、すぐに結果が出るものでもないなとは思ってるんで。むしろ、カラクテルが全国3位になったりとか、フガリアがすごく成長してくれてるのって、彼らの持ってたものとか、あとはパーソナリティじゃないですけど人間性みたいのがすごく大きいと思ってて。

Pivo! それを引き出しているのがキミというコーチの存在だと。 

花田 彼らに助けられてる部分は大きいのかなとは思ってます。同時に、戦い方にこだわって目先のことだけ考えてたら、じゃあもう、縦入れて、なんでもピヴォ使ってとか。目先の勝負にこだわるんだったらそれでもいいんですけど。エンカサも含め、若い年代なんで、今だけじゃなくて、これからどうなっていくとか。他のいろんなチームに行ったときにどうなるんだって考えたときに、すぐに結果が出るからこれだけはやっとけみたいなのはやりたくないなと思ってます。

フットサルスペイン代表の監督を僕がやる

Pivo! 自分自身、これから先、どうしていくのか。

花田 多分、今プロで指導やってる方とかが聞いたら、“こいつ何いってんだ、頭おかしいのか!?”って思われると思うんですけど、僕の将来の夢というか、一番大きな目標は、スペイン代表の監督を日本人が、というか僕がやるっていう、今考えたら自分でも頭おかしいなと思いますけど(笑)。僕はそのくらいのイメージを持って選手とも接してますし。でも、スペインが全部いいとも思ってないんで。スペインでいいものはいいですし、でも、日本でもいいものはいいんで。スペインを超えるためにはそれこそそれくらいのイメージを持ってやんないと絶対に勝てないと思っているので。

Pivo! スペインがベストじゃないといいながら、なぜスペイン代表監督なの?

花田 フットサルを一番考えてプレーしているなっていうのは大きいですね。文化にもなってますし。知ってる人が集まってるっていうのは大きいですね。

Pivo! リーグが共通のメソッドを持って突き進んでいるところはブラジルとも違うし、世界に類を見ないところだ。

花田 でも、ブラジルのことも僕勉強してて。それこそFFC東川口でサンパウロ州公認の指導者講習会をやったときに、インテリのシダン監督の講習受けて。僕のこのクリニックもそうですけど、いいとこ取りじゃないですけど、この人の指導すごくいいなと思ったら正直もらっちゃいますし。この人のこのメニューの、あ、この制限いいなとか、自分がどう考えるかっていうのも大事なんですけど、いいと思ったら結構素直にもらえちゃう感じですね、自分の中で(笑)。あまりこだわりはないです。今の自分がベストだとも思ってないんで。日々アップデートです。

我が道に迷いなし!

Pivo! 最後の質問。選んだ我が道に迷いなし?

花田 そうですね。今、正直この2年、正確には1年半ぐらいですかね、仕事してきて、正直つらいと思ったことなくて。たくさんのお金は稼げてないんで、それをつらいと思い始めたらつらいのかもしれないですけど、でもそれも別につらいと思ってないし。そのくらいホントに楽しくて。それは彼ら選手が成長してくれているのもありますし。自分がいいと思ったことを仕事にできてるっていうのもありますし。正直、ホントに毎日楽しくて。何やっても楽しいみたいな。だから迷うことは全くないですね。

Pivo! 最後といいながら、最後その2の質問だが(笑)、コロナFC/権田に身を置くプレーヤーとしての自分をどう評価しているのか。

花田 日々、指導者としての成長を感じながらも、プレーヤーの成長面が自分の中で結構止まってきてるなっていうのは感じてます。

Pivo! これは意外だ。結構ゴールも決めてるし、いいプレーもしているのに。

花田 チームの調子もあると思うんですけど、でも、その中でもチームが調子悪いときに助けれる選手になんないのに、そんな大きなことはいえないと思ってるんで。今チームは苦しい状況なんで(第15節終了時点で9チーム中7位)、選手権でどうにか。リーグ戦は3位以内も多分ほとんどなくて。あとは残留争いも、ま、残留できる可能性は結構高いんですけど、残留争いにまだ残ってる感じです。もう選手権しかないんで。サポーター含め、スタッフ含め、みんなで全国行きたいと思ってます。全国に行ける唯一の手段が今年は選手権しかないんで、選手権にすべてを懸けて。明日僕らの第1戦なんで、選手権、頑張ります。

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