[RODA サルシューTRIAL with バディランツァーレ(関東リーグ2部)](2018/4/6)
貴重な練習の時間を割いて試履きをしてくれたバディランツァーレの皆さん。お疲れ様でした! 貴重な意見、ありがとうございました!!
今回試履きをしてもらったサルシューは、hummelアピカーレ、同ブランカーレ、ATHLETAファルカン、同ロドリゴ、MIZUNOモナルシーダ、同バサラの6タイプ。
高評価を得たサルシューは?
[RODA サルシューTRIAL] の第2回は3月12日、横浜・平沼体育館で行われたバディランツァーレ(関東リーグ2部)の夜間練習(21:00~23:00)にジョイントする形で開催させていただいた。今回も人気シューズ6タイプを所属選手にランダムに履いていただき、テスト項目ごとに、A(非常にいい)、B(いい)、C(普通)、D(やや悪い)、E(悪い)の5段階評価をしてもらった。その結果、競技系選手ならではのシビアな感想と評価を聞くことができたが、それを披露する前に、テスターのバディランツァーレを紹介しよう。
RODA新横浜店 http://www.e-page.co.jp/shop/6236/
まとめ◆デジタルピヴォ! 山下
TOPはいうに及ばずU-18、U-15、U-12、U-10を指揮する高橋明弘選手兼任監督(30歳)。
超攻撃的なチーム、バディランツァーレ
機が熟したらF2で大暴れを!!
1部、2部を問わず、関東フットサルリーグで特徴のあるチームといれば、バディランツァーレでとどめを刺す。とにかく、超攻撃的なチームなのだ。
「観ていておもしろい、やっておもしろいというのは、点が多く入る試合だと思うので、常にアグレッシブに戦うことを信条としております」
TOPチームを指揮する高橋明弘監督は、ズバリ、こういういい切る。
そのバディランツァーレが“誕生”したのは、2012年4月だった。「神奈川県リーグ2部のイージス鎌倉というチームに前代表の福山哲也氏と高橋がともに加入し、チーム名をランツァーレ川崎に変更」したのが始まり。「TOPチーム:No.3池田、No.8古川、No.11高橋、サテライトチーム:No.17見竹、No.19榛葉、運営・室伏」の6人が現在も創設メンバーとしてチームに所属している。超攻撃的な戦術は、「イージス鎌倉時代から基本的に変わっておりません。常にアグレッシブに戦う事を当時から信条としております」(高橋監督)。この日も、敵陣からのキックインを想定し、奪ってシュートを撃つメニューほかを入念にこなしていたが、最後の紅白戦と併せて、その激しさ、スピード感は、いかにもこのチームらしいと感心させられた。当然のことながら練習のこの厳しさがチームを支えている。
バディランツァーレが神奈川県リーグから関東2部に昇格を果たした2017シーズン、いきなり12チーム中4位という結果を出した。これはなかなかできることではない。監督にそう投げかけると、こういう答えが返ってきた。
「正直にいいますと、1年で関東1部に昇格するつもりだったので、全く満足しておりません。この1年での反省を生かし来年こそは関東1部に昇格したいと思います」
いやはや、どこまでも攻撃的だ。
話題のFリーグ・ディビジョン2(F2)については、「挑戦の可能性もあるかと思いますが、現在は申請等の予定はありません」としつつも、「将来的に環境が整えばF2への参入を考えていきたいと思います。まずは、様々なカテゴリー(TOP、U-18、U-15、U-12、U-10)の活動を通してフットサルを普及し、神奈川県のフットサルを盛り上げていきたいと考えております」としている。超攻撃的な戦う姿勢を表明しつつも、足元を固めて総合クラブを目指す姿勢は堅実そのもの。こんなチームにこそF2で大暴れしてほしいと願わずにはいられない。来季は関東1部チームとして、試履き、お願いします!!
バディランツァーレ https://www.facebook.com/lanzalea/
[練習&試履き風景]
これがトレーニングか!? と思うほど超シビアな練習風景を写真でご覧あれ! この中で試履きは行われたのだった!
[試履き開始!]
[MIZUNO モナルシーダ サラ プロ / 太田剛司選手(35歳)]前足部の足裏感、屈曲性、軽さに優れる一品
https://item.rakuten.co.jp/futsalshop-roda/q1ga171009/
「うちはゴレイロも足元が求められている」と足元の練習にも意欲的な太田選手。
◎太田選手のモナルシーダ評価
・フィット感:つま先 B、横幅 A、かかと A
・ソール:グリップ感 A、突き上げ感 A
・見た目:A
・カラー:A
・重さ:A
来季はモナルシーダを履いて関東1部昇格!
