無料記事:「勝ち越しているから行けるだろうという気持ちはないです」(岡山孝介監督・町田)[Fリーグプレーオフ準決勝](2018/1/16)
DUARIG Fリーグ2017/2018 プレーオフ準決勝
リーグ2位 ペスカドーラ町田 3-2 同3位 湘南ベルマーレ
2018年1月14日(日) 駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場 観客数:1,609人
[得点経過]
1-0 00分43秒 町田 99 森岡薫
2-0 06分15秒 町田 8 滝田学
2-1 17分03秒 湘南 21 浦上浩生
3-1 27分39秒 町田 22 ダニエル サカイ
3-2 38分24秒 湘南 44 本田真琉虎洲
以下はプレーオフ準決勝・ペスカドーラ町田の岡山孝介監督と森岡薫選手の記者会見と質疑応答となる。
まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤
試合を振り返って。
岡山孝介監督
「本当に全部出し切った試合でした。こういうタフな試合のなかでそういうプレーができる選手たちがほんとうにすごいなと思います。それ以外はあまり言うこともないですけど、あとはあるとすれば、本当に両チームのサポーターがすごくよい雰囲気を作ってくれて、そういう中でプレーできたことが、試合を盛り上げる一因になっているのではないかと思うのでほんとうに感謝しています。ただ、次はもっと厳しい試合が待っているので、そこに向けてしっかり練習から頑張っていきたいと思います」
森岡薫選手
「2日間のこういった試合というのは、ものすごく厳しい試合というのはわかっていましたし、どうしても決勝に立ちたいという気持ちが結果につながったと思います。1つ感じたことなのですが、今日のような会場の雰囲気が普段のリーグ戦からできていれば、レベルがもっと上がっていくと思いました。2-0と離していても、それ以上の点差がついてもおかしくないような試合をやってきましが、ああいう雰囲気だと向こうも負けられないですし、こっちも絶対に追いつかれたくないという雰囲気を作ってくれるサポーターの方がいて、盛り上がった試合になったと思うので、これがプレーオフだけではなく、決勝戦だけとかではなく、できれば、普段のリーグ戦でも地元のサポーターが盛り上げていくことで、リーグのレベルも、フットサルという競技も盛り上がっていくと感じました」
以下は質疑応答となる。
Q:立ち上がり、まさにここというところで勝負を仕掛けました。そのシーンを振り返ってください。
森岡:昨日の試合もそうですけど、ちょっと打つ怖さがあって、決勝に行きたい気持ちというか、それと会場の雰囲気、チケットを購入して来てくれている人、怪我をしている人を観にに来たいわけではないですと思いますし、怪我を感じさせたくないという気持ちもあったというのもありますし、本当に毎回のことなのですが、次の試合は出られなくなってもいいというような戦いをしているので、正直、自分の今の怪我のことも考えることなく振り切ってやろうという風に考えていました。何度かそういうシーンはありましたが、自分が得意としている形だったので、決まってよかったと自分でもホッとしています。
Q:2年連続のプレーオフファイナルの決勝進出となりました。リーグで名古屋に唯一勝ち越しているのが町田ですが、意気込みや勝算をお願いします。
岡山:勝ち越していますが、リーグを通しての成績がやはり1つの結果なので、そういう意味でも我々はチャレンジャーだと思うし、正直、もちろん勝つ力はあるが、勝ちに行きますが、リーグ戦もどちらに転んでもおかしくない展開でしたので、勝ち越しているから行けるだろうという気持ちはないですし、ほんとうにチャレンジャーのつもりで、昨日、今日みたいにタフに走り続けたいと思います。
森岡:僕はいままですべて決勝をやらしてもらっていますが、リーグ戦とプレーオフというのは別物だなと今回すごく感じましたし、そういう意味では、相手に対して、特別な思いはなく、決勝戦では勝ちたいという思いしかないので。今いるクラブはそろそろ優勝してもおかしくないと感じているので、できれば、優勝したいです。
Pivo!:試合が荒れた場面があった様にも見えました。再三ジェスチャーと言葉で「落ち着け!」というアプローチをしていた様に見えました。それ以外にコントロールするためにどのようなアプローチをされましたか?
岡山:タイムアウトを取ったり、ハーフタイムにはそういう話をしたりというのはあるし、あとはプレーのところで、湘南がそういうところで、悪い意味ではなく、フィジカルコンタクトを好むチームなのですが、うちはパスを回すのが好きで、それができるチームので、そこでいなすところはいなしたり、プレーの中で解決していました。ただ、そんなに、荒れたとは別は思っていません。相手もこっちも勝ちたいし、それがプレーオフだし、そんなに気にはなっていないですね。あんなもんじゃないですかね。行き過ぎないように話をして、みんな行き過ぎなかったし、という感じですね。
Pivo!:ブーイングを言われるのがお好きだと昔聞いたような気がしますが?今シーズンの湘南は特に雰囲気作りがうまく、そのなかでも今日はさらにテンションが高かったと思います。どういう気持ちで戦っていましたか?
森岡:ブーイングが好きな人はいないと思うんですけど・・・(笑)。もちろん、ブーイングを受けることで、「見返してやろう」とか、「どうだ」という気持ちもあります。でも、やはり海外とは違って、日本は相手同士をすごくリスペクトするすばらしい文化の中でやらせてもらえているのはあるので、ピッチの中で起こったことは外には持ち出さないし、乱闘騒ぎになることはないので、みんな少しは演じている部分はあるのかなと思います。少し審判に言ってみたり、相手に言ってみたり。でも、終わったあとは握手もするし、審判にも挨拶するし、面白くしている部分はあると思います。相手が嫌いだとか、クラシコと言われている試合だからという因縁もないですし、雰囲気がそうさせるという意味では、僕たちがこういった雰囲気のなかで試合をやることは、代表やっても、海外行ってもこういう雰囲気があって、あるいは、もっとひどいところはもっとひどいというのはあるので、それに慣れていくにはよい機会だと思いました。ほんとうに両サポーターにはほんとうににはすばらしい場所を作っていただいたこととしては、選手はそれなりの試合を見せないといけないという気持ちはあります。・・・ただ、ブーイングは好きじゃないです。