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[F2第3節]Y.S.C.C.横浜、首位陥落! 「ホーム2戦で大勝し高くなっていた鼻をへし折られた試合だったと思います」(宿本諒太・横浜キャプテン)(2018/7/30)

会見に臨んだ前田監督(右)と宿本キャプテン。会見が終わって帰り際、前田監督は「次を見ててください!」といった。この敗戦が監督の負けん気に火をつけたようだ。

 

後半、エキサイトしすぎたかレフェリーから注意を受けるシーンも。

 

Fリーグ2018/2019 ディビジョン2  第3節
トルエーラ柏 3-2 Y.S.C.C.横浜 
2018年7月28日(土) 柏市中央体育館 観客数:277人
[得点経過]
1-0 01分27秒 トルエーラ柏 28 川瀬大地
2-0 09分01秒 トルエーラ柏 28 川瀬大地
2-1 13分36秒 Y.S.C.C.横浜 11 滝沢拓也
3-1 26分46秒 トルエーラ柏 5 碓井雅貴
3-2 27分51秒 Y.S.C.C.横浜 11 滝沢拓也

 

ボアルース長野に首位の座を譲る結果に

試合はやってみなければわからないと、つくづく思う。
開幕節・ポルセイド浜田戦が15-2、第2節・ヴィンセドール白山戦が10-4と開幕2戦を大勝したY.S.C.C.横浜が首位でトルエーラ柏のホームに乗り込んできた。そして前評判どおり圧倒的な攻撃力を発揮したが、柏に終始リードを許したまま初めての苦杯をなめた。そればかりか、開幕3連勝したボアルース長野に首位の座を譲る結果となり、勝って2連勝とした柏は優勝戦線に食らいつきリーグを一段とおもしろくした。横浜の敗因はどこにあったのか、監督とキャプテンのコメントに耳を傾けよう。
http://www.fleague.jp/score2/teamrank.html

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

▪️記者会見
(試合を振り返って)
前田佳宏Y.S.C.C.横浜監督
前半ミスから失点して流れを持っていかれた

「えー、まあ、まず最初に正直、悔しいです。全体の流れというのは正直、今整理できてない部分があるんですけど、すべては前半にあったかなと。で、ミスから失点してしまって、ちょっと流れを向こうに持ってかれてしまって。実際、失点がかさんで。1個獲り返したんですけど、前半でもう1個獲れてれば、流れは大きく変わったのかなと、とは思います。実際そういう場面はたくさんあったので。

で、正直、今まで1戦、2戦と大勝することができて。もうちょっと自分も失点したときにチーム全体にがバタつくのかなと思ったんですけど、意外とハーフタイムとかバタつくことなく、なんならこの点差を楽しんでいこうという形で後半に入れたんで。後半の流れを見てもらえばわかるとおりですけど、ま、正直、点数が入っていないので、何いってんだっていわれちゃうかもしれないですけど、観てるお客さんたちは楽しい展開にはなったかなと思います。次節もアウェーになるので、次節は是非とも勝ちきって、その次の平沼でやるホームに帰ってきたいと思ってます。ありがとうございました」

 

宿本諒太Y.S.C.C.横浜キャプテン
柏の最後のゴール前での粘りを突破できなかった

「まだまだなんだなというのを改めて思い知らされるゲームになったかなというふうに(思います)。ホームで2戦やって結果も大勝ということで、どこかで高くなっていた鼻をへし折られたというか、えー、何か、負けるべくして負けたのかなというふうに思って今います。実際やってて、2点先行されて、先行のされ方もちょっと、正直、チープなところでやられてしまって、そこも僕らの弱さです。

ただ、そこから獲り返せるなというふうにも選手たちで話していましたし、ポジティブな感触を持ちながら40分やっていたんですけども、やっぱり、柏さんの最後のゴール前での粘り、ゴレイロのセービングを突破できない、気持ちの部分だけじゃなくて技術の部分、僕らのもっと崩し方だったりとか、そういったところも工夫していかなければいけない、っていうふうに感じて、非常に悔しい敗戦です。

ただ、負けて悔しい気持ちもあるんですけども、初めてのアウェーで、“あ、こういうふうになるんだ”って思えたんで、あまりネガティブではなくて、次にいかせる負け、次、広島に行くんですけども、広島のときも多分今日よりも気持ちの中で準備できたうえで戦っていけると思うので、チームとしてはいい経験になったかなというふうに思ってるんで、明日からまた足元を見てやっていきたいと思ってます。以上です」

 

(質疑応答)
柏がホームで“やってやろう!”っていうのをすごく感じた

Pivo! 見てる限り、気持ちの差なのかなと感じた。柏はホーム開幕節で手痛い敗戦をしているが、それを糧にして前節、デウソンに勝って、迎えたホーム2戦目、正直、柏がこんなにいい試合をするとは思ってなかったが、それもこれも気持ちで横浜を上回った結果と思っているがそれについてはどうか。

前田 宿本もいったんですけど、やっぱりどこかで流れよく勝っていたので、そんなに自分たちが気持ち的に劣っていたとはあまり思わないんですけども、ただ、失点してしまったときとかのもう一個ばん回する力とか、そういうところは、もうひとつ僕は成長していかなきゃいけないところだと、それは僕も思っていて。選手もこのまま信じてやっていって、どこかで失点してしまったときに不安になっている選手も、多分ミスをした当該の選手は特に、“オレはこのままでいいのか!?”っていうのもあったと思うんで。その辺は自分がもっとサポートしてあげればもっともっとよくなるかなと思います。ただ、柏さんもホームで自分たちが“やってやろう!”っていうのは、やはり、すごく感じたので。逆に僕らが(ホームの)平沼のときはやはり後押しがあるんで、相手チームはこういうふうに感じるんだっていうふうに強く感じたので、次のアウェーの試合のときは、やはり、もう少し入り方を考えてトライしたいなとは思ってます。

Pivo! 後半残り3分を切ったところでパワープレーに入った。横浜は開幕2戦を大勝しているのでパワープレーは初めてか。

前田 いえ、自分たちは2試合ともパワープレーをやってます。

Pivo! リードを保ち相手の時間を削るために?

前田 はい。

Pivo! ゴレイロ役の11番の選手が1番の正ゴレイロと相手ボールになったときに交代していないから、やり慣れていないのかと思っていたが。

前田 (11番の)滝沢はあの身長(178cm)でキーパーもそこそこやるんで。あとは、それよりもこっちの展開にして点数を獲るっていう感じで。正直キーパーを替えてる時間も惜しかったというのがありました。

Q 先ほど監督からミスして失点したときに不安になっている選手もいたという話があったが、選手としては追いかける展開をどう受け止めていたか。

宿本 そうですね、特に落ちることもなく。どこか獲り返せる感触があったので、ゴール前に迫れていましたし、チャンスもうちのほうが明らかに多かったというところで。なので、選手の中でもそんなにネガティブなことはなく。ただ、そんなことを繰り返していく間に、後半10分過ぎたあたりから僕らもさすがに焦りが出てきましたけども、それでも1点返して、で、パワープレーで1点とかというところまで見えてたんで、すごく落ち着いてたし、楽しめていたし。逆に、そこで焦りをプラスに代えたほうがいい、というくらい落ち着いてしまっていた部分もあったというふうな感覚でした。

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