[F2/トルエーラ柏]立ち上がりからすぐ分析に入って、“相手がこうだからこうやろう”と選手に伝えセットを柔軟に替えていくのが僕のやり方(高垣結監督)(2018/5/16)
「キックオフカンファレンスで他チームと顔を合わせたことでスイッチが入った」と語る高垣監督。
TAKAGAKI Yui
1985/5/10生まれ、広島県出身
フットサル歴
MFP SALSA→ペスカドーラ町田アスピランチ→広島F・DO
指導歴
サンフレッチェ広島ジュニア→サンフレッチェ備後ジュニアユース→広島F・DO→トルエーラ柏
・広島県選抜 男子
・広島県選抜 女子
資格
JFA公認フットサルB級ライセンス
JFA公認サッカーC級
キッズインストラクター
雷のような攻撃を! 痺れる試合を!
今シーズンからスタートするF2の全8チームが15日のキックオフカンファレンスで初めて顔を合わせた。その5日前、僕は千葉の柏をホームタウンとするトルエーラ柏のチーム練習を取材する機会を得た。
トルエーラ柏(TORUELA KASHIWA)のチーム名は、旧チームTOR+スペイン語で雷(trueno)+スペイン語で鷲(aguila)を合わせた造語。前身の柏イーグルスや柏TOR’82の歴史や伝統を忘れないようにとの思いを込めつつ、雷のような攻撃を! 痺(しび)れる試合を! という熱いメッセージが込められている。
そのトルエーラを率いるのが高垣結監督(33歳)。選手時代はゴレイロで、甲斐修侍・現ペスカドーラ町田代表の勧めで同チームのサテライト、アスピランチ(バイアーノ初代監督時代)に籍を置いたことがある。その広島出身の監督がどんな経緯からトルエーラの監督に就任したのか、練習前のインタビューはそこから始まった。
まとめ◆デジタルピヴォ! 山下
チーム練習のひとコマ(以下同)。とりかごから5:2のポゼッションゲームへと進化させたトレーニングメニュー。枠の外に2枚、ピッチ内に1枚のフリーマンを置きマイボールの瞬間5:2となる。
トランジションの意識づけを軸に練習メニューを構築
Pivo! さっそくだが、どういう経緯からトルエーラ柏の監督に就任することになったのか。
高垣 えーとですね。今までフットサルをずっとやってきていて、4年前に広島F・DOの選手から監督になったんですけど、ちょうど1年前にそのF・DOの監督を卒業して、で、せっかくやってきたんでもう少しやりたいというところで、たまたま、LEGIT(レジット)というフットサルブランドとつながりがあって。もう少しやりたんですがと打診をしたところ、トルエーラが指導者を探しているということで。奈須代表が、監督と代表の二足のわらじを履いてできる世界ではないので、奈須代表が考え抜いた結果、僕が監督に就任することになりました。
Pivo! 今日(5/10)は初めてチーム練習を見せていただくが、どこに主眼を置いているのか。
高垣 カップ戦(5/25開幕)とリーグ戦(6/30開幕)に向けて、メンバーをある程度固定し始めないといけない時期ですが、ケガとか体調不良、仕事の関係でなかなかメンバーがそろわないので、難しいんですけど。その中で、トランジション、攻守の切り替えのところの意識づけと、あとはフィニッシュのとこを今日はやっていきます。
Pivo! トランジションは現在のフットサルでは欠かせない重要な要素なのでいいところを押さえていると思う。ディフェンスはマンツーか、ゾーンか。
高垣 ディフェンスは基本的にはマンツーにしてるんですけど、プレッシャーのない状態とか余裕がある中では、受け渡し(ゾーン)のほうが疲労度は減るので、前は受け渡して、後ろはマンツー。あと、コートの場所によって、というのはやっています。
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