「モナルシーダの一番の評価ポイントは、薄さで、やっぱり、タッチのよさですね。フィット感もいいですよ。ワンサイズ小さいのも一個履いてみたんですけど、でも、自分のいつものサイズ、28.5cmでボール扱ったほうがタッチ感がいいですね。正確なパスができました。僕はゴレイロですけど、うちの戦術だとゴールに張り付かないので、結構前のほうで自分らでカットもするので、足元は求められていると思っていつも練習しています。
実は前回のRODAの試履き会でATHLETAのロドリゴを履かせてもらって購入もさせてもらったんですけど、去年1年間のシーズンを通してみたら、その前の年に神奈川(リーグ優勝を)取ったジンクスもあるんで、もう一回MIZUNOのモナルシーダに戻したらどうかなと思って、はい。結構似てる面もあって。今回履いてみたらよくて、ソールのグリップ感、突き上げ感とも『A』評価でした。
つま先は、ロドリゴに比べてトゥーキックにちょっと向かない気がしたので『B』にしましたが、僕の中で全体の評価は高いので、来季はモナルシーダを履いて、間違いなく関東1部昇格を果たします!」
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[hummel アピカーレIV /青木智浩選手(24歳)]
フィット感に優れたアピカーレ最新モデル!
https://item.rakuten.co.jp/futsalshop-roda/has5094-9032/
神奈川県1部エンカサから移籍した青木選手の武器はアピカーレIV。
◎青木選手のアピカーレIV評価
・フィット感:つま先 B、横幅 B、かかと B
・ソール:グリップ感 A、突き上げ感 B
・見た目:A
・カラー:A
・重さ:A
・値段:C
ソールが薄いのが合わない
「ぼくは今、hummelのアピカーレIVを履いてるんですが、MIZUNOのモナルシーダが気になっていたので、この機会に試履きをして両方を比較してみました。
モナルシーダの機能面の評価は次のとおりです。
・フィット感:つま先 A、横幅 A、かかと C
・ソール:グリップ感 B、突き上げ感 C
フィット感ではアピカーレを上回っている項目もありますが、アピカーレの全体のフィット感の印象は『A』です。
一番のポイントは、ソールの薄さの違いです。プレーした印象はアピカーレのほうが上です。足首が心配なので、アピカーレだと安心してプレーできます。
結論として、ソールが薄いのが合わないことがわかりました。しばらくアピカーレを使用します」
呉井(RODA新横浜店店長)談「試履きをすると高評価をされることが結構多いのがアピカーレなんです。買ったことがない方が履くとそのフィット感に驚く方が多いんです、その秘密はかかとのおさまりのよさとグリップ力。かかとはタイト目なのでかかとが緩むことは少なく、靴として安定感が生まれます。アウトソールのパナグリップと相まって非常に履き心地がいいのがアピカーレシリーズです」
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[MIZUNO バサラ 101 SALA / 古川将太郎選手(27歳)]「高速ターン」と「縦への推進力」に特化させたテクニック系シューズ!
https://item.rakuten.co.jp/futsalshop-roda/q1ga183045/
バサラを試履きして愛用するデスタッキのよさを改めて知った古川選手。
◎古川選手のシューズ評価
・フィット感:つま先 B、横 B、かかと D
・ソール:グリップ感 B、突き上げ感 D
・デザイン:B
・カラー(色調):B
・ウエイト:A
・プライス:B
デスタッキに比べてソールが薄すぎる
「現在履いているのはasicsのデスタッキですが、今回MIZUNOのバサラを試履してみて感じたのは、バサラはソールが薄い。薄すぎる。痛いし、突き上げが。それが実感です。もともとデスポルチとかペナルティーとか履いてたんですけど、ケガが多くて、ソールが薄いために。それがデスタッキにしてからケガがまったく減ったんで。
軽いのが履いてみたくて今回バサラを試履きしてみて、フィット感、ソールといった機能面で『A』評価はなかったですけど、ま、でも、足の形はフィットしたんで。だから、ソールだけ、インソール代えるのか、という手もあるかなと。でも、そうすると、軽さが意味なくなっちゃうんで。そこはどうなのかなって話ですね。だから、合えば軽さはいいです。
ほかにデスタッキを履いている身として気になったのは、(わざわざ愛用のデスタッキを改めて手に取ってくれて)シューレースの穴が、デスタッキはここ(上のほうまで)まで来てるんですよ。でもバサラはここ(約1個分下で)で止まっちゃってるんですね。なんで、ここまで締めれば足首までグッて締まるんですけど、バサラはそこがないんで。やっぱりそこが、シュート撃つために踏み込んだときにここがぶれる感じがしますね。ひと穴増えたほうが自分はありがたいですね」
呉井談「太田剛司選手もおっしゃったように、mizunoはボールタッチ感、薄さはフットサルシューズでもトップクラスです。古川選手のように安定感を求める選手には向かないかもしれません、それでいいんです 笑
mizunoのフットサルシューズは万人受けを狙うのではなく、10人いたら例え1人でも本当に満足して履いてもらえるようなコンセプトで作っているので、薄さ、軽さ、柔らかさを求める選手にオススメです。
逆に、古川選手のように、ケガをしがちだったりするような選手にはデスタッキはもってこいな1足だと思います」
夜型チームが練習後のミーティングに入ったときすでに“日付変更線”を超えていた。消灯後の体育館の前、駐車場のほのかな灯りの下で来季の確認だ。規律を遵守する男たちの姿がそこにあった。