デジタルピヴォ! プラス

我々が用いている戦術・戦略は、Fリーグのほとんどのチームに共通する弱点を攻略するものだ(横澤コーチ・湘南)[Fリーグ第27節](2017/12/5)

横澤直樹アナリストプレーヤーが語る戦略・戦術論は極めて挑発的だ。

 

DUARIG Fリーグ2017/2018 第27節
府中アスレティックFC 2-6 湘南ベルマーレ
2017年12月2日(土) グリーンアリーナ神戸 観客数:1,525人
[得点経過]
0-1 03分55秒 湘南 44 本田真琉虎洲
0-2 07分27秒 湘南 7 小門勇太 
0-3 24分31秒 湘南 15 鍛代元気 
0-4 31分06秒 湘南 6 植松晃都
0-5 32分42秒 湘南 6 植松晃都
1-5 36分32秒 府中 13 渡邉知晃 
1-6 39分01秒 湘南 15 鍛代元気   
2-6 39分59秒 府中 13 渡邉知晃

 

難敵・府中に大勝

湘南ベルマーレは12月2(土)、3日(日)の神戸ミニセントラル(第27・28節)を連勝した。神戸へ足を伸ばせなかった僕は、湘南が初戦で府中アスレティックFCに大勝したことを知った段階で横澤アナリストプレーヤーに幾つかの質問事項をLINEで投げかけ、それに対して返ってきたのが以下の回答だ。その真髄は“モノマネではない、オリジナリティ”というべきものだろう。このある意味、挑発的な発言に耳を傾ける必要がある。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

チーム戦術と個人戦術の融合

Pivo! 難敵・府中戦の勝利おめでとうございます。プレーオフへ向けて貴重な勝利となったと思うが、プレーイングコーチとして今の率直な感想を聞かせてほしい。

横澤 ありがとうございます。今シーズンのわたしの役割は、戦略戦術と選手という、2つの仕事を務める、戦国時代で例えるなら「軍師」のようなものです。
軍師とは、軍中において、軍を指揮する君主や将軍の戦略・戦術の指揮を補佐する役割を務める存在で、孫武、諸葛亮孔明、司馬懿仲達、山本勘助、黒田官兵衛など多くの偉人がいます。
戦国時代とは異なり、殺生はありませんが、勝ち負けという結果があるという点では共通すると思います。昨年までは監督でしたので、上記の偉人を手本に頻繁に勉強させていただきました。
ですので、私の戦略・戦術の根本は、偉人の方々から得たもので構成されています。
今回の勝利については、プレーオフの枠を競う名古屋以外の5チームに属する対戦相手でしたので、とても貴重な勝利でした。

Pivo! これで府中に今季2勝1敗と勝ち越したわけだが、この試合にベルマーレはどんなゲームプランで臨んだのか。また目論見どおりの成果をあげたか。

横澤 今回用いている戦略・戦術は、Fリーグのほとんどのチームに共通する弱点を攻略するものです。
ヒントは、

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