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無料記事[オーシャンカップ]「19番の和田は日本の武器になる選手」(F1・エスポラーダ北海道・小野寺隆彦監督)(2018/5/29)

就任10年目を迎えた小野寺隆彦監督。試合を前にカメラに向かって笑顔を見せていた。

 

sfida Fリーグオーシャンカップ2018 1回戦
トルエーラ柏 2-2(PK1-3) エスポラーダ北海道

2018年5月25日(金) アリーナ立川立飛 観客数:207人
[得点経過]
0-1  00分20秒 エスポラーダ北海道 9 十川祐樹
0-2 06分02秒 エスポラーダ北海道 15 津川暢彰 
1-2 09分26秒 トルエーラ柏 5 碓井雅貴 
2-2 20分24秒 トルエーラ柏 6 石田雄太郎

 

勝利したものの重苦しい雰囲気の中で行われたエスポラーダ北海道の記者会見。Fリーグ参入時から監督を続けて10年目の小野寺隆彦監督(2009年~)だが、彼の口をついて出たのはチームの厳しい実情だった。その中で唯一明るい話題は新人の活躍で、「日本の武器になる」とまでいい切った。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

▪️記者会見
(試合を振り返って)
非常に苦しいチーム状況であることは間違いない

小野寺隆彦監督 F1のチームとしてしっかりと結果を出さないといけない中で、正直もう少し得点を獲って、うちの失点も最少失点ぐらいで収めなければいけないゲームだなとは思いましたが、ま、ちょっと、まだまだ力不足というところは当然あります。ただギリギリ耐え抜いた結果勝利を手にしたというのは収穫なのかなと思いたいところです。ただ残念ながらこれがF1のチームの中でリーグ戦を戦っていけるのかと考えると、非常に苦しいチーム状況であることは間違いないです。もちろん明日のすみだ戦に全力を尽くしてどれだけ戦えるのかというのもひとつのポイントとなってくるので。厳しい状況というのは今シーズンが始まった段階ですでにわかっていることだったので。でも、この中で、選手たちを本当に褒めてあげながら前向きに進んでいけたらと思っています。

 

キャプテンの三浦拓選手はPK戦でチームを勝利に導くビッグセーブを見せた。

 

三浦拓キャプテン 相手はF2のチームだったんですけど、今年は目の前の敵に勝ちにいくっていうことを目指してやっているので、勝ったことは最低限よかったかなと思います。僕自身はいい形で試合に入れたんですけど、大事なところで失点してしまったので、そこは個人として改善点かなと思います。チームとしてはそこでモチベーションを下げずに勝ち切れたってことは収穫だったのかなと思います。 

 

18歳の新人、♯19和田がPK戦のトップバッターに起用され監督の期待に応えてみせた。

 

(質疑応答)
PKは止めたけどまだ自分に合格点は与えられない

Q 新人の19番の和田拳斗選手を水上選手たちと同じセットで出しているが彼に対する評価を。

小野寺 彼の特徴は左足だっていうところですし、十川と2枚そろったところは大きいかなと思います。高卒の選手ですが、パンチ力がしっかりあるので。枠にしっかりボールが飛ぶようになれば先輩方よりいいシュートを撃てたりしますんで。今後、日本の武器になる可能性があるんじゃないかというふうにわたしは考えていて。それ故に使い続ける価値のある選手と思って使いました。

Q 三浦選手、PKをひとつ止めたが、あれはイメージどおりだったか。

三浦 止めるべくして止めた感覚だが、1本目は正直、右に来ると思いながら読みを変えてしまってやられたので。僕自身、アジアインドアに行って最後PKを決められたっていう苦い経験があるので、そこは常に頭の中に入れていて、PKはもう負けたくないですし。ピッチで結果を出さなといけないと思いますし。今日はPKは1本止めましたけど、まだまだ合格点は与えられないかなと思います。

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